こんにちは、にゃんコロネです。
愛猫の様子をジッと見ていると、しっぽの動きが面白いよね!猫のしっぽにはちゃんと意味があって今どんな気分でいるのか、ご機嫌を知ることができる場所なんです。気分屋で有名な動物なので、どんな気持ちでいるのかすごく気になりますよね?
それに、愛猫のことをしっかり分かってあげれば、今よりも絆を深めていくこともできます。コミュニケーションを取りやすくなるので、もっと仲良くなるチャンス!
私も小さな頃は、猫があまり懐いてくれずに、いろいろ自分に夢中にさせようと頑張ったんです。そこで私の経験も含めて、猫のしっぽから分かる感情の状態を紹介します。もっと猫と仲良くなるために、飼い主さんのお役に立てれば幸いです。
目次
猫の感情がしっぽに出る理由
猫は私たちと違って言葉を話すことができず、鳴き声を出すということしかできません。もともと野生で暮らしていた動物で、自分の強さを相手に理解させるためや猫同士のコミュニケーションに鳴き声だけでは不足しています。
4足歩行をしているので、ジェスチャーをするにも難しいし私たちのように知能が抜群に発達しているわけでもありません。だけど、猫社会で生きていくためには、自分の感情を伝える技術が欠かせません。
そこで役に立つのが「しっぽによる感情表現」です。しっぽの振り方や膨らみによって、うまく相手に自分のことを伝えます。そのためしっぽに注目をすれば、愛猫がどんな気持ちでいるのかを知ることができるんです。
猫がしっぽを激しく左右に振るときの感情
犬であれば、ブンブンと尻尾を振っていれば喜びの感情表現で嬉しいときに見ることができます。ですが猫の場合は逆の意味になります。何かにイライラしているときに猫はしっぽを激しく左右に振ります。
猫カフェではよく、人間慣れしていない猫の背中やお腹を撫でたりすると、このような仕草を見せるときがあります。触られることにイライラしていたり、家の中の室温が不快だったり、イタズラをされて不機嫌なときに見せます。
とくに触ったときに激しくしっぽを左右に振るのであれば、まだ信頼関係が作れていない可能性があります。こちらの記事に猫と仲良くなる方法をまとめているので、参考にすればこのような仕草を見せることも少なくなります。
https://iyashinokokoro.com/1593
また、猫が喜ぶと思っていろんなところを撫でてあげようとしても、猫からしたら逆に不快な思いをするのはよくあること。とくに猫はお腹が急所です。そこに近い場所を触るのは、猫が人間好きな性格か、かなり親密度が高くないと嫌がられます。
また、しっぽを激しく左右に振る以外にも、床にバシッと叩きつけるのも同じようにイライラの感情表現なので、しっかりと覚えておきましょうね。このような仕草を見たら、かまいたくても怒りが収まるまでは、そっとしておいてあげましょう。
身体はそのままに、しっぽの先だけを動かすとき
これは猫が飼い主さんに対して、返事をしているときに見せる動きです。「ニャー!」と鳴いてくれればいいのですが、しっぽの先をフリフリして飼い主さんの呼びかけに答えてくれる時があります。
鳴いて返事をしないからと言って、決して飼い主さんを無視しているわけではないので怒らないであげてくださいね。眠たいときや、「今は面倒で動きたくないな…」という気分のときにこんな反応を見せます。
よく春先になると、猫も気持ちよく日向ぼっこをすることが多いので、こんな光景を見やすくなります。気分屋な動物なので、鳴き声で反応したり駆け寄ってきてくれたり、しっぽを振ったりと様々ですが、嫌われているわけではないので大丈夫です。
ちなみにしっぽの振り方にもたくさんの意味があります。シチュエーションによってどんな気持ちなのかも変わってくるので、興味がある方はこちらの記事も読んでみてください。
猫がしっぽをフルフルと細かく震えさせるとき
この仕草は、猫が葛藤を抱えているときによくやる動きです。例えば今までに見たことがないおもちゃを見たときに、飛びついて捕まえたい。だけど、飛びついても危険はないものか、近寄っても大丈夫か、という心の葛藤を抱えているときです。
猫は好奇心が強い動物ですが、性格によっては初体験のものは緊張してしまいます。よく猫カフェの赤ちゃん猫なんかも、見慣れないおもちゃを持って行くとこんなかわいい姿を見ることができます。
飛びつくタイミングを計ったり、獲物を見定めたりする間にしっぽを小刻みに振るわせて身体の調子を整えます。怖いもの知らずなところがある猫ですが、内心は意外とドキドキしているんです。
股の下にしっぽを収納しているとき
自分の股の下にしっぽを丸めて収納しているような仕草は、猫が怖がっているときに見ることができます。よく「しっぽを巻いて逃げる」という表現が使われますが、この言葉は猫のこの行動に由来しているんです。
自分よりも圧倒的に強い動物を目の前にしたとき、はるかに大きな生き物を目撃した時、怖い目に遭ったときなど、自分の身を守るためや気持ちを落ち着かせるために縮こまってしまうのは猫も人間も同じですね。
しっぽと一緒に身体も震えているようなら、怖がっているとみて間違いはありません。家猫であれば、知らないお客様を家に招いたときに、初めての人に対して驚きが強くしっぽを丸めて怖がることがよくあります。
ただ、子猫のときからたくさんの人と触れ合い、人間慣れさせておくとこのような仕草は基本的にしなくなります。怖いということは愛猫のストレスにもなるので、子猫時代にたくさんの人と遊ばせて可愛がってあげましょうね。
猫のしっぽがボワッと膨らむとき
不思議な構造ですが、猫のしっぽはブワッと大きく膨らむことがあります。これは飼い主さんの愛猫が強い興奮を覚えたときに見せる仕草です。よく野良猫でケンカし合う直前にこのような姿になりますよね。
お互いに威嚇や攻撃を繰り出すことによって気持ちが最高潮に達し、負けられないという強い感情が沸き上がっているんです。人間でも気持ちが高まるとアドレナリンが放出されますが、猫だとより分かりやすいです。
体毛も同時に逆立ち、相手への恐怖心や攻撃心、自分を強く見せたいという気持ちから大きくしっぽを膨らませるんです。下手に刺激すると危ないので、もしも愛猫のこんな姿を見たら、落ち着くまでそっとしておくことが大切です。
しっぽをピンと立てているとき
私たちからすると、しっぽをピンと立ててゆっくり堂々と近づいてくるので、もしかしたら引っ掻かれたり噛みつかれたりするんじゃないかと不安になりますが、心配はいりません。これは、猫が飼い主さんに甘えたいときに見せる姿です。
「一緒に遊んで?」「もっとかまってよ~」「ナデナデして?」のように、甘えモード全開のときで、飼い主さんに対する愛情表現でもあります。よくしっぽを立てながら、足の周りをクルクルと回ってきませんか?
家猫じゃなく野良猫でも、人間慣れしているとご飯をおねだりするときに、こんな仕草を見せてくれます。嫌いな人間にはやらない行為なので、もっと仲良くなるためにたっぷりと愛情をもって接してあげましょう。
甘える姿は本当にかわいいですよね!完全に子猫モードで、他にもおでこを押し付けたり、毛布をモミモミしたりなどいろんな甘える姿があります。興味があれば、ぜひこちらの記事も読んでみてください。
猫のしっぽからご機嫌を知れば絆が深まる
紹介したように、猫は人間の言葉が話せないので、しっぽをうまく使って私たちにご機嫌状態や感情をうまく伝えようとしてくれています。私たちも誰かに自分の気持ちを分かってもらえたら嬉しいですよね?それは猫だって同じです。
自分の気持ちが分かってくれる飼い主さんだと猫も嬉しいし、ストレスなく毎日をのびのびと過ごすことができるんです。だから飼い主さんにもよく懐いて、絆も自然と深まっていきます。
しっぽの動きは、今回紹介した6つに大きく分類されるので、基本的な猫の感情が察知できるようにしましょう。すでに猫を飼っている方、これから飼いたいと思っている方、猫カフェに遊びに行こうと思っている方も、ぜひ参考にしてください。
猫のしっぽの動きの意味を知るだけで、知らなかった時よりももっと楽しく猫と触れ合うことができますよ。
最後に
猫のしっぽには、今どんな気分でいるのかを伝える大切な意味があります。基本的なことを覚えればご機嫌状態も分かるし、感情の変化も読み取ることができるんです。なんだかメンタリストみたいですね!
自分の気持ちを知ってくれる人と暮らすのは、猫にとっても幸せなもの。今回紹介した6つの感情表現を覚えて、愛猫と楽しく暮らしていきましょう。
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