こんにちは、キャットシッターにゃんコロネです。
自分の愛猫には、いつまでも可愛い姿でいてほしいもの。癒しと安らぎを与えてくれる大切な家族なので、そう思うのは当たり前のことです。そのために大切なのは、猫を太らせずに理想の体型をキープしてあげること。
ブクブク太ったおデブ猫だと見るからに不健康だし、可愛さも半減します。猫を太らせないためにできること、そして理想の体型を作るための簡単な方法を紹介します。
目次
猫には太りやすくなる時期がある
猫は成長していくにつれ、体重がグングン増えて太りやすくなる3つの時期があります。このポイントに気が付かずにいると、猫を肥満体質にしてしまい、過酷なダイエットをしないといけなくなってしまうのです。
生後3週間が過ぎた頃
初めてやってくる猫が太りやすいタイミングが、生まれてから3週間ほど経過したとき。ご経験があればイメージしやすいですが、この時期になると母猫からの母乳だけでは物足りなさを感じるので、離乳食を食べるようになるのです。
これまでは母乳やミルクだけしか飲むことができなかったのに、愛猫が「食べる」という行為をするのです。この可愛らしい姿を姿を飼い主さんは目の当たりにしますよね。
愛猫が首をグイっと伸ばして口を開ける。「ニャーン…」と母性をくすぐる鳴き声を上げながら、飼い主さんにご飯をおねだり。この光景、もう断ることはできないですよね。
この姿をもっと見たいがために甘やかしてしまい、必要以上にご飯を食べさせる。何より危険なのは、猫はこれから本格的に成長する時期だということです。
猫はこの時期に食べるご飯の量が基準になるので、これからの生活で間違いなくたくさんのキャットフードを食べないとお腹が満たされなくなってしまうのです。
生後1年が過ぎた頃
猫は生まれて1年が経過すると、ほぼ確実に性成熟しています。まだまだ小さく見えても、1人前の立派な成猫の仲間入りを果たすころです。体重もこれ以上はあまり増えることはありません。
ここで注意したいのは猫ではなく、飼い主さんの猫に対する関心です。1年一緒に暮らすと可愛らしさを感じてはいても、別のことを優先してしまいがちになります。新婚のときはパートナーに夢中でも、長く生活を共にするとマンネリ化することに似ています。
猫と一緒に遊ぶ時間が減ってしまい、運動量が少なくなる。するとキャットフードから摂取したカロリーを消費する機会もなくなってしまうのです。
それでも毎日、一定の量のキャットフードを食べるので太りやすくなってしまうのです。運動不足、コミュニケーション不足が招く肥満になりやすい時期が生後1年くらいの頃なのです。
8歳を超えた頃
猫は私たちと年齢の重ね方が違うので、8歳を超えれば立派なシニアの仲間入りを果たします。加齢により足腰の筋力が衰え始めて、今までは簡単にこなすことができた動作も徐々に体力が持たなくなり、運動量が激減するのです。
また、キャットフードの量も成猫のときより減らしてあげる必要があるのですが、これに気が付かずにいつも通りの食事量でいるケースが多いのです。
運動量は成猫と比べて激減しているので、これでは食べ過ぎであっという間にお腹がたるみ、肥満になります。消化しきれないものは身体に脂肪として残るので、大変太りやすい時期なのです。
猫に食べさせる食事の量は、こちらの記事に詳しく紹介しているので参考にしてみましょう。
猫を太らせてしまう5つの原因

先ほど紹介した3つの時期以外にも、猫を太らせてしまうポイントがあります。これをしっかりと覚えておき、愛猫を理想の体型に維持できるようにしましょう。
不妊、去勢手術のあと
猫が不妊や去勢手術を受けると、一般的に代謝が悪くなることが知られています。愛猫がしっかりと運動をして、カロリーを消費しているかどうかをチェックする必要があります。
盗み食いやつまみ食い
猫が盗み食いやつまみ食いをすると、本来必要以上のカロリーを摂取させることになります。肥満の原因を作りやすいので要注意です。また、思わぬものを誤飲させる原因にもなり、とても危険なこと。
餌を出しっぱなしにする、私たちの食事を猫に与えるということはしないようにしましょう。とくに私たちの食事は猫からすると高カロリーなだけでなく、塩分も強めです。
盗み食いやつまみ食いを防止する対策も忘れずに行うといいです。対策の仕方はこちらの記事に詳しく乗せているので参考にしましょう。
おやつの与え過ぎ
猫を躾けるときやご褒美におやつを与える機会も多いはず。ただ、猫が喜ぶからと言って欲しがるままに与えるとあっという間に太らせてしまうのです。
おやつはカロリー0ではありません。1日に必要なカロリーを把握しておき、与えた分はキャットフードの量を減らすなどの調整が必要なのです。
運動させる環境が整っていない
思いっきり運動させる環境がないというのも太らせてしまう要因です。野生の猫は狩りによって身体を動かし、過酷な世界を生き抜いているからこそスマートな体型を維持しています。
室内で暮らす猫にとって、「遊びは狩りと同じ」こと。十分に遊ばせる室内環境を整えることも大切です。
ストレスを与えている
猫がストレスを感じると、自分の住家に引きこもるようになり、全く動こうとしなくなることがあります。食べた分のエネルギーを消費することができなくなり、肥満気味になることも。
のびのびと生活させることも猫を太らせないために大切なことなのです。次のようなものはストレスの原因になりやすいので注意するといいです。
猫のストレスになりやすいもの
- 同居猫ばかり可愛がる
- 引越しをして生活環境を変える
- 静かな場所がなく、いつも騒がしい
- 煙草やアロマなど、嫌いな匂いがする
- 猫に過度なスキンシップを取っている
猫の適正体重を知っておこう

猫の年齢ごとに体重早見表を作ったので、飼い主さんの愛猫が適正体重かどうかをチェックしてみましょう。下の表の体重よりも重たければ、肥満を改善する必要も出てきます。
ただ、体重が7kg以上になる猫や、品種、性別によって違いはあるので、あくまで太り過ぎていないかの目安として考えます。
産まれたて | 100gから120g |
2週間 | 250gから300g |
1か月 | 500g |
2か月 | 1kg |
3か月 | 1.5kg |
6か月 | 2.5kgから3kg |
1歳以上 | 3.5kgから4.5kg |
また、太り過ぎていないかどうかは、体重だけではなく体型からも判断することができます。こちらの記事に詳しく紹介しています。
猫が太ったときのダイエット方法
もしも愛猫が丸々と太ってしまい、見るからに重たそうな身体つきになってしまったらダイエットをさせてあげたいですよね。肥満体質は、思わぬ病気の原因になるので早めの対策が欠かせないのです。
そこで、いざという時のために正しいダイエットの知識も知っておきましょう。基本的にはキャットフードとたくさんの運動で解消していきます。
いきなり「ダイエットをしよう!」と意気込むと猫のストレスになることが多いので、様子を見ながらペースを調節してあげます。
猫の正しいダイエットの知識
1、食事の回数を増やす
1回に食べさせるキャットフードの量を減らし、小分けにして回数を増やします。内臓への負担が減るので脂肪がつきにくく、消化がスムーズになります。
2、運動後に餌を与える
カロリーを消費してからご飯を食べることで、本来の猫の生態に近づかせる方法です。キャットタワーの上に餌を置いたり、飼い主さんが遊んであげた後にご飯を食べさせましょう。
猫のダイエットについて詳しい方法は、こちらの記事に紹介しています。もしもダイエットの必要が出てきたら、是非一読してみてください。
猫を太らせないための環境作り

ここからは猫を太らせないための方法を紹介します。まず第一に考えるべきなのは、猫が運動するスペースを十分に作ってあげることです。
つまり「遊べる環境づくり」が太らせないための最大のコツ。とくに重要なのは、上下運動ができることと、動きまわれる空間作り。どのようにすればいいのかをお伝えします。
キャットタワーを必ず設置する
猫の上下運動で欠かすことができないものがキャットタワーです。すでにお部屋に設置してある飼い主さんも多いのではないでしょうか。もしも設置していなければ、太らせないために重要なものなので、必ず用意しておきましょう。
置き場所がなければ家具の配置を工夫して、昇り降りができる空間を作れるようにしておきましょう。

上下運動はジャンプしたり飛びつくことで、身体の柔軟性を養うことができ、何より運動量も大きいです。猫の理想の体型をキープして、太らせないために大切です。
キャットタワーの重要性について、こちらの記事にも詳しく紹介しています。
キャットタワーはいつから必要?猫へのおすすめは?選び方と種類を比較>>
はしゃぎ回れる空間を作る
上下運動と同じくらい大切ことが、猫が思いっきり走り回れる広々としたスペース。狭い空間ではどうしても思いっきり遊ぶことができないので、運動量が減る傾向にあります。
動きも単調になってしまい、複雑な動作をこなすことができない身体になって、老化を早めてしまうのです。太らせないためには、いつまでも若々しい肉体を保つ必要があります。
猫が老化すると代謝が悪くなってしまうので、運動できる空間作りを心がけましょう。猫のための空間作りはこちらの記事にも詳しく紹介しています。
飼い主さんとの遊びを取り入れる
猫を太らせないためには、魅力的な空間を作るだけではいけません。そのスペースを利用して、飼い主さんとの遊びの時間を十分に確保しましょう。
1人だけで遊ぶよりも、たくさんのエネルギーを消費することができるので、太りにくくなるのです。遊び方は猫が興味を持つものなら何でも大丈夫。
猫が興味を持つもの
猫じゃらし、ボール、おもちゃ、ぬいぐるみ、長い紐など
遊ぶ時間も長くやる必要はなく、1日に10分~15分で問題ありません。食事のカロリーをたくさん消費させることで、体型の維持につながります。
遊ぶときのコツ、楽に遊ばせる方法も紹介しているので、是非読んでみてください。
猫とのスキンシップは体型に影響を与える

猫を太らせないために意外に思うことが、飼い主さんと愛猫とのスキンシップです。実はこれがとても大切だったりします。なぜならコミュニケーション不足は、猫を無気力で無感動な性格に変化させてしまうから。
猫との3種類のコミュニケーション
- 撫でる、抱っこする、遊ぶなどの直接的なもの
- 躾ける、褒める、叱るなどの行動で示すもの
- 耳掃除、歯磨き、ブラッシングなどのケア的なもの
これらが不足していると、普通の猫なら必ず興味を示す面白いものにも反応しなくなり、活発さを無くしてしまうのです。ぐうたらに過ごし、飼い主さんから与えられるキャットフードの時間だけを楽しみに生活している状態です。
何にも興味を示さず、寝ているばかり。カロリーを消費しないので、みるみるうちに風船のような体型に。
適切なスキンシップを毎日とることで、猫は子供のような無邪気さをいつまでも忘れずに可愛らしく育ちます。
たくさん動きまわり、目に入る面白いものに飛びつき、飼い主さんとも一緒にたくさん遊びます。これらは良い運動になり、太らないために大切なこと。
飼い主さんが外出している時間でも、好奇心旺盛な性格なら1人遊びで退屈をしのぎます。愛猫とたくさんスキンシップをして愛情を与えることで、太りにくくい性格にすることができるのです。
猫を太らせないためのキャットフード

愛猫を太らせないために最も大切になるのは、毎日食べさせるキャットフード選び。理想の体型を維持するためには、カロリーコントロールが欠かせないのです。
そこで、どのようなキャットフードにすれば太らないのかを紹介します。
低カロリーで低炭水化物のもの
炭水化物がたくさん入ったキャットフードは、それだけで肥満の原因を作ります。お腹もタプタプになり、体重も増えやすいのです。ゆるゆるのお腹では素早い機敏な動きができず、輝きも半減。
猫が持つせっかくの可愛い魅力を十分に引き出せていないのです。そこで大切になるのが、動物性たんぱく質がメインになっており、カロリーを抑えたキャットフードです。
お店で販売されている市販のものでは、動物性たんぱく質が中心になっているのは良いですが、低カロリーが実現できていません。
私がキャットシッターとしておすすめするのは、プレミアムと呼ばれるグレインフリーを実現させたもの。低炭水化物に作られており、消化にもやさしいので太りにくいのです。
こちらにプレミアムキャットフードを比較しているので、どれが良いか選んでみましょう。
キャットフードを徹底比較!キャットシッターによるおすすめランキング>>
この中でも私が愛猫に食べさせているのは、「モグニャン」というキャットフード。低カロリーになるように原料が調節されているので、お腹いっぱいに食べても太りにくい。
さらに猫の大好物である白身魚が主原料なので、動物性たんぱく質もたっぷりなのです。もちろん穀物も使われていないので、消化にもやさしいのが特徴。
これは、とても食いつきが良かったです。袋を開けた途端に香りに反応。毛玉のケアもできるところがとても気に入っています。
愛猫のスタイル維持をしたいという飼い主さんに是非お試ししてみてほしいです。

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食物繊維が取れるもの
猫は穀物類を消化することができない動物として有名です。消化に悪い穀物類は便通に影響を与えるので、下痢や軟便、ときには嘔吐することも。そのため体重が不安定になりやすいです。
これによって太る猫もいれば痩せる猫もいます。どちらであっても身体に大きな負担をかけてしまうので、とても可哀想な状態ですよね。そこで役に立つのが食物繊維なのです。
整腸作用があるので、適度な量を与えることで健康にも体型維持にも欠かせない栄養分になります。ただ、食物繊維が原料に入っているだけではなく、添加物や穀物類が使われていない猫の身体にやさしい無添加のキャットフードを選ぶようにしましょう。
もちろん食物繊維の取り過ぎは、反対に身体の調子を崩しますが、正しい量の食物繊維は便通に悩まされることがなくなるので、適正体重を維持しやすいのです。
最後に
猫との長い生活の中には、太らせて肥満体質になりやすい多くのポイントがあります。これを知らずにいると、いつの間にか体重が増えてダイエットが必要になっていることも。
太らせないために大切なことは、適切な環境と正しいキャットフードを与えることです。特に猫は年齢を重ねるほど太りやすくなるので、普段食べさせるキャットフードには要注意。
正しいカロリー量を守り、たくさん遊べる環境を作ることで、猫を太らせないことができるのです。スリムで可愛い体型が崩れないように、飼い主さんもできることをやってあげましょう。
- 愛猫の体臭でお部屋の臭いが気になる…
- 排泄物の臭いが部屋の中に充満…
- 発情期のスプレー行為で悪臭だらけ…
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