猫の足音がうるさい!マンションやアパートでできるドタドタ対策方法

こんにちは、にゃんコロネです。

マンションやアパートで猫を飼うと、気にしないといけないのが猫の足音です。下の階の住んでいる人には、意外とドタドタとした音が響いて、うるさい騒音に捉えられてしまうことも。だけど猫の足音は簡単に対策することができます。私の経験をもとにおすすめの防音対策を紹介します。飼い主さんのお役にたてればうれしく思います。

猫の足音はもともと静かなもの

ご存知だと思いますが、もともと猫はハンター的な存在です。ひっそりと身をひそめて、食料を捕らえる動物なので、本当は足音ってほとんどしないもの。肉球もクッションの役割があるので、歩くときの音を消すことができます。伸びた爪も収納できるので、床にこすれる「カチッカチッ」という音も本当はしません。

それに忍び足という言葉もありますよね?足音を立てないように、猫はつま先立ちで歩く動物で、もともと足音を消すことにはとても敏感です。だからダッシュして走るとき以外は、実はソッと歩く動物。獲物に気付かれずに仕留めるために、この歩き方を身につけています。

ただ、ペットになってご飯もたくさん食べることができて、体重も増えてしまう。獲物を捕らえる必要がない環境だから、緊張感が抜けてドスドス足音を立てることが多くなってしまったんです。

猫の足音が騒音問題になりやすいときは?

考える女性

先ほどお伝えしたように、足音を立てずに歩くことは得意ですが、いつも静かなわけではありません。まずはどんな時に騒音問題になりやすいのかを紹介します。これを知っていれば、マンションやアパートでも対策がしやすいです。

高いところからのジャンプ

猫は、ほんの少しの高さがあれば上手に身体をクネッとひねらせて着地ができる動物です。その着地の瞬間に「ドスッ」という音が下の階にまで響いてしまいます。低い音は響きやすいので、飼い主さんが思っている以上に下の階の住人はうるさく思っている可能性も。キャットタワーやテーブル、タンスの上からのジャンプなど、高いところになればなるほど音も響きやすくなります。

夜中にダッシュするとき

猫は夜中になるとハイテンションになって、大運動会を始めることがあります。私も猫が元気があり過ぎてすごく大変でした。飼い主さんの愛猫はそんなことはありませんか?昼間は仕事や予定で家を留守にしている間、猫はスヤスヤと寝ていることが多いです。だから昼間に発散できなかったエネルギーを放出するように、夜中になると急にハイテンション走り回ります。この時の激しいドタドタは、間違いなく聞こえています。

トイレのときの猛ダッシュ

私の猫はトイレハイもほとんどなくて、困ることもなかったのですが、これが大きな騒音問題になりやすいです。ウンチやおしっこの前後にテンションが上がりまくって、ダッシュ!野性のころの名残で、トイレ中に外敵に襲われる危険を減らすためにダッシュで素早く動きます。また、砂をかけるときの「ザッザッ!」という音も意外と聞こえます。トイレハイについてはこちらに詳しくまとめています。

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猫どうしのじゃれ合い

2匹以上で猫を飼うと、さらに足音には注意が必要です。猫同士でじゃれ合いながら遊んでいるときは、夢中になっているのでお構いなしにバタバタと激しい足音を出します。にぎやかなこの音は、下の部屋にも隣の部屋にもよく聞こえます。しかもそれなりに長い時間遊んでいるので、飼い主さんでもうるさく感じてしまいストレスになることがあります。

飼い主さんとの遊び

愛猫と一緒に遊ぶことはスキンシップやお世話の一環。運動不足を解消するためにも、しっかり遊ぶことは大切ですが、まったく音を出さないで遊ぶのは難しいですよね。ジャンプしたり、走りまわったり、飛びついたりすることが猫にとっての遊び。家具にゴツンとぶつかる、走り回るときの足音、ジャンプした時の着地音などは、住民の方への配慮が必要になります。

猫の爪が伸びていると足音になりやすい

爪切りをされる猫

猫の爪は収納できるようになっているので、普段歩くときは爪を収納して肉球だけで歩いています。ただ伸びすぎていると収納しきれずに、はみ出した爪が床にこすれて、「カチッカチッ」とこすれる音がします。いつも一緒にいると気が付きにくいですが、フローリングだと隣や下の階に住んでいる人にも天井を伝ってよく聞こえます。とくに夜中はシーンとしていて静かなので、非常に聞こえやすいです。

子猫は足音の騒音問題が起きやすい

実は大人になった成猫よりも、1歳未満の子猫のほうがマンションやアパートでは苦情の問題が起きやすいんです。子猫は身体も小さく体重も軽いので足音は小さいですが、そのかわりにとても活発に動きまわります。寝ている時間も成猫より長いので、起きている時間はとにかく運動量が多い。それにまだ小さいので、歩き方もまだまだ未熟。目に入るものすべてに興味を持って、ドタバタと悪戯をすることも日常茶飯事。

起きている時間はとにかく、はしゃぎまわって、転げまわって、ジャンプしたり走ったりと大忙し。いくら体重が軽くても、これだけ活発に動きまわれば、大きな騒音となって下の部屋や隣の部屋に聞こえてしまいます。

簡単にできる!猫の足音の対策方法

子猫とねずみのおもちゃ

マンションやアパートでも簡単に猫の足音対策をすることができます。私がやっていたものも紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

伸びた爪をカットする

先ほど紹介したように、爪が伸びていると足音が出やすいです。また、伸びた状態だと、爪が肉球に刺さってケガをすることもあります。こまめに切ってあげるだけで、歩くときの「カチッ、カチッ」という音は解消することができるんです。猫の爪切りの方法は、こちらのページで詳しく紹介しています。

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防音マットを使う

私もやっていた足音の騒音対策がマットを敷いて、吸音するというやり方です。飼い主さんの愛猫がよく飛び降りる場所の近くに敷いておけば、着地した時の「ドスッ」という音を吸収してくれるのでおすすめです。私はキャットタワーとテーブルの下の2か所と、あとはその日の気分で使うものの3枚を使っていました。なので飼い主さんも、猫が飛び降りそうなところにぜひ使ってみてください。

けっこうオシャレで部屋も明るくなるし、マットの感触は猫も大好き。お気に入りのアイテムになってくれる可能性が高くて、遊び道具にもなることがあります。

吸着タイルマット (30×30cm) 36枚入

商品価格:3,480円(税込み)

飛び降りても着地音が小さくなるし、マットの上で転げまわったりして、かわいい姿が見られる日も多くなりました。ちなみに低反発じゃなくても、薄いカーペットを二重に敷くのも効果的です。1枚だと足音の振動も下の階まで響きやすいですが、2重に重ねることで衝撃を吸収しやすくなります。床がきしみやすい部屋にもおすすめのやり方です。

夜は早めにケージに入れる

個人的には意外とおすすめの方法です。夜は早めにケージに入れて寝かしつけることで、足音の問題もなくなるし、生活のリズムも人間と近くなります。ただケージに入れてもあまり寝つかない場合には、別の方法を試すようにしましょう。中でガシガシ暴れまわったりすることで、その音が逆に問題になることもあって、猫もストレスを溜めやすくなってしまいます。

昼の間にたくさん遊ばせる

夜中に限って暴れまわるのであれば、昼間にたくさん遊ばせる方法がおすすめです。意外と効果てきめんで、エネルギーをたくさん使うので、夜中にスヤスヤと寝てくれるようになります。足音が騒音問題になりやすいのは、明け方や夜中。その時間に寝かせることができれば大きな問題になることはありません。昼間は猫が一人でも遊べるおもちゃを持っておくと便利です。

昼間でも住民の方に「迷惑が掛かっているかも…」と心配な時は、やっぱりカーペットなどで足音が出ない方法がおすすめになります。

防音シートを使うと隣の部屋への配慮ができる

下の階への配慮も大切なポイントですが、隣に住んでいる部屋の方へも配慮を忘れないようにしましょう。これは防音シートを使って解消するやり方がおすすめです。壁にキレイに取り付けるだけで防音効果があって、断熱効果も備わっているので室内も愛猫にとって快適にしてあげることができます。見た目もシンプルで、部屋の印象に合わせることができます。

吸音パネル フェルメノン 60x30cm

商品価格:7,128円(税込み)
私は不器用だからキレイに張れませんが、隣の住民への配慮はこのシートを使えば簡単に対策ができます。また、マンションやアパートの内装によっては、生活音が聞こえやすいつくりになっているので、ペットOKの物件でも気をつけないといけません。これを使えば壁が薄くても足音や鳴き声の吸音対策ができます。

猫の足音の騒音クレームは夜と明け方が多い

昼間と夜では、同じ音でも聞こえ方が違っています。騒音のクレームになりやすいのは、夜や明け方です。寝ている時間でもあるし、音も響きやすい時間帯です。どれくらいの違いがあるのかを紹介しますね。

昼間に聞こえる音

住んでいる地域やマンションやアパートの構造でも変わってきますが、足音は響きにくいです。昼だと周辺環境から聞こえる音のほうが騒がしくて、猫の足音はそこまで気にならないんです。そもそも昼間は仕事や予定で外出していることが多いですよね?ただ、シーンとしていると小さな音でも下の階まで物音が伝わってしまいます。だけど、外からも環境音がするし、住民も眠りを妨げられているわけではないので、クレームになることは少ないです。

夜や明け方に聞こえる音

これも住んでいる環境によって変わりますが、昼に比べて、圧倒的に問題が起きやすい時間帯です。周りも静かなので、小さな音でも響きやすく、空気が澄んでいるので遠くの方まで音も聞こえます。飼い主さんが気付かないような音でも、隣や下の部屋にはうるさく感じられることも。猫が歩くときに床がきしむようであれば、なおさら注意が必要です。

さらに夜や明け方はぐっすりと寝ている時間ですよね。「猫の足音がうるさくて眠れない!」というクレームが起きやすいです。実際に私の猫友達もクレームを言われて、怖い目に遭ったことがあります。怒鳴りつけるように家の玄関をドンドン叩かれて、大きな声で「うるさいっ!!寝れないっ!!」と言われたらしいです。私たちが思っている以上に、猫の足音から出るドタドタ音は不快に思われています。

住民への挨拶で理解を得よう

猫の足音の騒音問題を対策することはとても大切なことです。だけど、まずは住民の方への挨拶が一番大切です。迷惑をかけてしまう可能性があることを前もって言っておけば、よほどひどくない限りは大丈夫なことが多いです。しっかりと理解をしてもらうことは本当に大切。とくに隣の部屋と下の階に住んでいる住民への挨拶は欠かさずに行いましょう。簡単なお菓子などを添えれば、かなりの好印象も得ることができます。

猫の防音対策!最終手段は部屋探し

どんなに対策をしても、住民からの理解が得られないという場合や、やっぱり足音が響いてしまうということもあるかもしれません。その時は、最終的には引越しを検討するしか方法はありません。住み慣れた家から引越すことは、お金もかかるし、準備も必要。猫にとっても不安も大きい一大イベントです。だけど、これからも愛猫と楽しく一緒に暮らすためには、防音や吸音対策がしっかりできている物件探しも大切です。

猫を飼っている住民が多いマンションにすることで、クレームも減ります。あとは、女性だったら防犯面での不安が多くなりますが、1階の部屋にすると隣の部屋への配慮だけで済むようになりますよ。

最後に

猫の足音の騒音問題は実家ならまだいいですが、マンションやアパートだと対策が必要です。ドタドタ音は意外とクレームにもなりやすい。防音にはいろんな対策方法があるので、飼い主さんに一番ぴったりな方法を選んでもらえたらと思います。また、住民の方の理解を得られるようにあいさつ回りも大切なこと。猫を飼っていることを了承してもらえれば、足音がドタドタしても問題にはなりにくいです。

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