こんにちは、にゃんコロネです。
まるまると太った猫。お腹がタプタプで完全なメタボ体型。それはそれで可愛いんだけど、太りすぎるとさすがに飼い主としては心配でしょうがないよね。こんなにおじさんみたいな体型になって、身体はきつくないのかとか、ちゃんと活発に動きまわることはできるのかとか。
ダイエットの方法が分かれば、ちゃんと痩せさせることができるんだけどね。でも猫のダイエットって人間とは違って難しそうだよね。今回はその方法とコツを紹介するよ。
猫のダイエットの心得
少し厳しいようですが、猫が太ってしまったのは誰のせいでもなく、基本的には飼い主にあります。なぜなら野生の猫であれば太りすぎるということはまずありません。外敵から襲われたときに、自分の食糧を確保するために、体型維持というのは命にかかわることだからです。
自分が「こんな姿になるまで放っておいてしまったんだ」ということをしっかりと認識して、飼い主の意識改革も忘れずにしましょうね。
ただ、ダイエットをさせることをかわいそうだと思う必要はまったくありません。猫自信も本来の適正な体重に戻りたいと思っているし、何よりもとの健康体に戻してあげようとしているんです。根気がいることだけど、かわいい愛猫のためなので、頑張っていきましょうね。
太ってしまう2つの原因
まるまると太ってしまった理由は大きく2つに分けられます。もちろんどちらも当てはまっているかもしれないし、片方だけかもしれません。理由を知ることで正しいダイエットができます。
キャットフードの食べすぎ
1つ目の理由は餌を必要以上に食べさせてしまうケースです。必要な栄養分、食事の回数、量、カロリーというのは決まっています。たった1日だけというのであれば大きな問題はありませんが、それが頻繁に続くと明らかに食べ過ぎとなります。
運動量が多いか少ないか、体重は何キロあるのかによって餌の量は変わってきますので、心当たりがある場合はこちらを参考にして、適正量にしてあげることが大切です。
運動不足
猫にとっての運動というのは飼い主と一緒にたくさん遊ぶことです。野生であれば狩りがそれに該当します。1日に20時間近くというほとんどを寝て過ごす動物なので、特に運動不足にもなりやすいんです。
人間でも運動量が足りていないと、食事を消化しきれず、どんどん脂肪として蓄えられていきますよね。身軽な動きもできなくなり、動くこと自体が面倒になっていきますので、日ごろから動かざるを得ないような空間づくりをするのも大切です。
猫のダイエットの方法
人間でも同じですが、ダイエットをするときに基本となるのは食事の管理。普段のキャットフードから摂取するカロリーよりも、活動する消費エネルギーの方が多ければ痩せるというわけです。
短期間で効果を得ようとするのではなく、ある程度の長い期間を使って根気強く続けていくことが大切です。
キャットフードを見直す
一番にするべきことは、今食べさせている餌を見直すことです。市販のものは本当は必要な栄養分が足りていなかったり、消化に負担をかけてしまう原料が使われていることがほとんどなんです。
基本はグレインフリーという穀物を使わないキャットフードに変えて、高たんぱくでありながら低炭水化物のものに切り替える必要があります。どのようなキャットフードがおすすめなのかはこちらを参考にしてください。
食事の回数を増やす
先ほどもお伝えしましたが、猫にも人間と同じように1日に必要なカロリー数があります。例えば1日に必要な餌を2回に分けて食べさせているなら、回数を3回に増やします。
1回分の食事の量を減らして、回数を分けることで内臓への負担が減ります。つまり消化がスムーズになり、身体に脂肪が付きにくくなるんです。人間のダイエットでも食べる絶対量は変えずに、食事の回数を増やして痩せる方法がありますよね。それと同じ原理です。
さらに回数を増やすことで、食べる楽しみが増えるので猫はストレスを感じにくいんです。逆に満足度や幸福度があがると言われているんですよ。
運動後にエサを与える
野生では狩りをして、獲物を捕らえてから食事をしますよね。これが本来のあるべき姿なんです。猫じゃらしで遊んであげる、キャットタワーでの上下運動など、家猫でいう狩りというのは遊びと同じこと。
ちゃんと遊んで運動をたっぷりしたあとにご飯を食べることによって、本能的に満たされるんです。消費したエネルギーを、餌を食べて体力を養うんです。
逆に食べてから運動をすると、胃や腸に大きな負担をかけさせるので、あまりおすすめできません。人間も同じなのですが、ちゃんとカロリーを消費したあとに食事をさせるほうが太らない身体を作ることができます。
エサを数か所に置く
キャットフードを1つのお皿で出しているのなら、お皿を増やして何か所かに分けて置くようにしてみてください。いつものご飯の量を全部食べるためには、強制的に動かないといけなくなるので自然と運動量を増やすことができます。
食器はできるだけ同じものを使うようにしてくださいね。猫は食器が気に入らないと食べてくれないということもあります。ダイエットはしていても必要な栄養分はしっかりと確保させてあげないと、病気のリスクを作ってしまうので注意しましょう。
キャットタワーの上に置く
これも餌を数か所に分けて置くのと効果は同じです。キャットタワーのような高いところに餌を置くことで、運動をしなければご飯が食べれないという状況を作ります。自然と活動量が増えるのでとてもおすすめです。
もともと上下に動くことが大好きな動物なので、狩猟本能が刺激されて食べるときの満足感も上がります。キャットタワーが部屋の中にない時には、タンスの上や少しでも高いところに置くのでも大丈夫ですよ。
猫のダイエットのコツ
女性だったら1回や2回は必ずと言ってもいいほどダイエットをした経験がありますよね。もちろん私も経験があります。ただ、やっぱり継続することができなかったり、甘い誘惑に負けてしまって、失敗することも多いですよね。
猫でいうダイエットの失敗は、飼い主の情によって引き起こされることがとても多いんです。好きなものを好きなだけ食べられない姿を見て、断念してしまうことはよくあります。失敗させないようにダイエットのコツを覚えましょうね。
エサの量を計測する
キャットフードを食べさせるときに、袋からそのまま出していると1日の必要量よりもも多く出してしまいがちになります。ほんの少しの量でも毎日続いてしまうと、せっかくのダイエットも成功から遠のいてしまうんです。
計量カップや計量スプーンなどを使って、決めた量を正確に量ってあげるようにしましょう。そのうえで食事の前に運動をさせてあげることで、本来の健康体に戻っていきます。
週に1度の体重測定
正しい食事量で運動もしっかりできていれば、1週間もすると体重にも少しずつ変化が出てきます。これは目標の体重を意識するためにもとても大切なことです。ダイエットをしていても、何も変化がないと「本当に続ける意味はあるのかな?」と不安になってしまいますよね。
うまく体重計に乗せてあげられないときには、飼い主が猫を抱っこしてあげて自分が体重計に乗ります。それから自分の体重を引いてあげると、それが猫の体重になりますよ。こまめに測ってあげるようにしてくださいね。
食事を記録する
食べたものを記録しておくことで、食事と体重の相関関係が見えてくるようになります。食事の回数、時間、量、摂取カロリーなどです。人間がダイエットするときにもとても効果的な方法だと言われていますよね。
猫は自分で管理をすることができないので、飼い主が代わりに記録をしておきましょう。体重の変化があまり内容なら、過去の食事を振り返ってどこかに問題がないか確認することもできるようになります。
健康診断を受けさせる
正しくダイエットができていれば問題はないのですが、ダイエット中には飼い主が気が付かないところでストレスを感じている可能性もあります。ストレスは病気の原因にもなりやすいので注意する必要があります。
健康診断は動物病院でも受けることができます。万が一、異常が見つかったときにも素早く対処することができるんです。ダイエットしていることを獣医師の方に伝えれば、正しい適切なアドバイスも教えていただくことができます。
運動ができる室内環境をつくる
猫には運動が必要不可欠です。キャットタワーを置いて上下運動ができるようにしたり、家具の配置を工夫して、高いところに上ることができるようにしたり、細かいことで十分です。普段よりも運動量が多くなるように工夫した空間を作りましょう。
遊んであげる時にも障害物を置いたりすれば、普段よりも複雑な動きをしないといけなくなるので、カロリーの消費量も増やすことができます。
ダイエット中にしてはいけないこと
ダイエットを成功させるためには、やってはいけないことがあります。猫も一生懸命に頑張っているので、少しの気のゆるみがすべてを水の泡にしてしまうことがあります。
おやつを与える
栄養のバランスをしっかり考えて食事を調節しているのに、欲しがるままにおやつなどの嗜好品を与えないように注意しましょう。おやつは基本的に低カロリーに作られているものが多いですが、不要なカロリーを摂取することになります。
ご褒美に少し多めの食事を用意する
「頑張っているから今日は特別に…」という甘い考えで、ご褒美を出すのはやめましょう。頑張ったごほうびなら、一緒に遊んであげる時間を増やしたり、撫でたりしてスキンシップでお返しをしてあげます。
人間の食べ物を食べさせる
人間の食事は塩分が強すぎて、猫の身体には刺激が強すぎます。例え低カロリーでダイエット食としては優れているものでも、身体の構造が猫は違っています。
中には食べさせると、命も危険にさらしてしまうものもあるので注意してくださいね。基本的に人間が食べるものはカロリーが高く、逆に太らせてしまうことがほとんどです。欲しがっても心を鬼にしてダイエットを成功させてあげましょうね。
最後に
自分が飼っている猫が太り過ぎたとき、一番有効な方法はやっぱり食事を工夫してあげること。ダイエットの基本は人間でも猫でも同じなんだ。お腹がだらしないメタボな体型だとかわいそうだよね。
もしかしたら、馬鹿にされているかもしれない。運動量が少なすぎて不健康な身体になってしまうと、間違いなく寿命も縮めてしまうんだ。健康的でスリムな身体を飼い主が作ってあげないとだね。ダイエットをして痩せさせるときにはコツがあるから、それも忘れないようにしていこうね。
- 愛猫の体臭でお部屋の臭いが気になる…
- 排泄物の臭いが部屋の中に充満…
- 発情期のスプレー行為で悪臭だらけ…
猫が舐めても安心安全な瞬間消臭スプレー「カンファペット」は、東京都から表彰を受けた特殊な技術で作られています。
猫にも人にも使えて、さらに除菌効果まで。食品の衛生管理にも使われる高い消臭力と安全性があるから、お部屋の中をずっと快適な空気に保てます。