こんにちは、キャットシッターにゃんコロネです。
猫と暮らすとモフモフの身体をナデナデしたくなりますよね。でも、せっかくなら撫でると気持ちよくなってくれる場所がいいですよね。
そこで、猫が喜ぶ撫で方のコツと、撫でると気持ちよくなってくれる場所を紹介します。
目次
猫が喜ぶ撫で方のコツを部位別に紹介
猫を撫でると言っても、顔や背中、お腹などたくさんの部位があります。場所によってコツが少しずつ違ってきます。
頭周りを撫でるコツ
頭周りを撫でるときは、猫ちゃんの背後や横からです。正面から行くと猫の顔の上に手が覆いかぶさるようになるので、慣れていない猫は身構えてしまいます。
前頭部から後頭部に向かって毛並みに沿ってやさしく撫でます。気持ちよさそうに目を閉じたら大成功です。
ちなみに耳の生え際の毛が薄い部分は、特に気持ちが良く感じる場所です。指の腹でポンポンと軽い力で叩くとすごく喜びますよ。(※下の写真の赤枠の部位)

首回りを撫でるコツ
猫ちゃんの身体の大きさによりますが、指の腹、もしくは手のひらを使います。首から背中に向かって、なぞるように撫でましょう。
動画で紹介していますが、首のお肉を摘まむようにすると気持ち良くなってくれます。撫でるとマッサージを組み合わせた感覚に近いです。
顔を撫でるコツ
顔を撫でるときも猫の背後にまわりましょう。
両手を使って顔を包み込み、頬っぺたから耳の付け根に向かいやさしく撫でましょう。指の腹で猫の頬っぺたをこする感覚に近いです。
顔周りに猫ちゃんが慣れてきたら、まぶたも半円を描くようにそっとマッサージをすればもっと喜んでくれます。
あごの下を撫でるコツ
猫がお腹を見せていれば正面から、座った状態なら背後から撫でます。
あごの下から首に向かって指の腹を使い、こちょこちょする感覚です。このときに、さりげなく口周りも触るようにすれば、私たちに触れられることに抵抗が少なくなりますよ。
背中と腰周りの撫で方のコツ
猫の毛並みに沿って、首の方から腰にかけてゆっくりとしたスピードで撫でます。手でブラッシングをする感覚で、手のひらを使います。
また、時には体毛の中に指をうずめて、髪の毛を梳かすような感じで皮膚を軽く刺激してあげて下さい。程よい力加減がものすごく気持ちよく感じてくれます。
たまに背中のお肉を上下に引っ張ると、うまく筋肉をほぐしてあげられます。
腰周りの少し太くなっている場所は敏感なので、猫が少しでも嫌がる素振りを見せたらやめてあげましょう。
お腹の撫で方のコツ
猫のお腹は急所なので、自分から見せてこない限りは、なるべく控えてください。
撫で方は手のひらを使って、時計回りにクルクルとお腹をなぞる感じです。もしくは上から下へ向かってやさしく撫でてください。

逆方向にしてしまうと不快な思いをさせることがあるので気を付けましょう。他にも、弱い力で指の腹でこちょこちょするくらいでも気持ちよくなります。
猫を撫でるときの5つの注意点

猫ちゃんを撫でるときも、気持ちに寄り添うことが大切です。間違ったやり方は心の距離を縮めるどころか、逆に嫌われてしまい、信頼関係にヒビを入れます。
コツを抑えるだけじゃなく、注意するべきことも知っておきましょう。
リラックスしているときに撫でる
遊びモード全開の時や食事中に撫でようとしても、猫は他のことがしたいのです。気持ちを無視したスキンシップはうまくいかないので、リラックスしている時を狙いましょう。
また、猫ちゃんは大きな音に敏感で、怖がります。声を荒げたり、大げさな身振りも心を許してくれなくなります。安心させるためにも、静かに撫でてあげて下さいね。
こんな時は撫でてはいけない!
- 猫がご飯中や水を飲んでいるとき
- 夢中になって遊んでいるとき
- グルーミングをしているとき
- トイレに入っているとき
- 爪とぎをしているとき
猫ちゃんが何かをしているときは、それがやりたいのです。自由気ままが魅力的な猫だからこそ、気持ちを最優先に考えてあげましょう。
嫌がる素振りを見せたらすぐに止める
性格によりますがベタベタされることが苦手な子も多いです。撫でると逃げる、強く噛む、避けようとするなどの素振りを見せたら、猫ちゃんの気が向くまで我慢しましょう。
撫でる時間は5分を目安にする
あまり長い時間触り続けるのもよくありません。経験上、子猫はベタベタしても嫌がりにくいですが、人に慣れてきた猫は自我が強いです。
甘えん坊な猫ちゃんでも、長くても5分を目安にして、もっとかまって欲しそうな表情のときに延長しましょう。
猫と同じように目線を低くする
猫ちゃんは高い場所にいる相手に対して、自分よりも立場が上だと認識する動物です。だから頭の上から手が伸びてくると、強敵から攻撃されると思ってしまい、身構えるのです。
ビックリして逃げる、強く噛みついて攻撃する、引っ掻こうとするなど危険もあります。身体が小さな猫ちゃんの気持ちを考えて、目線をできるだけ低く合わせてあげましょう。
弱めのマッサージをする程度の力加減で
猫ちゃんの身体に触れると分かりますが、繊細で力を入れすぎると痛がりそうなのが伝わってきますよね。
撫でるときは私たちがするマッサージよりも、さらに弱めの力加減を心がけましょう。気持ちを込めて、優しいタッチが基本です。
初めはここから!猫が撫でられると喜ぶ場所

愛情を持って育てられた猫は、身体のどこを触られても微動だにしません。すっかり飼い主さんに懐いているのですが、その中でも特に撫でられると喜ぶ場所があります。
まだ触られることに慣れていない猫ちゃんでも、ここから始めればうまくスキンシップを取っていけます。
本当はとても警戒心が強い動物なので、お互い良い関係を作るために気持ちよく感じてくれる場所からスタートしましょう。
頭周り
私たちがヨシヨシされているみたいに気持ちよく感じてくれる場所です。仲のいい猫同士だとお互いに舐め合う部位で、その刺激と同じ感触なので嫌がられにくいです。
ほとんどの猫ちゃんは顔の周辺は抵抗がなく、触られると気持ちがいいことを知っているのです。
首回りとあごの下
ここは猫ちゃんがグルーミングで舐めにくい場所です。痒くても手が届かないのです。さらに触毛も生えているので、ダイレクトに気持ちよさを敏感に感じとれるのです。
目をつぶって、すごくリラックスした表情を見せてくれますよ。喉をゴロゴロ鳴らしてくれることも多いです。
撫でられても良いときに猫が見せる仕草

猫ちゃんとの仲が良くないと、撫でるのは実はハードルが高いことです。
今どんな気分でいるのか、撫でてもいいのかどうか、ご機嫌を見極めることもスキンシップには必要です。
飼い主さんに近づいてくる
尻尾をピンと立てて近づいてくるのは、ご機嫌な証拠です。
他にも顔や身体をスリスリしたり、飼い主さんの膝の上に乗ってきたり、何かを邪魔しようとしてきたり。これはかまってほしいサインの表れです。
気分は完全に甘えん坊モードなので、たっぷり撫でて可愛がってあげましょう。
飼い主さんをじっと見つめる
猫ちゃんの表情も一緒に観察しておかないと危険ですが、真ん丸で穏やかな瞳で見つめているときには、飼い主さんに興味を持っています。
もっと触れ合いたいなどのおねだりの気持ちが隠されているので、撫でられても大丈夫なときです。たっぷりスキンシップを取りましょう。
お腹を出してクネクネしている
お腹は急所なので、警戒心が強い気持ちでは決して見せてくれません。飼い主さんを信頼して、リラックスや甘えたい気持ち、遊んで欲しいという気持ちが隠れています。
気持ちも穏やかなので、触っても嫌がるどころか喜んでくれます。なんでも素直に受け入れてくれるので、お腹を撫でる絶好のチャンスです。
猫が撫でられたくない場所も知っておこう
飼い主さんとの信頼関係が構築されていないと、撫でたり触られることを嫌がる場所もあります。それが「お腹」「尻尾」「後ろ足」です。
お腹は私たちも含めて急所です。お互いの関係性ができていないと難しい部位です。また、尻尾はバランス感覚を保つための敏感な場所です。
そして後ろ足は、もし逃げたい状況に出くわしたときに、思いっきりダッシュを利かせるために大切な場所。
飼い主さんと猫ちゃんの絆が深ければ問題なく触らせてくれますが、これらの部位はできるだけ撫でられたくないと感じる場所でもあるのです。
猫を撫でると手を噛むのは嫌がる素振り?

ご機嫌で撫でられていたのに、いきなり手を「ガブッ!」としてくる猫。何を考えているのか、私たちからすると理解しにくいですよね。これには2つの意味が隠されています。
触り過ぎ!もう放してほしい
1つ目の理由がずっと触られることが嫌になってしまったときです。猫にも性格があるので、ずっと触られていたいタイプもいれば、1分もすれば嫌がる猫ちゃんもいます。
猫と私たちとの気持ちの温度には差があることを知っておかなければいけません。この場合は、甘噛み程度ではなく強めにガブリとされるケースが私の経験上多いです。
撫でられるうちに気持ちがヒートアップ
もう1つの理由が撫でられるうちに甘えモードを通り越して、テンションが上がってしまったときです。喉をゴロゴロ言わせながら、じゃれるように噛みつくことが多いです。
身体をくねらせ、痛気持ちいいくらいの力加減で上手に噛みます。甘えたい気分から、遊びたい気分に一変した感じですね。
どちらの理由で噛むのかは、猫ちゃんの表情、噛む力加減、仕草から判断しましょう。
猫を撫でると尻尾を振ったり鳴くのはなぜ?

撫でていると尻尾を振ったり、鳴き声を上げることがあります。これも猫ならではの仕草で、何を思っているのか難しいですよね。
大きくゆっくり尻尾を振るのはご機嫌の証
身体を撫でたときに、大きくゆっくり左右に尻尾を動かすのは、リラックスできていてご機嫌の証拠です。撫でられることが気持ちよくて、満足感を感じてくれています。
早くブンブン振るのは機嫌が悪くなっている
尻尾を振りまわすようにするのは、嫌がっている証拠です。撫でられる感触が気に入らない、力加減、ずっと触っているなど、機嫌を損ねる何かがあったのでしょう。
猫ちゃんの気持ちを優先して撫でるのは止めてあげましょう。
尻尾からは機嫌を読み取ることができます。こちらの記事も参考にすれば、猫ちゃんが今どんな気持ちでいるのかを理解できます。
喉をゴロゴロ鳴らすのは幸せを感じている
よくあご下を撫でると喉をゴロゴロ鳴らします。これは気持ちも穏やか、満足の証拠です。信頼する飼い主さんに身体を預け、最高に幸せを感じていますよ。
猫が喉をゴロゴロ鳴らす意味はこちらの記事にもっと詳しく紹介しています。
「ニャーン」と高い声で鳴くのは甘えている
撫でられながら甲高く「ニャーン」と鳴くのは、甘えているサインです。もっともっと飼い主さんに撫でられたい気持ちの表れです。
かまって欲しくてたまらないので、心ゆくまで撫でまくってあげましょう。
こちらの記事に鳴き声の意味を詳しく紹介しているので、猫ちゃんの気持ちを探りましょう。
撫でたときに発する鳴き声は、ほとんどが甲高く甘えているときです。他の意味深な鳴き声の場合は、別の理由が隠されているかもしれませんね。
最後に
猫が喜ぶ撫で方のコツは、部位別に少しずつ違います。どこをどう撫でれば猫が気持ちよく感じてくれるのか、普段のスキンシップがとても大切です。
撫でる場所は、初めは首回りやあご下などの無難な場所から。信頼関係がお互いに築けてきたら、お腹などの難しい場所もやって大丈夫です。
手を噛んだり、尻尾をふったり、鳴き声を出したり、何を思っているのか難しいところもあるけど、撫でてもいいサインを見逃ず、たくさん触れ合いましょう。
- 愛猫の体臭でお部屋の臭いが気になる…
- 排泄物の臭いが部屋の中に充満…
- 発情期のスプレー行為で悪臭だらけ…
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