こんにちは、にゃんコロネです。
室内で猫を飼っていると、コードを見つけてはかじるいたずらっ子に、飼い主としては困り果ててしまうことがあるよね。ガジガジする姿はすごく可愛いから許しはするんだけど、感電してケガをしないかとか心配になることも多いよね。
それに新しいコードに買い替えないといけなかったりするから意外と大変。何で猫はコードをかじってしまうのか、その理由と対策する方法を紹介するよ。私も飼っていた時に困ったことがあったので、きっと役に立てるはず!
猫がコードをかじる理由
大きく3つに分けることができます。どの理由だったとしても、しっかりと対策をすることができるので、まずは原因を突き止めてあげることが大切です。
コードには魅力がいっぱい
特に子猫の場合は、もともと何にでも興味を持ってしまうので、ある意味仕方のないことです。携帯電話の充電器、パソコン、扇風機や暖房器具のコード。とにかくかじりたがります。
なぜかというと、口にも入るちょうどよい太さで、噛みごたえもバツグンだからです。ただこれは猫からすると、かじっているというよりも、遊んでいるといった方が正しいです。猫じゃらしや毛玉のボールで遊んでいるのと同じ感覚。
また、もともとは野生の動物なので、狩猟本能が宿っているともいいますね。敵に対して攻撃するときに噛みつく。その習性が子猫時代から受け継がれていたりします。
寂しがっている
まだ生まれて間もない子猫は、とにかく寂しがり屋さんです。飼い主がずっと家を留守にして寂しい時にはコードをかじって気分を紛らわそうとしています。なんだかすごく申し訳ない気持ちになってしまいますよね。
本来であれば、赤ちゃんの時に親猫に体を舐められながら、愛情をたっぷりと受けて育っていく動物です。どんなに気まぐれな性格で有名でも、まだまだ身体が小さくて1人では何にもできない赤ちゃん。不安でさみしいという気持ちがコードをかじるという行為に表れます。
遊んでもらえない
縦横無尽に活発に動きまわることが猫の魅力でもありますよね。家猫は外の世界に出ることがないので、室内だけで運動量を確保しないといけません。それが飼い主との遊びの役割でもあるんです。
だけど仕事で忙しかったり、家を留守にしがちでなかなか遊ぶ時間が取れないでいると、フラストレーションがたまって、ストレス発散のためにコードをかじって気持ちを静めようとするんです。
細長くて噛みごたえもあるし、見た目も猫じゃらしにそっくりなので、自分1人で遊ぶのにも最適な道具でもあるんですね。人間でもイライラすると歯を食いしばったりする方がいますが、猫にもそれが当てはまるんです。
成猫の場合は癖になっている
ある程度大きくなって成長しきった後でも、子猫時代と理由はほとんど一緒で変わりません。寂しい気持ちのときは遊んでもらえないときに、魅力たっぷりなコードをガジガジして気を紛らわせているんです。
それともう1つが癖になっている場合があります。子猫のときからずっと気を紛らわせるためにコードを噛み続けていると、身体に染みついた噛みグセが抜けずに、大きく成長したあとでもずっと治りません。
人間でも子供の頃からのクセが、大人になった今でも全然治らない方がいますよね。それと同じ現象です。癖はたとえ意識していても自分ではなかなか治すことができないので、あとあと困らないようにするためには、小さなときからのしつけがとても大切になってきます。
コードへの噛みつき防止対策
特に子猫の場合は、飼い主がずっと家を留守にして寂しい時なんかにもコードをかじります。寂しさを紛らわせています。なかなか遊んでもらえない時でも同じです。コードって細長いし、噛み応えもあるし、猫じゃらしのように見えるしで気がまぎれるんですね。
コードに噛みついてしまうと、もしコンセントに差していたら感電してしまうこともあるし、新しいコードに買い替える必要が出てきて大変です。いくら寂しがっているとしてもこれでは困ってしまいますよね。
しつけて治す
もしも飼い主が家にいるときにもコードをかじるのであれば、かじりそうな素振りを見せたら「ダメッ!」と、少し大きめの低い声を出して叱ってみましょう。猫は女性が出す高い声は大好きなのですが、低い声は苦手なんです。
女性のほうが猫にモテるのも声のおかげでもあるんですよ。また普段よりも少し大きめの声を出すと効果的です。びっくりしてかじるのをやめてくれます。
しつけ始めのころは、叱られたことを忘れて次の日にはまた同じことを繰り返すこともあります。だけど何回もくり返していくうちに「コードに噛みつくのは悪いこと」だと認識するようになり、癖も少しずつ治っていくんです。
キャットフードを変えてみる
いつも食べさせているキャットフードがウェットタイプのものなら、ドライタイプに変えてみましょう。肉食動物なのであごの力を衰えさせないために、かじりついていることもあるからです。
意外と効果てきめんで、ご飯を噛まないと食べられないようにすることでコードの噛みグセも治すことができるんです。噛まなくても飲み込んでしまえるものは、歯ごたえがなくて少し物足りなさを感じさせてしまいます。
ただ、エサを変えるのは大変なことなので、噛みごたえがあるおやつを食べさせるという方法でもいいですね。私はこの方法で、飼っていた猫をしつけることができたんです。おやつのほうに夢中になるから、ピタッとやめてくれました。
ジャーキーのような噛みごたえがあるものが好ましくて、安く購入できるし毛玉ケアをすることができるものや、普段のキャットフードでは補えない栄養が入っているものもあるからおすすめです。
猫が嫌がるニオイをコードに付ける
人間にはとても快適で心地よく感じるニオイも、猫からすると嫌なニオイのもが実は多くあります。柑橘系や香水の匂いが嫌がるニオイとしては有名ですね。
香水であればシュッとひと吹き。柑橘系であれば、皮をすりつぶすようにしてコードにこすりつけるようにすれば大丈夫です。
注意点は、あくまで軽く香る程度にすること。あまり強烈に臭うようにすると、猫が部屋に近寄れなくなってしまいます。人間よりも嗅覚が何十倍も優れた動物なので、ほんの少しで大丈夫です。
やりすぎると飼い主さえも嫌いになることもあるし、コードをダメにしてしまうこともあるので気を付けるようにしましょうね。もしも嫌われてしまったら身体も触らせてくれなくなることだってあります。
コードカバーで保護する
私はこの方法を使わなかったのですが、猫を飼っている方がする対策の中で一番オーソドックスなものです。私の友達はこれで対策をしています。カバーを付けることによって、噛みつけなくする方法です。
遊びたがりな猫は、最初は何とかかぶりついてやろうと必死に頑張るのですが、不可能だということを悟り、いつの間にかあきらめるようになります。カバーをつけることで、コードに付くホコリの掃除も楽になります。
コードもバラバラにならないので、部屋もすっきりと見せることができる一石三鳥のやり方ですね。多くの飼い主がこの方法を選ぶのも納得です。
天井からヒモをぶら下げる
これは他のものに注意をそらさせる作戦です。興味を持つものを家の中に置いておくことで、そちらで遊ぶように仕向けます。個人的には天井からヒモをぶら下げておくのがおすすめです。
ブラブラと揺れているものには反応しやすいので、つついたりはたいたりして、勝手に寂しさを紛らわせるように遊んでくれます。少しジャンプしないと届かないくらいの高さにしておくと、とてもいい運動になるので高さも調節してあげるようにしましょう。
仕事や旅行など、家を留守にするときでも、自分だけで遊べるものがあると安心できますよね。
コード類は束にしてまとめる
効果的なのはパソコン周りです。特にコード類がゴチャゴチャしてしまいますよね。1本のままだと、猫の口のサイズにぴったりなのでガブリとされてしまいますが、まとめたり束ねることで、太くなるので噛みつきにくくなります。
電子機器は猫の毛にも弱く壊れやすいので、特に注意が必要な場所です。後から困らないためにもしっかり対策しておきましょうね。
ワイヤレスにする
ワイヤレスにできるものは、変更するというのも手っ取り早い方法の1つです。マウスやキーボード、充電器などはどんどん出てきていますよね。コードがなくなれば、家の中もすっきりと見せることができます。
猫と遊ぶことでかじるのを防ぐ
寂しさを紛らわしたり、1人遊びのためにかじっていることも多いんです。飼い主とのコミュニケーション不足が原因になっている場合ですね。
猫と遊ぶ時間は1日に15分程度でも十分なんです。一緒に遊ぶことでエネルギーを発散させてあげれば、解決する場合はとても多いです。猫じゃらしでも毛玉のボールでも、ケンカごっこでもなんでも大丈夫です。
たくさんスキンシップを取ることで、気持ちを満たしてあげることを考えてあげましょう。猫も困らせたくてやっていることではありません。しつけてあげたり、寂しい思いをさせない、幸せに暮らす環境を提供してあげるのは飼い主の務めでもあるんですよ。
最後に
猫がコードをかじる理由は大きく3つ。原因はどれであっても対策することができるから、自分にぴったりな方法を見つけるようにすることが大事だよ。
だけど一番は飼い主とのコミュニケーション不足からくる寂しい気持ちの表れなんだ。忙しくて大変かもしれないけど、一緒に遊ぶ時間を作ったり、早めに帰宅したり。猫がコードをかじるときの対策は、できるだけスキンシップで解消してあげたいね。
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