こんにちは、にゃんコロネです。
そういえば猫を飼い始めたときに、栄養のバランスとかってどうしたらいいんだろうとか気にしたことがあったんだ。人間とはやっぱり違うのかなとか、どれくらいの量をあげたらいいのかなとか、回数は何回にしたらいいのかなぁとか。
ペットショップで最初に説明してもらったこともあったんだけど、そのときは舞い上がってて全然耳に入ってこないんだよね。
猫と人間は必要な栄養が違う
人間は雑食で猫は肉食動物。だから必要になる栄養分ももちろん違ってくるんです。猫の主なエネルギー源は動物性たんぱく質。それも質が良いもので、人間よりもたくさん必要になってきます。
また「必須アミノ酸」という言葉を聞いたことがあると思います。身体で生成することができないので、エサから摂取する必要があるんです。猫は11種類の必須アミノ酸が必要で人間は9種類なので、やっぱり猫のほうがたくさん必要。
ちなみにアミノ酸というのは、たんぱく質を構成しているものですね。その中でもタウリンとアルギニンがとても重要なんです。もし足りていないと身体の機能に異常をきたすとも言われるほどなんです。
猫に必要な栄養の割合
かわいい大切な猫に、何となくでエサをあげてはいけません。健康は食事からつくられるので、必要な1日の消費カロリーに対する栄養分の割合を覚えましょうね。
たんぱく質
26~30%ほど摂取する必要があります。先ほども言ったように、必須アミノ酸は体内で作ることができないのでエサから取らなければいけません。
脂肪
9~15%ほど摂取すれば大丈夫です。脂肪を取りすぎると肥満になって病気のリスクもたかくなるので、このくらいに抑えるようにしましょう。
炭水化物
15%~40%に抑えるようにします。市販のキャットフードの炭水化物は多くても40%以内になっています。人間は炭水化物が主食で、60%以上必要ですが、猫の場合はこれくらいでいいんです。
ビタミン、ミネラル、繊維質
これらは合わせて20%以下で大丈夫です。少量でいいのですが、不要というわけではなく、大切な栄養素です。人間と違って猫は野菜を食べないので、動物性の食品からしっかりと摂取する必要があります。
猫の食事の量の目安
目分量で適当な量をお皿に入れて出すのではなく、身体に合った適切な量をあげることが大切。猫の年齢や運動量から必要なカロリーを計算して、できればしっかり計量してから与えるようにしましょう。
子猫(10週齢)
体重1kg.あたり250kcalが必要になります。
運動量が多い成猫
体重1kg.あたり80kcalが必要になります。
運動量が少ない成猫
体重1kg.あたり70kcalが必要になります。
妊娠中の成猫
体重1kg.あたり100kcalが必要になります。
高齢のシニア猫
体重1kg.あたり50~70kcalが必要になります。
上記のように、食事量の目安は年齢や運動量をみてあげるようにしてくださいね。例えば、体重が5kg.で運動量が多い成猫の場合は、下記のような感じです。
「80kcal×5kg.=400kcal」 が1日に必要なカロリー数となります。100gあたり400kcalのキャットフードなら、1日に必要なエサの量は100gとなります。
キャットフードに記載されているカロリー表示を見て、1日に何グラムのエサをあげればいいのかを計算してベストな食事量に調節してあげましょうね。
食事の回数の目安
1日に何回エサをあげるのかは、猫の年齢や性格を考えて決めるようにします。もちろん飼い主の方の生活スタイルによって、変わってくるのですが、1日に1回だと胃や腸に負担がかかるので、なるべく避けるようにしてくださいね。
例えば食欲が旺盛な猫の場合は、一気にエサにがっついてしまって次にお腹が減るまでの時間も早くなります。おやつを要求してきたりして、1日に必要なカロリー数を超えてしまうこともあります。
子猫:1日に2~3回
成猫:1日に1~3回
高齢の猫:1日に1~2回
先ほどの例で、体重が5kg.で運動量が多い成猫の場合1日に必要なエサの量はおよそ100gなので、朝、昼、夜と33gずつあげるようにします。特に食欲が旺盛な猫の場合は、すぐにお腹が空いてしまうので3回に分けるのがおすすめ。
基本的に1回決めた食事の時間と回数は守るようにしてあげてください。そうすると猫もエサを食べる時間を覚えてくれて安心するんです。
最後に
猫に必要な栄養ってやっぱり人間とは違うんだね。猫は肉食だから当たり前のことなんだけど、ちゃんと健康で元気に育てるには大切だよね。メタボになったらかわいそうだし。食事の量も回数もちゃんと計算してあげてね。
成長する過程でもあげる量が変わってきたりするから、定期的に必要な栄養分を見直してあげるとすくすくと育って長生きもしてくれるんだよ。
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