こんにちは、キャットシッターにゃんコロネです。
「大好きな猫が私になつかない…」
猫ちゃんとの気持ちがすれ違い、片思いになっているというのは多くの飼い主さんが抱える悩みの1つです。
猫に嫌われることをしたのだろうかと、モヤモヤしますよね。仲良くなるにはどうしたらいいのか、一生懸命考えると思います。
そこで、猫がなつかない原因や好かれるのはどんな人なのか、仲良くなる方法などを詳しく紹介します。
目次
猫がなつかない原因
まずは、なぜ猫ちゃんがなつかないのか、その原因から見ていきましょう。
嫌いな匂いを付けている
猫はとても鼻が利くので、嫌いな匂いに敏感です。そんな香りを身に纏っていると、寄り付かなくなります。
香水の香り
私たちには心地よく、気分も上げてくれるアイテムですが、付け過ぎてはいけません。猫ちゃんには鼻が曲がるくらい嫌いな子も多いです。
柑橘系の匂い
みかんやレモンのような柑橘系の香りは、コードの噛みつき防止にも利用されるほど猫が嫌いな匂いとして有名です。なつかない原因になりやすいので、気を付けましょう。
たばこの臭い
最近は無臭に近いたばこも多いですが要注意です。猫カフェでもほとんど喫煙スペースがないのは、このためでもあります。
洋服や持ち物、手に付いた苦みのある臭いは、猫ちゃんが嫌いなもの。お風呂に入る、洋服を変える、歯磨きなどの対処で嫌がられることが少なくなります。
ハッカ系の匂い
ハッカ系の匂いは、湿布や傷薬など病院を連想させてしまいます。病院に行くと暴れる子も多いですよね。これは、病院特有の薬品などの匂いが苦手だからです。
嫌な記憶を思い出させる匂いがすると、猫ちゃんもなつきにくいです。
猫の目をジッと見つめる
フワモコの姿が可愛らしいからと言って、猫ちゃんの瞳をのぞき込むように見つめるのもよくありません。
猫はジッと見つめられると、自分に敵対心を持っていると誤解するので、その人になつかなくなってしまいます。つまり「飼い主さん=自分を脅かす存在」となってしまうのです。
気持ちは分かりますが、適度な距離感が猫社会には必要です。子猫だと大丈夫なことも多いですが、1人前になった成猫は身構えることが多いです。
どうしても猫ちゃんを見つめたいときは…?
目を細めたり両目をゆっくり閉じてウインクをすれば「仲良くなろうね!」という合図に変わります。ずっと視線を送るのではなく、たまに目線を逸らし、友好の印だということを伝えましょう。
過度なスキンシップをしている
撫でる、抱っこなどの適度なスキンシップは信頼関係を作りますが、やり過ぎては逆効果です。気持ちを無視したスキンシップは、嫌われる傾向にあります。
私たちも1人になりたいときがありますよね。猫ちゃんも常にかまわれると、ストレスが溜まり、リラックスどころか気を緩めることができないのです。
なつかせるためには、正しい頻度で接することが大切です。嫌がる素振りが見られたら、すぐに放すことも仲良しでいるための秘訣です。
発情期を迎えている
去勢手術をしていないオス猫は、発情期になると性格が凶暴化して、激しく鳴いたり、気性が荒々しくなります。
なつくどころか、飼い主さんの気持ちさえも無視して、威嚇や引っ掻き、暴れまわる、脱走するなどのやんちゃぶりを発揮します。
一過性のケースが多く、発情期が終われば元通り仲良くなることができます。猫の発情期についてはこちらの記事にまとめています。
大声を出す、騒ぐ、家の中がうるさい
猫は大きな物音や騒がしい空間が大の苦手です。こういった空間では、飼い主さんが安心を奪っていると誤解されて、人になつきにくいです。
例えば主婦の方であれば、午前中はとくに忙しいですよね。ご飯の準備、子供を起こして送り迎え、後片付けも大変。他にも掃除機や洗濯機、周囲の工事や車の音もそうです。
このときの足音や物音、環境音は猫ちゃんの安らぎを壊してしまいます。飼い主さんが出していない音でも、猫ちゃんには理解できないので、嫌われるきっかけを作ってしまいます。
嫌がることをしてしまった
猫は嫌な思いをすると、なつくどころかその人を警戒するようになります。そうなると再び深い絆で結ばれるには、それなりの時間がかかります。
よくある猫との信頼が壊れることを紹介します。心当たりがないか確認しましょう。
- 激しいブラッシングで、痛い思いをさせている
- トイレの瞬間をのぞき込もうとする
- かまって欲しいのに、全然遊んであげなかった
- 猫ちゃんのケアやお手入れを雑にしている(シャンプーや爪切りなど)
- 叩いてしつけをしてしまった
- 多頭飼いなのに、特定の猫だけを可愛がっている
- 餌やりをよく忘れて、お腹を空かせてしまう
一緒に暮らして、まだ日が浅い
人懐っこい性格でなければ、飼い始めの時期はなつかないです。これからドンドン仲良くなっていく段階ですね。
今まで過ごした場所を離れて、不安な気持ちに包まれているので、警戒心も強いです。家の中に慣れさせ、飼い主さんの匂いを覚えさせてなつかせていきましょう。
猫の飼い始めに気を付けることを詳しく紹介しているので、参考にしましょう。
猫を飼い始めた初日!トイレやご飯は?猫の不安をなくす注意点まとめ>>
病気や体調不良
急になつかなくなったり、素っ気ない態度が見られるようになったら、病気や体調不良が考えられます。
ぐったりして辛いので、飼い主さんにも冷たい態度になることがあります。猫ちゃんに悪気はないのですが、この様子がなついていないと感じることは多いです。
次のような症状が出ていたら、なついていないのではなく、一時的な体調不良のケースがあります。早めに動物病院に連れて行ってあげましょう。
- 下痢や嘔吐をするようになった
- キャットフードを残すことが多い
- 水の飲み過ぎ、反対にほとんど飲まない
- くしゃみ、鼻水、目やにがよく出る
- うずくまることが多く、あまり遊ばなくなった
- 口臭、便臭、体臭がきつくなった
猫はなついていない嫌いな人にこんな態度をとる
猫ちゃんはなついていない人にどんな態度をとるのか特徴をまとめました。嫌われているのは思い過ごしのこともあるので、チェックしてみましょう。
このような行動が見られたら、親密度を高め、絆をグッと深めるためにできることをやっていきましょう。
近づくと逃げて遠くへいく
猫ちゃんがスヤスヤお休み中でもご機嫌に見えるときでも、側に寄ると逃げるように離れていきます。
猫ちゃんはこんな風に思っています
- 近づかれると怖い
- 何か嫌なことをされるかもしれない
- 身体を触られたくない
- 1人でいたい
なついているとは言い難い状況で、警戒心の表れです。
ただ遠くへ行くだけなら、関係性を修復するのは比較的簡単にできるので、これからの接し方に気を付けていきましょう。
威嚇してくることが多い
飼い主さんに牙を剥き、「シャー!!」と力強く拒むような行動です。他にも触ろうとすると爪を立てたり、強めに噛みついてくることがあります。
昔、痛い思いをしたり、嫌な経験がトラウマになっていることが多いです。
撫でる、抱っこを頑なに拒む
撫でると顔を避けようとする、抱きかかえると腕を振りほどいて飛び降りる。猫ちゃんの性格に関係するところも大きいですが、十分になついているとは言えない行動です。
ただ、初めは受け入れてくれるのなら、スキンシップの時間が長すぎるのかもしれません。猫ちゃんが嫌がる素振りを見せたら、すぐに止めてあげましょう。
こんな猫は人になつきにくい
愛情を持って接すれば、猫ちゃんは人間になついてくれます。でも、中には仲良くなるのが難しい子もいるのです。
野良猫や保護猫から育てている
中には人懐っこい性格の子もいますが、野良での生活が長いと本能的に人間に警戒心を持ちます。それに、もしかすると心無い飼い主さんに一度見放された過去があるかもしれません。
野良猫を拾って育てるのはとても心優しいことですが、距離を縮まるまでには長い時間がかかります。
次に保護猫です。子猫だと打ち解けるまでの時間も短いですが、すでにある程度の年齢に成長していることも多いですよね。
成猫になってからでは、子猫に比べると心の距離を近づけるのは大変です。毎日少しずつでも、猫ちゃんの閉ざされた心を開くことが大切です。
友人などから譲り受けた猫
猫ちゃんの性格に大きく左右されますが、友人から譲り受けた場合もなつきにくくなります。
生まれて間もなければすぐになつきますが、成長した後だと飼い主さんが変わったことや、生活環境の変化によるストレスで、なつかないことも多いです。
猫がなつかなくなる!?嘘と本当の真実を紹介
猫ちゃんは言葉を話さないので、猫好きの間では「これでなつく!」「あれをするとなつかない!」などの噂が飛び交いますよね。その噂は本当なのか嘘なのか、真実を紹介します。
不妊・去勢後はなつかなくなるのは本当?
発情期対策のために、不妊・去勢をする飼い主さんは多いですよね。これはホルモンバランスが変わるので、猫ちゃんの性格が一変することがあるのです。
今まではすごく甘えていたのに、飼い主さんに寄り付かなくなったというケースもあります。
これは「なつかなくなった」ではなく、正しくは「性格が変わった」だけです。飼い主さんを好きな気持ちはそのまま残っているのです。
無邪気さや甘えが少なくなるのは寂しいですが、大人の階段を登って落ち着きのある性格になったのです。
メスはなつきにくいのは本当?
メスはオスよりも人間になつかないという噂もあります。これは本当でもあり、ただの噂でもあります。
オスの一般的な性格は無邪気で活発、遊びが大好きなので、すごくなついているように感じます。でもメスは比較的おしとやかで温厚。
遊びに夢中になってくれないし、自分のところにあまり寄ってきてくれない。飼い主さんからすると、嫌われているように思ってしまいますよね。
でも、これがメスのもともとの一般的な性格なのです。本当になついていないかどうかは、猫ちゃんの行動を見て判断しましょう。
猫の性別による性格の違いは、こちらの記事に詳しくまとめたので参考にしましょう。
本当は飼い主さんが好き!誤解しやすい猫の行動
「私、猫に好かれてないな…」言葉のコミュニケーションができないと、そう思うこともありますよね。でもそれは誤解で、本当は好きという気持ちの表れかもしれません。
本当は猫に好かれている、間違えやすい行動をまとめました。
猫パンチをされる
爪を立てて猫パンチを繰り出されると、痛いし攻撃を受けたので嫌われていると間違えやすいです。
全部がそういう意味ではありませんが、これは遊んで欲しいときに見せる猫のサインです。これを知らずにずっと遊びを無視すると、本当になつかなくなるので注意しましょう。
手や足など身体を噛む
猫が噛むのは愛情の裏返しのパターンも多いです。ただ注意が必要で、歯が痒くて噛みついてくることもあります。
これも猫パンチと同じで、遊んでもらいたいときの行動です。飼い主さんが大好きでかまってもらいたいのでしょう。
ただ、噛みつかれると痛いので、噛み癖をしつけることも大切です。こちらの記事を読んで、噛み癖を直していきましょう。
尻尾をピンと立てる
ピンと立った尻尾は逆立っているような気がして、威嚇しているように感じますが、子猫気分で甘えたいときに見せる仕草です。
ご機嫌でいる証でもあるので、近づいてきたら思いっきりその気持ちに応えてあげましょう。
猫の尻尾には気持ちがダイレクトに現れるので、いろんな感情が分かります。こちらの記事も参考にしましょう。
自分に近寄ってこない
猫ちゃんは犬のように社交的ではないので、もともとの性格で近づいてこないことも多いです。
飼い主さんの方から猫に近づいて、逃げようとしなければ積極性が少ないそういう性格なので、過度に心配しなくても平気です。
メスの猫はおっとり温厚な性格なので、この傾向が強いです。
飼い主さんの言うことを聞かない
テーブルの上に登る、トイレを覚えず粗相をする、壁で爪を研ぐ。何度言っても飼い主さんを困らせる行動は、嫌いだからやっているわけではありません。
これは猫ちゃんに言っていることが伝わりきれていないだけです。良いこと、悪いことの区別がまだついていないので、褒め方や叱り方を正せばこんな行動は少なくなります。
嫌いだから飼い主さんを困らせることはないので、勘違いしないであげましょう。
猫に好かれるのはこんな人
「こんなに愛情を持って接しているのに…」でも思うように好かれずに苦労していませんか。実は猫に好かれる人、なつきやすい人には特徴があります。
男性よりも女性が好かれる
女性が話す声のトーンは高いので、猫ちゃんが安心しやすく、心地よく感じます。男性の声は周波数も低いので、猫ちゃんには怒られているように聞こえるのです。
それに柔らかな体つきが抱っこされたときも気持ちが良く、猫への接し方もおだやかです。
子供よりも大人が好かれる
追い掛け回されたり、乱暴に扱われたり、騒がしく甲高い声で叫ぶ。実は猫にとって子供は大の苦手で、このような嫌がる条件を満たしやすいです。
それに子供はどんな行動に出るか予測できないので、猫ちゃんの恐怖の対象になります。
大人だと節操があって落ち着きもあるので、猫の気持ちを考えて丁寧にやさしく接しますよね。だから、子供より身体が大きな大人でも、猫はなつきやすいです。
うるさいよりも静かな人が好かれる
猫は大きな音が怖いので、大声を出したり騒ぐ人は苦手でストレスを感じます。静かにしている人は、それだけで心地よく感じてくれるので好かれる傾向にあります。
お年寄りの方が猫に好かれるのも、一緒にいて穏やかに過ごせることを本能で知っているからなのです。
長く時間を過ごした人が好かれる
猫はより長く同じ時間を共にした人が好きです。ご家族や友人、来客よりも飼い主さんの方がもちろん好きです。
性格によりますが、知らない人には警戒心も働きます。
また、奥様が専業主婦で旦那様が働いているのであれば、奥様の方によりなつきます。これは女性だからという理由だけでなく、長く一緒の空間にいて、お互いを良く知っているからです。
なので、もし働き手が逆になれば、猫ちゃんは旦那様を好きになりやすいのです。
猫と仲良くなるには、好かれるオーラを出そう
猫になついてもらい仲良くなるためには、好かれるオーラを出すことが大切です。私たちでも雰囲気が良い人には惹かれますよね。これは猫と接する時でも同じです。
では、どうすれば猫にオーラが出せるのかを紹介します。
嫌がることをせず、心穏やかにすることが大前提
猫に好かれるオーラを出すためには、嫌がることをしないのが大前提です。悪戯や驚かしてビックリさせる、過度なスキンシップをするなどの強引な雰囲気を出す人にはなつかないのです。
また、イライラや緊張、不安などの感情は猫ちゃんにも伝わりますので、心穏やかにしておくことも大切です。
猫と目線を合わせて、猫なで声で話す
猫は上から見下ろされると威圧感を感じます。だから猫と話すときは、しゃがむか高い場所を用意して、猫ちゃんと同じ目線になるようにします。
こうすることで、威嚇されている感や恐怖心を取り除くことができ、親近感を感じやすくさせることができます。
そして、話すときも声のボリュームを抑えて、なるべく高い声を頑張って出しましょう。冗談みたいですが、猫に好かれるオーラ作りに大切です。
また、ゆっくり話すこともポイントです。「猫なで声」のコツを意識することで、猫に好かれやすい雰囲気が作れるのです。
猫には無関心なフリで、目を見つめない
猫がなつかない原因で紹介したように、目を見つめるのは威嚇されているように勘違いさせ、逆に警戒心を与えます。
猫同士の喧嘩でもジッと睨み合いますよね。
もちろんたまに目が合う分には大丈夫です。猫が好きな雰囲気をつくるためには、静かに過ごし、無関心なフリをしておきましょう。
そして、猫から近寄ってきてくれるのをジッと待ちます。一緒にいて居心地が良いと感じてもらうことが重要です。
必要以上にかまうのではなく、猫が触れ合いたくて近寄ってきた時に撫でるなどのスキンシップをしましょう。
猫ちゃんへの近づき方を変える
身体が小さな猫ちゃんには、私たちは巨人のように大きな存在です。だから近づき方を変えるだけでも猫ちゃんが安心できる雰囲気が作れます。
しゃがみながら近づく
猫は高い場所にいる人を自分よりもパワーのある優位な人だと認識します。なので、近寄るときはなるべくヨチヨチ歩きのように目線を落とします。
すると、目線が揃うので安心できる人だと思ってくれやすいです。猫の顔に手を差し伸べるときも、目線より下からというのを忘れないようにしましょう。
ゆっくりと近づく
ズカズカと力強く接近するのも怖がらせてしまいます。猫に好かれるには、ゆっくりと静かに近づくことが大切です。
お年寄りに猫がなつくのも、動きがゆっくりで落ち着ける雰囲気が出ているから。これがゆっくり近づくことの効果です。
猫の視界から近づく
静かに近づくことは大切ですが、これは猫に気が付かれないようにという意味ではありません。大切なのは、猫に見える場所からゆっくり近寄ることです。
物陰からいきなり現れると、猫ちゃんはビックリします。
いつも見える場所にいて、ゆっくりな動作を心がけるだけでも、猫に好かれるオーラが出せるのです。
猫との距離感を守る
猫にもパーソナルスペースがあり、心地よさを与える距離感があります。
「個体距離」「社会距離」「臨海距離」「逃走距離」の4つで、どこまで近寄っても良いのかを知っておくことで、猫に嫌がられない距離感で接することができます。
個体距離
猫と身体がくっつけれる距離です。猫ちゃんと親密な関係じゃないと、敵意を示し威嚇や噛みつくことがあります。
社会距離
手を伸ばせば猫ちゃんに触れることができる距離です。猫ちゃんとの良い関係が作れていれば、ココまで近寄っても逃げることはありません。
臨海距離
1歩踏み込めば猫の側に行ける距離です。なついていない人がココまで近寄ると、敵意をむき出しにします。
逃走距離
猫ちゃんから2m程度の距離です。ココまで近寄って逃げようとするのなら、まだなついていない状態です。
猫と仲良くなる方法!なつかせるためにすべきこと
大好きな猫ちゃんがなつかないと、「可愛くない」「むかつく」などの感情が出て、ひどいときは、「捨てたい」とまで思ってしまうことも。
そこで、猫と仲良くなる方法について紹介します。
匂いチェックに必ず付き合う
猫ちゃんは人の見た目ではなく、匂いで誰なのかを認識します。クンクン鼻を近づけてくるのは、大丈夫な人かどうかの情報収集をしているのです。
このときに気が済むまで、飼い主さんの匂いを嗅がせましょう。
猫ちゃんが匂いチェックは大切な役割があって、下手をすると距離が縮まらないまま成長することもあります。
匂いチェックが終わるまでは、撫でる、抱っこなどは控えて、動かないように待ちましょう。その後に顔や身体をスリスリとこすりつけてきたら、友好の証です。
大好きなおやつで距離を縮める
猫と仲良くなるために「一緒にいたら良いことがある」と思わせることが大切です。そのために手っ取り早いのは、大好きなおやつを食べさせることです。
キャットフードとの栄養バランスを考えて与えましょう。
初めはおやつ欲しさに寄ってくるだけですが、なつかせるための大事なステップです。徐々に猫ちゃんとの絆を深めていくことができます。
まさに餌付けですが、なつく猫は飼い主さんに良くしてもらっています。初めはココからスタートするのが良いでしょう。
人気が高いチャオチュールや塩分抜きの小魚、ジャーキー、ササミなど猫ちゃんが好むもので大丈夫です。噛みごたえがあるは、歯を丈夫させ、ストレス解消の効果もあります。
猫と一緒に遊んで仲良くなる
たくさん猫と一緒に遊ぶことで、徐々に心の距離が縮まっていきます。忙しくて家にいる時間が少なくても、1日に10分程度はかまってあげましょう。
遊んでいるときは、飼い主さんのことを兄弟のように感じるので、長く続けることで間違いなく今よりも仲良くなることができます。
猫じゃらし、ボール、喧嘩ごっこなど、時間があるときは、心ゆくまで遊びに付き合ってあげましょう。
安心できる空間をプレゼント
何か嫌なことがあったときに、逃げ込める場所を作っておくことも大切です。何かしたときでも、嫌われる前に猫が自分で逃げることができます。
- キャットタワーを準備する
- 暗くて狭い場所を作る
- 静かに過ごせる場所を作る
猫のための部屋作りを意識することで、なつきを良くすることもできるのです。どんな部屋を作ればよいのか、こちらの記事に詳しくまとめました。
猫との正しいスキンシップ
正しい頻度でのスキンシップは、仲良くなるために欠かせないことです。初めは猫ちゃんの身体に触れることも難しいですが、気持ちを考えたスキンシップは絆を強めます。
たくさん遊んだ後やおやつを食べた後はご機嫌なので、受け入れてくれやすいです。
撫でるときは、まず顔周りと首回りの無難な場所から始めることがコツです。
猫が喜ぶ撫で方のコツを紹介!撫でると気持ちが良い場所とは?>>
撫でることもうまく行ったら、マッサージなども取り入れて、なつきを早めましょう。
お腹は急所なので嫌がられますが、頭や背中、足などを優しくほぐします。
ゴロゴロと喉を鳴らすようになれば、極上の気分を堪能している最中です。
手を噛ませたり、引っ掻かせる
痛みを感じて時には血が出ることもありますが、敢えて噛みつかせてみるのもなつかせるために有効な方法です。
「飼い主さんは自分に危害を加えない人」だということを伝えることが大切です。
爪を立てられたり、噛みつき加減によってはかなり辛いですが、「この人は安心できる」と感じてもらえれば、心を許してくれます。
絶対にココに注意!
成猫になってからでは、大怪我に繋がることもあります。必ず噛む力が弱い子猫の時にします。そして猫ちゃんの爪が伸びていないことも、必ず確認してください。
何をしてもなつかない!捨てたいと思ったときに
猫ちゃんの性格によっては、長く一緒に暮らしても、飼い主さんがどんなに頑張ってもなつかないかもしれません。
楽しい日常を想像していたのに、とても辛い気持ちになるかもしれません。
私も大好きな猫と仲良くなれないのなら、ショックです。飼い主さんもきっと心に傷を負い、育てることが苦痛に思うかもしれません。
そんな時でも「猫を捨てる」ということは、絶対にやめてほしいと思っています。私たちとは違う動物なので、なつかないことはあっても猫に罪はありません。
貰い手を見つける、友人や知人に預ける、実家で飼ってもらう、里親募集など方法はたくさんあります。
それに、もし猫ちゃんを捨ててしまったら、後ろめたさも生まれますよね。
それに、猫ちゃんも家を追い出され、途方に暮れ、ご飯も満足に食べられない環境で生き抜かねばなりません。ひどいときは、殺処分されることもあるのです。
猫ちゃんの大切な命を守るために、ご協力していただければと思います。
最後に
猫がなつかないのは、飼い主さんが抱える大きな悩みです。でも威嚇してきたり、逃げられるのには原因があります。
仲良くなるための方法は、正しく猫ちゃんと接していくことです。好かれる人は必ず猫ちゃんの気持ちを考えます。
毎日1歩ずつでも心の距離を縮めていきましょう。
- 愛猫の体臭でお部屋の臭いが気になる…
- 排泄物の臭いが部屋の中に充満…
- 発情期のスプレー行為で悪臭だらけ…
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