こんにちは、キャットシッターにゃんコロネです。
毎年やってくる蒸し暑い夏。気温も年々上がって、35℃を超える猛暑日も日常茶飯事です。そんな時に猫の熱中症対策のために扇風機を使う家庭も多いはず。
でも、安易に扇風機を使うと猫には危ないことがあるのです。扇風機に飛びついたり、羽の部分で怪我をしてしまう事故が起こることも。
でも、猫にとって暑い季節の熱中症対策は欠かせないし、室内で快適に過ごさせてあげたいですよね。そこで、猫がいる家庭でも安全に扇風機を使用する方法と対策について紹介します。
猫に扇風機を使うと危ない!起こりやすい事故とは
夏の風物詩とも言える扇風機は、日本の伝統ですよね。一般的な形の扇風機は、羽や首が動くようになっているので、野性的な一面を持つ猫は本能的に興味を持ちやすいです。
だから、猫の暑さ対策にも欠かせない扇風機ですが、事故が多いのも事実です。まずは、猫に危ない理由を知っておきましょう。
羽の部分で怪我をしやすい
扇風機を動かしていないときはどちらかと言えばまだ安全です。でも羽が回り始めたら、たちまち興味を持って飛びついてしまうことがあります。
特に子猫だと扇風機の網目部分にも手が入りやすいので、とても危ないです。それにまだ小さいので、危険なものなのか安全なものなのかの区別もつけることができません。
うっかり子猫に大怪我をさせてしまって、出血したりお部屋の中に恐怖心を抱かせる危険も潜んでいるので注意しましょう。
飛びついて転倒させやすい
猫は自分が興味を持ったものに飛びつく習性がありますよね。扇風機を付けているときは、心地よい風を送ってくれる動く物体に近づきやすいです。
すると扇風機に向かって勢いよくジャンプし、そのまま転倒。猫にも危ないし、家の床も傷がつきやすいですよね。
小さな子猫であれば体重が軽いので、転倒させるまでは行かなくても、飛びつくという行為自体が危険なもの。夏場になるとこんな事故が増えてしまうのも事実なのです。
扇風機で爪とぎをする
猫はいつでも心地よく爪を研げるものを探しています。この爪とぎの対象に扇風機が標的になることがあります。私が昔実家で飼っていた猫も、実はこの癖がありました。
なので、扇風機を出せなくて困っていたのです。(笑)
扇風機の網目状の部分で爪をガシガシ。爪とぎは猫に大切な行為なのですが、扇風機を回している時にやられると危ないですよね。手足の怪我に繋がりやすいので、爪とぎもしっかりとしつけておかなければならないのです。
猫の爪とぎのしつけについてはこちらの記事で詳しく紹介しているので、参考にしてみましょう。
扇風機のコードで感電する危険がある
扇風機を動かすには電源が必要ですよね。そのためのコードが必ず付属していると思います。このコードも猫が興味を持ちやすいものです。
ひも状になっていて、噛み心地も最高。格好のおもちゃにされがちで、コードがボロボロになって感電をする危険性もあります。
夏場に使う時は、コードにも注意を払う必要があるのです。コード類をかじる猫への対策方法をまとめた記事があるので、参考にしてみましょう。
猫の扇風機対策!安全に使う方法
紹介したように、猫にとって扇風機は危険な場合も多いのです。そこで、猫の扇風機対策の方法について紹介します。暑い季節を快適に過ごさせるために、安全な使い方をしましょう。
扇風機カバーを活用する
100円均一にも扇風機のカバーが販売されているので、これを活用して網目の部分に取り付けましょう。こうすれば手足が入らなくなるので、丸裸の時よりも安全性がグッと高まるのです。
1番簡単にできる方法で、使っていないときでも爪が研げなくなるので転倒防止に役立つことだってあります。
羽なしの扇風機に変える
最近では羽がない扇風機が見た目もオシャレで大人気ですよね。エアコンを使うというのも良いですが、なんだかんだ言っても電気代の安さは扇風機に敵いません。
そういう時は少し奮発をして、羽なしの扇風機に切り替えてみましょう。世の中にたくさん普及してきているので、見た目も良くて安価なものがたくさん売られています。
これだと、羽がないので怪我をする事故が防げますね。ちなみに下に紹介しているものは小型なので、転倒しても猫が怪我をする心配も少ないです。
商品価格:7,480円(税込み)
コードをかじられない対策をする
猫がかじりつきやすいコードには、かじられないように工夫をしましょう。コードカバーを付けたり、猫が嫌がる柑橘系の香りなどを付けるとかじられなくなるので、感電防止に役立ちます。
壁に取り付けるタイプの扇風機を使う
お風呂場などによく壁に扇風機が取り付けてありますよね。この設置型のものを購入するのも1つの方法です。
高い位置に扇風機があれば、猫は手が出せなくなりますよね。転倒の心配もないし、羽が回っていても怪我をする恐れもないです。
賃貸に住まれているのなら壁に取り付けるのは難しいかもしれないですが、ご実家で猫と暮らしているのならとてもおすすめできる方法です。
扇風機は猫の熱中症対策に本当に良い?
猫は肉球部分と鼻にしか汗をかかない動物で、扇風機では熱中症対策にならないと良く聞きますよね。風の当たる部分の表面温度を下げるだけなので、涼しさを感じないとも言われます。
猫と汗の関係はこちらの記事にまとめています。
これは本当のことなのですが、扇風機を使うことで良いのは室内の空気を循環させることです。空気がこもっている時よりも、格段に快適に過ごさせてあげることができます。
熱中症対策として高い効果を発揮するものではないですが、快適に過ごさせるという点で効果を発揮するものです。何より、自然に近い風なので猫もストレスになりにくいのが魅力です。
扇風機以外での猫の熱中症対策
扇風機を使えば室内の空気が循環するので、猫にとっても良いことです。ただ、熱中症対策をしっかりするのであれば、他にもおすすめのやり方があります。
一般的な対策は、エアコンや窓に庇を付けること。ただ、注意点として室内温度を冷やしすぎないようにしましょう。私たちと猫では快適に感じる温度が違っています。
エアコンを使う時は、こちらの記事に詳しくまとめたので、是非参考にしてください。
また、猫が涼しいと感じる場所を部屋の中に作ってあげることも大切です。お風呂場を開放したり、クールシートを使ったり、できることがたくさんあるのです。
暑い季節になると猫はぐったりとしてしまいますよね。日差しが当たらない涼しい場所を求めて、体力を失わないようにしているのです。
そんな時に、扇風機を使うだけでは熱中症対策としては少し物足りなさがあります。エアコンを活用して、家の中にも涼しい場所をしっかりと用意してあげる。
そのうえで扇風機で空気を循環させてあげれば、蒸し暑い夏でも愛猫を快適に室内で過ごさせてあげることができるのです。
最後に
暑い季節には猫の熱中症対策が欠かせないですよね。扇風機を使うことが増える季節ですが、事故に気を付けなければいけない程、危険なこともあるので安全に使うための対策が必要です。
また、熱中症対策をしっかりとするのなら、扇風機だけではなくエアコンを活用したり、涼しい場所を作ることも欠かせません。
その上で扇風機を正しく使って、愛猫が室内で快適に過ごせるようにしてあげましょう。
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