こんにちは、にゃんコロネです。
愛猫のモグモグとご飯を食べる姿がかわいくて、欲しがるままについついキャットフードやおやつを食べさせてしまう。猫好きならではのあるあるです。気が付けば見事にブクブクと太っていたというのはよくあることです。
そこで、「猫の体重は何キロから肥満なんだろう?」という飼い主さんのために、簡単にできる肥満のチェック方法と肥満ぎみの猫に見られる特徴を紹介します。
目次
猫の体型で見る肥満のチェック方法
猫が肥満になったときに一番分かりやすいのが、体型です。見た目に表れる部分で、明らかに太っている、痩せているというのが一目で判断できます。痩せすぎ、理想の体型、太り気味、太り過ぎの4つの特徴を紹介します。
人間と同じように肥満は病気のリスクも増やしてしまうので、大切な愛猫のためにも、メタボ体型になっていないかどうかしっかりチェックしてあげましょう。
痩せすぎの体型の特徴
猫が痩せすぎている場合は、判断がつきやすいです。愛猫を触ってみて、ろっ骨の形がしっかり分かるのであれば、もう少し太らせたいところです。肥満とは程遠く、お腹の脂肪も少なくて、ろっ骨と腰のあいだに、はっきりとくびれが観察できます。
キャットフードをあまり食べない、下痢気味、嘔吐を繰り返すという症状はありませんか?太り過ぎも危険ですが、痩せすぎも健康的ではありません。理想の体型に近づけるために、早めの対策が必要です。
理想的な体型
ろっ骨部分を触ったときに、ろっ骨が指に触れるか触れないかくらいの程よい脂肪が付いていれば、まさに理想の体型です。ご飯を食べるの量も毎日の運動量も適切で、ベストな状態です。
ろっ骨と腰のあいだには、わずかにくびれを感じますが、これが猫にとってのスタイルの良さです。痩せすぎているという心配もなく、メタボリックスの心配もありません。ぜひ、このままのスタイルを維持してあげられるようにしていきましょう。
太り気味の体型
愛猫を触ったときに、ろっ骨の周りが脂肪で包まれているような感覚がします。もちろんろっ骨の形状もよく分からず、抱きかかえるときも重量感を感じます。完璧な肥満とまではいきませんが、予備軍なので注意が必要です。
食べすぎていることが分かっていれば食事量を徐々に減らしてダイエットをしたり、運動不足が目に見えているようなら、飼い主さんがたくさん遊んであげるなどの対策も必要になってきます。
胴体を見てもくびれは確認することができず、お腹は脂肪で垂れさがっているように見えるので、理想の体型に近づける努力を愛猫と一緒にやっていきましょう。
太り過ぎの体型
分厚い脂肪に覆われていて、触ってもろっ骨の形がまったく分かりません。腰回りも太く、風船のように膨らんで見えます。これくらいになると完全な肥満体型で、猫が歩く姿を真横から観察すると、お腹のお肉が垂れ下がり、床にくっつきそうなくらいです。
これはこれでかわいい姿ではありますが、猫にとってはとても不健康な状態で、糖尿病やその他の病気のリスクも高い危険な状態です。
女性だと抱きかかえるのも少ししんどくて、身体の重さから自分で動くことも少なくなることが特徴。キャットフードを栄養バランスを考えながら調節してあげたり、毎日の適度な運動を取り入れて、根気強いダイエット計画が必要です。
ダイエットにも正しいやり方があるので、よかったらこちらの記事も参考にしてくださいね。
猫の体重は何キロから肥満?
成猫の体重は平均すると、3キロ~5キロの間に収まります。もちろん猫にもたくさんの種類がいるので、7キロ超えても適正体重であることもあります。一般的に適正体重の20%以上が肥満だと言われるので、まずは愛猫の適正体重を知る必要があります。
一般的によくペットとして飼われる種類の適正体重を紹介します。もしも飼い主さんの愛猫が次の表になかったらご容赦ください。
アビシニアン | 3~5キロ |
アメリカンカール | 3~6.5キロ |
アメリカンショートヘア | 3~6キロ |
アメリカンボブテイル | 3.5~7キロ |
エキゾチックショートヘア | 3~5.5キロ |
エジプシャンマウ | 2.5~6キロ |
オシキャット | 2.8~7キロ |
オリエンタルショートヘア | 2.5~6.5キロ |
サイベリアン | 4~9キロ |
ジャパニーズボブテイル | 3~4.5キロ |
シャム | 3~4キロ |
シャルトリュー | 3~7キロ |
シンガプーラ | 2~3.5キロ |
スコティッシュフォールド | 3~5キロ |
ソマリ | 2.7~4.5キロ |
ターキッシュアンゴラ | 2.5~5キロ |
デボンレックス | 2.5~4.5キロ |
トンキニーズ | 3.5~6キロ |
ノルウェージャンフォレストキャット | 3.5~6.5キロ |
バーミーズ | 3~5.5キロ |
ヒマラヤン | 3~5.5キロ |
ブリティッシュショートヘア | 4.5~5.5キロ |
ペルシャ | 3~5.5キロ |
ベンガル | 3.5~5キロ |
ボンベイ | 2.5~5.2キロ |
マンチカン | 3~5キロ |
メインクーン | 3~6.5キロ |
ラグドール | 3~7キロ |
ロシアンブルー | 3~5キロ |
例えば、アビシニアンの適正体重は3~5キロです。適正体重を20%以上超えると肥満なので、愛猫の体重が6キロ以上だと肥満だということになります。もちろん、筋肉の付き方や性別にも関係してくるので、あくまで目安とお考えください。
愛猫の体重を測定して肥満を判定
「愛猫の体重ってどうやって測定したらいいんだろう?」という飼い主さんは意外と多いもの。動物病院だと診察台の上に体重計が組み込まれていることが多いので、簡単に体重を測れますが、自宅でも簡易的にチェックすることができます。
特別な体重計を用意する必要もないので、飼っている猫の種類の適正体重と比べてみて、肥満じゃないかどうかを確認してみましょう。
愛猫を抱っこして体重計に乗る
用意するのは人が使う普通の体重計です。愛猫を抱きかかえた状態で体重計に乗れば、飼い主さんと愛猫の合計の体重になります。そこから飼い主さんの体重をひいてあげれば簡単に猫の重さを知ることができます。
例えば自分の体重が50キロで、猫を抱っこした状態で乗ったときに55キロだったら、猫の重さは5キロということになります。
おとなしく体重計に乗ってくれるならいいですが、うまくいかないことも多いのでこうしたやり方であれば簡単に体重測定ができますね。
定期的に体重の変化を測定しておこう
ずっと一緒に暮らしていると、意外と愛猫の体型の変化に気が付かないものです。「もしかして、ちょっと太ったかも?」と思ったときには、すでにかなりの体脂肪率になっていることも多いです。
猫の身体を定期的に触って確認し、体重チェックもしてあげることで肥満の予防がしやすくなります。このやり方だと、正確に数十グラムまでの微妙な違いは分かりませんが、体重の変化は十分に知ることができるんです。
肥満気味の猫に見られる特徴
ブクブク肥満体型の猫は、健康な状態に比べて次のような特徴があります。体重は適正、見た目もそこまで太っているように見えなくても要チェックなものばかりです。愛猫の様子を観察してみて、肥満予備軍じゃないかどうかを見極めましょう。
お腹のたるみ
普通に暮らしていると、猫と視線が違うのでお腹のたるみは見逃しがちなポイントです。大切なのは猫の目線から真横から見てみることです。するとたるみ具合がよく分かります。
スタイル抜群の体型だと、キレイに緩やかな弧を描くようなカーブですが、肥満気味だとお腹が重たそうに見えます。重量感を感じてしまうというのが正しいかもしれません。
タプンタプンなお腹なので、座ったときにお腹の脂肪が横にはみ出てしまうこともあるので、愛猫がくつろいでいるときに真上からも観察してみましょう。
いびきや鼻息が荒い
人間でも肥満体質の方は息苦しそうで、寝ているときも「グゴーッ!」といびきもすごいですよね?猫も同じようにいびきや鼻息に現れてきます。愛猫がぐっすりと寝ているときがチェックしやすいです。
呼吸をするときの気道の確保ができていないので、呼吸をするたびに空気の通り道がふさがっているので、いびきや鼻息の荒さにつながっています。
動くことが少ない
猫の種類によって適正体重はおおよそ決まっており、それよりも体重が多いと身体を支えることがつらいので、自分から進んで動くことが少なくなります。運動をするためにはしゃぎまわったり、キャットタワーに登るときも、ぎこちなさが観察できます。
運動不足により、どんどん肥満も加速していくので、早めのダイエット計画も必要です。1日に15分でいいので、一緒に遊んであげる時間を作っていきましょう。
足音がうるさい
自分の体重が重たくて、ドスドスと足音を立てながら歩くことが多くなります。カーペットやじゅうたんを敷いていると、足音が吸音されるので気が付きにくいですが、振動を感じるくらいに気になることも多いです。
キャットタワーから飛び降りたとき、家中をはしゃぎまわっているときにバタバタという足音が下の階に住んでいる人の迷惑になることも。
こちらの記事を読んで、足音の騒音対策もしておきましょう。愛猫の健康もすごく大切ですが、マンションやアパートで暮らしていれば、住民の方への配慮も欠かすことができません。
キャットフードをよく食べる
肥満になった猫は、食が太くなり勢いよくキャットフードを食べるようになります。身体が大きくなり、胃袋もそれに伴い大きくなってしまうので、スタイルのいい猫と比べて、明らかに食べる量の基準が違うんです。
おねだりが多くなったり、早食いが得意になったり、お腹が空いてトイレの砂を食べてしまうということも。床に落ちている小さなものを誤飲することもあるので、十分に気を付けるようにしてください。
猫の肥満予防に大切なこと
猫が肥満になってしまえばもう手遅れで、人間と同じようにもう一度痩せるためには、とても大変な思いをします。どのように肥満予防をしていけばいいのかを紹介します。
キャットフードの量を調節する
最もオーソドックスな方法で、私たちでも食事量でダイエットをしたり予防することが多いですよね。ただ、急にキャットフードを変えられると、食いつきが悪くなり空腹に耐えなければいけなくなってストレスにつながります。
大切な愛猫がこんな思いをするのは、飼い主さんにとっても嫌な気持ちになってしまいますよね?低カロリーを意識して、子猫時代から欲しがるままに食べさせるのではなく、正しい食生活を習慣づけておくことが大切です。
詳しくはこちらにも紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
運動不足にならないような空間づくり
大切なのは思いっきり動けるスペースと、上下運動ができる環境です。上下左右にたくさん動きまわれる空間は、猫が快適に暮らしていくためにも欠かすことができません。
子猫のときからキャットタワーや猫じゃらしで飼い主さんと一緒に遊んであげれば、運動が大好きで遊びの楽しさを覚えながら成長していきます。食べたご飯も運動によってエネルギーを消費するので、太りにくい身体を作っていくことができます。
肥満になりやすい時期に注意する
猫にも肥満になりやすい時期があるのをご存知ですか?それが生後3週間、生後1年、8歳を超えたころの3つです。キャットフードを食べられるようになる時期であったり、加齢による運動不足になりやすい時期だったりします。
詳しくは対策方法と一緒にこちらのページに紹介してあるので、参考にして太らせない身体作りをしていくことが愛猫の健康のためにとても大切です。
猫が肥満になってもダイエットは慎重に
太っていれば、スリムでスタイル抜群のプロポーションにしてあげたいと考えますよね?だけど、愛猫にダイエットが必要かどうかは、獣医さんに相談してからをおすすめします。
その理由は、獣医の資格もない私たち素人の目では、ブクブクと太っているように見えても実は骨太で筋肉質なだけでダイエットをする必要がないという場合もあります。
反対に理想的な体型に見えても、身体の内側に脂肪がびっしりで筋肉が付いておらず、完全にメタボになっていることもあります。下手に判断してしまうと、本当はやる必要がない苦しいダイエットを猫に強制してしまう危険性もあるんです。
肥満と健康は密接な関係にあるので、困ったときや迷ったときは遠慮なく専門家である獣医さんの意見を聞いてみるというのもとても大切なことです。
最後に
飼い主さんの愛猫が「もしかしたら、肥満かもしれない!」と思ったら、自宅でも簡単にできる肥満のチェック方法を一度試してみよう。体型に現れやすいので、触って確認したり見た目にも分かりやすいのでおすすめです。
また、体重が何キロあるかを定期的に測定してあげれば、変化に気が付きやすいです。肥満の猫に現れやすい特徴もあるから、一緒に確認してみましょうね。
そして肥満を予防してあげられるように、子猫時代からキャットフードや運動量をチェック!肥満の心配があるときは、安易にダイエットに走らず、獣医さんに一度相談することも大切です。
- 愛猫の体臭でお部屋の臭いが気になる…
- 排泄物の臭いが部屋の中に充満…
- 発情期のスプレー行為で悪臭だらけ…
猫が舐めても安心安全な瞬間消臭スプレー「カンファペット」は、東京都から表彰を受けた特殊な技術で作られています。
猫にも人にも使えて、さらに除菌効果まで。食品の衛生管理にも使われる高い消臭力と安全性があるから、お部屋の中をずっと快適な空気に保てます。