こんにちは、にゃんコロネです。
猫の困った行動の上位にもあがること。それが「盗み食い」や「つまみ食い」です。傍から見ている分にはすごく可愛らしいことですが、飼い主さんからすると頭を悩まされる行為です。キャットフードならまだいいですが、私たちのご飯を盗み食い、つまみ食いするのは猫の身体にも悪影響を与えるので困ってしまいます。
私も猫と一緒の暮らしで困っていたことがあります。ただ、猫の盗み食いやつまみ食いのしつけは意外と簡単にすることができます。私も実践している対策方法を紹介するので、ぜひ実践してみてください。
目次
猫が盗み食いやつまみ食いをする理由
キャットフードはしっかり食べさせているのに、盗み食いやつまみ食いに悩む飼い主さんはとても多いです。何が原因で愛猫がこんな行為をするのかを紹介します。理由を知っておけば対策もしやすくなります。
お腹が空いている
単純にお腹が空いていれば空腹感を満たすために、盗み食いやつまみ食いもします。ご飯の時間が遅れたり、自分はまだ餌を食べていないのに飼い主さんがおいしそうに食べている姿を見ると、いてもたってもいられない食いしん坊の猫は多いです。
最近では飼い主さんが忙しくても、自動給餌器などで決まった時間にキャットフードを食べさせることができるので、空腹感が原因であれば簡単に対策できます。
人の食べ物に興味を持っている
わざわざ猫がテーブルの上に登ってきて、食べ物を品定めするようにクンクンと匂いを嗅いでパクッと口の中に。飼い主さんがご飯を食べているとき、キッチンで料理をしているときにおいしそうな香りが漂うと、たとえお腹が空いていなくても本能的に興味を持ちます。
餌を食べた後でも、目の前にある興味と誘惑には勝てないのです。また、飼い主さんの食事中や料理中だと、愛猫もかまってもらえないので寂しい気持ちも感じています。自分に飼い主さんの興味を集めようと考えている可愛らしい性格の子もいます。
キャットフードの栄養が不足している
猫は本来必要な栄養が不足していると、それを補おうとする本能が働きます。それが私たちの食事に向かうことは多いです。私たちの食事は猫にとって塩分が強すぎますが、たんぱく質や炭水化物、脂質、ミネラル分などがとても豊富。猫からすると「栄養が足りないから、もっと食べさせて!」といった気持ちです。
時には食べ物だけじゃなくて、布やティッシュに含まれる繊維質を欲しがっていることもあります。これらは食べ物ではないので、誤飲しないような対策が必要です。心当たりがある飼い主さんは、下記の2つの記事を紹介するので読んでみてください。
猫にとって必要な栄養は私たちとは違うので、栄養バランスが整ったキャットフードを食べさせているかどうかを確認してみましょう。
ストレスを抱え過食症になっている
経験がある人も多いかもしれませんが、私たちでも過度なストレスにより暴飲暴食に走ってしまうことがありますよね。猫も同じように、ストレスにより同じような行為をすることがあります。それが盗み食いやつまみ食いとなって現れるのです。
ストレスが問題になっているときの特徴として、歯ごたえがあるものを盗み食いしようとする傾向が強いです。人の食べ物は咀嚼しないと飲み込むことが難しいので、特に盗み食いやつまみ食いの対象にされやすいです。噛むことによってストレスを発散させようという気持ちが隠れています。
キャットフードに満足していない
私たちが想像している以上に猫は美食家で、キャットフードにも並々ならぬこだわりがあります。ただ勘違いしてはいけないのが、「味」ではなく「香り」にうるさい動物です。そのため、毎日食べるキャットフードに不満があると、良い香りが漂う人間の食事を食べたいという欲求が出てくるのです。
飼い主さんに気が付かれないように、こっそりと食べる子もいれば、堂々と目の前でパクッとつまみ食いする子もいます。愛猫の胃袋を満足させられる栄養豊富で質が良いものを食べさせましょう。
猫の盗み食いやつまみ食いは危険な行為
猫がイタズラ心で盗み食いをする姿は頭を悩ませはしても可愛いもの。ついつい許してしまいがちですが、しっかりと対策をしないと実はとても危険なんです。
下痢を起こしやすい
私たちには大丈夫でも、猫の身体に合わない食べ物がたくさんあります。中にはお腹を壊してしまい、下痢や軟便の原因になることも。元気に育っている猫の健康をおびやかすことなので注意が必要です。排泄物もお尻周りに付きやすく不衛生になるし、排泄物も異臭を放つようになります。私たちが飲む牛乳などに注意が必要です。
中毒症状になることがある
私たちが食べるもの多くの食材は、猫に危険なものがたくさんあります。下痢もそうですが、嘔吐や痙攣、めまい、ひどいときは命を落とすほど危険な食材も。心臓や腎臓への負担が大きい食材もたくさんあるので、盗み食いやつまみ食いには本当に注意が必要なのです。こちらの記事に詳しく紹介しているので、読んでみて下さい。
猫に危険な人間の食べ物
ネギ類、生のお肉、チョコレート、生卵の白身、生の青味魚、牛乳などの乳製品、アワビ、サザエ、イカ、タコ、香辛料、アルコール類、練り物など
もしもこれらをつまみ食いしようとしたら、強引にでも止めないと危険なことがあります。十分に気を付けてくださいね。
肥満や糖尿病の危険がある
注意が必要なのは過度な炭水化物です。私たちだとメインのエネルギー源となるので重要な栄養素ですが、猫のエネルギー源となるのは動物性たんぱく質です。ご飯やパンなどの炭水化物は不要な糖質なので肥満になりやすく、糖尿病の危険もあるのです。また脂質が多い食べ物も、肝臓に余計な負担をかけるので肥満の原因になりやすいです。
尿結石などに悩まされる
練り物系の食べ物は猫も興味を持ちやすく、盗み食いやつまみ食いの対象にされやすいですが、これが尿結石などのリスクを高めてしまいます。マグネシウムなどのミネラル分がたくさん含まれているので結石になりやすいのです。
キャットフードであれば必要な量が調整されているので大丈夫ですが、プラスアルファで食べてしまうと愛猫を苦しませることになります。猫はそんなことは分からないので、必ず飼い主さんが盗み食いの対策をしなければいけません。
猫の盗み食いやつまみ食いの対策方法
ここからは猫の盗み食いやつまみ食いに悩んだときに効果的な対策方法を紹介します。キャットフードをつまみ食いするだけならまだいいですが、私たちの食事を食べようとするのは危険です。愛猫の身体を守るためにも、しっかりと実践しましょう。
キャットフードを別室で食べさせる
ワンルームだと難しいやり方ですが、人と猫の食事の空間を切り分けるのは非常に効果的です。私たちが食べているときにテーブルの上に登られることもないし、何より盗み食いやつまみ食いの起こりようがありません。多くの飼い主さんが実践している対策方法で、私も試したことがあります。
ばれないようにこっそり人間の食べ物に手を出してしまう猫の場合におすすめ。思い切って割り切り、別室に移動させて対策しましょう。ただ、1人暮らしだと愛猫とのご飯の時間はかけがえのないもの。その場合には別の対策方法を講じてみましょう。
先に猫にご飯を食べさせる
愛猫のお腹が満たされていても私たちの食事に興味を持ってしまいますが、食べる可能性はグンと減らすことができます。なので、お腹いっぱいの状態にするために、先に愛猫にキャットフードを食べさせておくと良いです。そのあとに飼い主さんが食事の時間を楽しむようにすれば解決します。
猫も家族の一員なので一緒に食べたいという気持ちも出てきますが、しっかりとしつけることができるまでは、なるべく食事の時間をずらして対策することをおすすめします。
ガムテープを張っておく
猫が私たちの食事中に近寄らないように、周囲にガムテープなどを貼っておくというのも対策方法の1つ。猫が食事に手を出そうとしてテーブルに登ろうとしたらガムテープが足にくっつくようにしておけば大丈夫です。
肉球部分がベタベタするのを嫌う動物なので効果てきめん。テーブルに登ると嫌なことがあると認識させる方法です。登ってほしくない場所、入ってほしくない場所にもおすすめで、10回もくり返せば覚えてくれます。
注意点として、しつけにはとてもよいやり方ですが、肉球ではなく身体にくっついて剥がすときに痛い思いをさせてしまわないように気を付けましょう。
猫の手が届かないところに保管
猫は意外と器用で、戸棚や引出しを簡単に開けることができます。キャットフードの盗み食い、私たちの食べ物のつまみ食いに悩んだら、猫の手が届かないところにしまっておきましょう。扉にストッパーをつけたり、鍵付きの戸棚があると便利です。これだと手が出せないので、完璧に盗み食いとつまみ食いの対策ができます。
盗み食いとつまみ食いをしつける方法
悩んだときは、紹介したように簡単にできる対策方法を実践して、その後にしつけをしていきます。猫も何とか口にしようと知恵を働かせるので、いけないことだと認識させていきましょう。
空っぽのキャットフード袋を見せる
戸棚にしまってあるキャットフードや食べ物を狙う猫には、敢えて保管場所の側に空っぽのキャットフードの袋だけを置いておきます。猫にも理解する力は備わっていて、ココを探しても食べるものがないということを学習させるのが良いです。また、ゴミ箱の中をゴソゴソと物色する猫には、蓋つきのゴミ箱にすることで衛生的に対策できます。
霧吹きを使ってしつける
霧吹きを使うのはとても効果的なしつけの方法で、盗み食いやつまみ食いにも効力を発揮します。やり方はとても簡単で、何かを食べようとしてテーブルに登ろうとしたときに、霧吹きでシュッとひと吹きします。猫は身体が濡れることを嫌うので、何度か繰り返すうちに、「盗み食いをするのはいけないこと」だと認識してくれるようになるのです。
猫へのストレスもほとんどなく、天罰のように思ってくれます。「これをやると嫌なことが起きる」と認識させるのはしつけの基本なので、ぜひ覚えておきましょうね。
対策グッズを使う
盗み食いやつまみ食いに困ったときに使える対策グッズがあります。日常的に気軽に使うことができるアイテムで、噛みつき防止にも役に立つから、爪を切る時や病院に連れていくときに暴れる猫にもおすすめ。汚れても簡単に洗うことができて、やさしい素材で猫にも安心して使えるのがポイントです。料理中など、盗み食いが予測されるときに使うといいです。
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栄養不足が原因のときはキャットフードを見直す
栄養不足から盗み食いやつまみ食いに走るのであれば、対策をする前にキャットフードの栄養バランスを見直してあげましょう。根本を解決することで、本能を満たすことができるので飼い主さんの悩みもなくなるようになります。
栄養バランスを確認
食べさせているキャットフードのパッケージを確認して、栄養バランスに問題ないかをチェックしましょう。たんぱく質や炭水化物は間違いなく原材料に使われていますが、気にするべきなのは「食物繊維」「ビタミン」「ミネラル」「脂質」です。特にタウリンは猫の必須アミノ酸なので重要な栄養素です。
愛猫の栄養バランスの乱れていると、本能的に必要な栄養を補充しようとして、盗み食いやつまみ食いをしやすいのです。くなります。それだけではなく、視覚や心臓機能に障害が出ることも。キャットフードを切り替えれば盗み食いを解消できることもあるのです。
猫にとっての栄養バランスが優れていて、タウリンが豊富に含まれるものは価格が高めですが、飼い主さんの悩みを解消するため、そして愛猫のためにも多少の奮発は我慢しましょう。
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また、栄養バランスが整っていても、毎日のキャットフードに不満を持っていても盗み食い、つまみ食いをしやすいです。そういう時も同じように、餌を見直すことで対策になります。キャットフードを変える、毎日の餌にトッピングを加える、おやつの時間を作るなどで食への満足感をグッと高めてあげましょう。
しつけの後は、誤飲や誤食に注意する
ここまでで紹介した対策方法やしつけを実践することで、多くの場合、盗み食いやつまみ食いの悩みから解放されます。ただこれで終わらせるのではなく、対策の後に誤飲や誤食をしていないか必ずチェックしてください。誤飲対策を詳しく紹介した記事もあるので、詳しくは知りたいときは読んでみましょう。
特に注意したいのはお腹が空いていた場合です。空腹感を感じているので、しつけて盗み食いをしなくなっても、別のものを口に入れる可能性があるのです。床に落ちているゴミやホコリ、虫などが代表的な誤飲しやすいもの。虫の場合は中毒を起こすこともあるし、ゴミやほこりも不衛生。
もしも間違って食べてしまうと、せっかく盗み食いやつまみ食いを防止できたのに、病気の原因になることがあります。もちろん、しつけの前にもこれらは起きる可能性があるので、注意して観察をしておきます。もしも誤飲した時は、なるべく早く獣医さんに相談することも忘れないようにしてくださいね。
最後に
猫の盗み食いやつまみ食いには私もすごく困っていたことがあります。きっと飼い主さんも私のように悩みを抱え、苦労されていることでしょう。うっかり私たちの食べ物を口にしてしまうととても危険なので、なおさら悩んでしまいますよね。ただこれは、ちょっとした工夫で対策をすることができるのです。
まずは一時的な対策をして、その後に紹介したようなしつけで盗み食いやつまみ食いをなくすようにしていきましょう。上手にしつけができたら、最後に誤飲をしていないかどうかをチェックすれば大丈夫です。いろんな原因があって猫もやっているので、正しい方法を選ぶことが重要です。
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