こんにちは、キャットシッターにゃんコロネです。
猫が病気や怪我をしたときに頼れる動物病院。日常でもお世話になることが多いですよね。でも病院嫌いな猫は連れていくだけでも暴れるので、飼い主さんとしては困りもの。
病院に行くべきなのは分かるけど、嫌がる猫を無理やり連れてストレスも与えたくない。簡単に連れて行けて、病院でも暴れない良い方法があればと思いますよね。
そこで、猫が病院で暴れるとお悩みの飼い主さんのために、嫌がる猫にストレスを与えない簡単な対策方法を紹介します。
猫を病院に連れていく時に暴れる!簡単な対策方法
猫を病院に連れて行くだけでも、普段は鳴かないのに大声で鳴いたり、猫パンチや威嚇、さらには噛みついてくるという経験がある飼い主さんも多いはず。
でも無理やり連れていくのもストレスになって可哀想な気持ちになりますよね。そこで、猫のストレスにもならない簡単にできる対策方法を紹介します。
飼い主さんの基本姿勢は普段通りを心がける
猫は「いつもと違う飼い主さん」を敏感に感じとり、病院に連れていかれることを察知します。猫が普段と様子が違う飼い主さんにストレスを感じないように注意しましょう。
動物病院に連れていくときの心構えとして、「普段通り」を意識して対策をしていきます。
洗濯ネットを使う
有名な対策方法の1つに洗濯ネットを使う方法があります。身体を包まれることで安心感を与えます。また、爪が網目にひっかかり、しがみついたようになるので、気持ちを落ち着かせる効果もあるのです。
往診をお願いする
獣医さんに猫が暴れて手が付けられないことを相談すると、往診を引き受けてくれるケースがあります。往診料が3,000円程度かかりますが、自宅で診察ができるので連れていく手間が省けます。
往診をするときの注意点
自宅で診察や注射、ワクチンなどの摂取をすると、猫の性格によって家の中でも落ち着いて暮らせなくなることがあります。自分のテリトリー内で怖い目にあったことで、安全な場所ではないと勘違いすることがあるので十分に気を付けましょう。
飼い主さんだけで病院へ行く
獣医さんと相談をしながら、飼い主さんだけで動物病院に行く方法もあります。身体の調子が悪ければ、排泄物や耳垢などを採取して持っていき、詳細な情報を伝えると診察をしてもらえることもあるのです。
病院に行くこと自体が猫のストレスになるのなら、猫をお留守番させておけば嫌がることも暴れることもないので、とても簡単に終わらせることができて、お薬なども処方してもらえます。
飼い主さんの声を聞かせる
病院に行くときに暴れる大きな理由に、不安だからというものがあります。怖い場所に連れていかれるので、怯えたり、暴れまわるのは仕方がないことです。
ただ、聞きなれた飼い主さんの声を定期的に聞かせることで、気持ちを落ち着かせることができます。家の外では飼い主さんだけが味方だと思っています。
病院までの道のりの途中や診察を待っている間は、猫が安心するようになるべく高めの声で飼い主さんが声をかけてあげましょう。
キャリーケースに目隠しをする
猫を動物病院に連れていくときは、多くの場合キャリーケースを使います。中に入れた後に外の景色が見えないようにタオルで覆うように目隠しをすると不思議とおとなしくする猫は多いです。
周りの環境や車の中の匂い、聞いたこともない音、病院内での他の動物に怯えるタイプの猫には効果抜群です。タオルや布などを被せてあげれば、キャリーケースの中も暗くなるので、ストレスも和らぐのです。
また、猫の匂いが付いたタオルやおもちゃを入れておくと、嫌な気持ちにさせることなく、安心して病院まで連れていくことができます。
フェリウェイを使う
フェリウェイというのは、猫の口周りや肛門腺などから出るフェイシャルフェロモンに注目して作られたフェロモン剤のことです。猫の情動を安定させて、安心感をあたえることができるもの。
動物病院に連れていく前にキャリーケースや被せるタオルにスプレーしておけば、緊張感を感じさせずに猫をリラックスさせることができます。
今後も動物病院への通院があれば、ストレスを与えずに暴れなくすることができるのでおすすめです。
商品価格:2,690円(税込み)
キャリーバッグを変える
今使っているキャリーバッグに入ると「動物病院に連れていかれる」と思っているのなら、別のものにすることですんなりと入ってくれることも多いです。
キャリーの中が本当は大好きなので、新しいもので気分を新たに対策をすれば、今後も病院まで連れていくときに暴れることが少なくなるケースも多いのです。
それにキャリーバッグ自体が嫌がる原因のこともあります。猫が安心できるキャリーバッグには特徴があるので、それを見直してみるのも方法です。
猫が病院内で暴れる!どう対処すると良い?
猫が暴れるのは病院までの道のりだけではありません。待合室や診察中にも激しく嫌がり、自宅では考えられないような大声で鳴いたり、バタバタと暴れることがあります。
この時には、どのように対処したらよいのか、簡単にできる対策方法を紹介します。
病院内で暴れるときも、先ほど紹介した対策で有効なものは継続して行いましょう。
- キャリーケースにタオルをかけて目隠しする
- 定期的に飼い主さんの声を聞かせる
- 洗濯ネットに猫を入れる
- フェリウェイをキャリーケースやタオルにスプレーする
猫待合いを活用する
診察室で猫が感じるストレスは、他の動物の存在です。最近はペットに猫を飼う人が急増しているので、猫専用の待合室を用意してある動物病院もあります。
これなら、犬の鳴き声や他の動物の嗅ぎなれない匂いから隔離されるので、暴れることも激減します。ただ、すべての動物病院に猫待合いがあるわけではないので、ホームページを見て確認したり、電話で問い合わせてみましょう。
車の中で診察まで待つ
猫専用の待合室がなければ、診察の時間まで車の中や病院の外で待たせてもらうこともできます。これなら他の動物の存在も感じることがないので、猫も嫌がることが少ないのです。
さらに、病院特有の匂いを猫に感じさせないので、ストレスの軽減になるもの良いところです。受付のスタッフさんに一言声をかけるだけなので、最も手軽にできる対処です。
動物病院を変えてみる
猫が病院内で暴れるのは、他の動物の存在や臭いだけが原因になっているわけではありません。獣医さんと猫との相性の問題もあるのです。
動物のプロでも必ず猫に信頼されるとは限りません。「痛いことをされる」「乱暴に触られる」など、嫌な思いばかり同じ動物病院で経験すると、逃げ出したくて仕方がないのです。
猫も病気や怪我は早く治したいと思っています。相性が良い獣医さんだと「病院に行けば症状がおさまる」と思ってくれるのです。思い切って診察する場所を変えてみるのも1つの方法です。
診察中に大きな声を出さない
診察中は猫が一番緊張感を感じるときで、少しの出来事でも信じられないような声で鳴いたり、暴れ出しやすいですよね。
この時に「ダメッ!」「大人しくして!」と大きな声を出すのは間違った対処です。強い興奮状態にある猫に、余計なストレスを与えるので逆効果です。
声をかけるのであれば、「大丈夫だよ?」と優しく愛猫の名前を呼んであげるといいです。
鎮静剤を使う
知らない人を怖がる、病院に行くときも身体が震えている、激しく暴れ出して手が付けられない。いろんな対策をしても、猫の性格によってはお手上げ状態になることも。
この場合は誓約書が必要になりますが、鎮静剤を使う方法もあります。ただ、全く副作用の心配がないわけではありません。猫によってはぐったりしたり、嘔吐をしたり身体に合わないケースもあります。
どうしても対処法が他にないときのみ、獣医さんに相談のうえ、検討してみましょう。
猫が病院を嫌がる!ストレスの原因は何?
猫を病院まで連れていくとき、待合室の中、診察中と手が付けられない猫。連れていくときは大人しくキャリーケースに入らない。身体を震わせて、怯えるようにする。飼い主さんにも威嚇をしてくる。
なぜ猫は、暴れるほど病院が大嫌いなのかご存知ですか?激しく感じるストレスの原因も合わせて知っておきましょう。
猫が病院を嫌がる8つの理由
1、自分のテリトリーの外に出るのが怖い
室内だけで暮らして入れば、家の外は未知の世界。猫にとって縄張りを離れるのは不安な気持ちになってしまうのです。
2、注射など痛くて嫌な記憶を覚えている
猫は嫌な思い出はなかなか忘れません。一度経験した嫌な記憶を忘れることができずに、病院に行くことが分かると激しく暴れまわります。
3、他の動物の鳴き声や姿に恐怖を感じている
動物同士の相性の問題もあります。他の動物を天敵のように感じてしまい、自分の身が危ないのではないかと身構えて、危険を感じたときに逃げ出したくて暴れるのです。
4、知らない人に身体を触られたくない
臆病な性格であれば、飼い主さんではない人に身体を触られることが、激しいストレスになる子もいるのです。
5、病院特有の香りが好きではない
猫には好きな匂いと嫌いな匂いがあります。病院特有の雰囲気、わずかに香る薬などの匂いは嗅覚が優れた猫の大きなストレスになります。
6、獣医さんとの相性が悪い
自分に嫌なことをする人の存在を猫はずっと覚えています。獣医さんのことを「注射をする人」「自分を拘束する人」のように思って嫌な思いをしているのです。
7、車などの乗り物が嫌い
慣れない車で酔ってしまったり、車の音、揺れ、匂いにストレスを感じる猫は多いです。
8、身体を拘束されたくない
診察内容によってはエリザベスカラーを付けたり、診察台に固定されることもあります。拘束されて、痛い思いをすることが分かっていれば、猫が暴れるのは仕方がないことです。
猫を病院嫌いにさせないために
猫が病院へ通院するのは大きなストレスなので、病院嫌いになることも多いです。家に着いてからも隠れたり、飼い主さんを見ると逃げたりして大変です。
何だか猫を虐めているような感覚になってしまい、罪悪感に包まれることも。そこで、猫を病院に通うことをストレスにさせないためにできることを紹介します。
子猫の時から動物病院に通う
子猫の時から定期的な健康診断や予坊接種を受けさせておきましょう。小さな頃はほとんどストレスに思うことがないので、病院へ行くことに慣れるのです。
ワクチンや検便などは元気なときでも健康で長生きするために良いですし、定期的な受診が猫の恐怖心や警戒心をなくしてくれるのです。
病院の後はストレスを解消させる
病院から無事に帰ってきたら、猫のストレスを思いっきり解消させましょう。ストレスを溜めこんだままだと、嫌な記憶だけが残って次に行くときも暴れたり鳴き始めて大変な思いをすることになります。
病院の後の猫のストレス解消方法
- 大好きなおやつを用意する
- お気に入りのおもちゃで一緒に遊ぶ
- ブラッシングや撫でるなどのスキンシップで褒める
猫が喜ぶことを病院の後に取り入れて、嫌な記憶を良い経験で塗り替えてあげましょう。
キャリーケースに慣れさせる
キャリーケースは動物病院に行くときに使うケースが多いです。ただ、「キャリーケース=動物病院」だと猫が覚えると、連れていくときに敏感に察知するので暴れ出します。
慣れないキャリーケースでの移動も猫の不安となります。着いた先では注射や拘束、知らない動物が待ち構えているので激しいストレスで病院も嫌いになります。
これを防ぐには、日常の生活でもキャリーケースを活用するといいです。猫が慣れ親しんだ安心する空間での移動なら、猫も病院へ行くことを嫌がらなくなることがあるのです。
<キャリーケースへの慣れさせ方>
1、キャリーケースを部屋に置く
自由に出入りできるようにして、キャリーケースを寝床にしたり、そこでおやつを与えて身近なものにする
2、病院への移動以外でも活用する
キャリーケースに入れたままでお散歩したり、車に乗せることに慣れさせ、ストレスを感じないようにする
こちらの記事に、猫にキャリーケースを好きにさせる方法を詳しく紹介しています。
猫にキャリーケースを好きにさせる方法>>
また、猫が病院で暴れないためには、どんなキャリケースを使っているのかも大切になります。例えばプラスチック製のものだと、猫に飼い主さんの温もりが伝わりにくいので不安な気持ちも大きくなります。
猫が少しでもリラックスできるものにするのなら、密着度の高いソフトタイプのものがいいです。その中でも一番猫が安心できる構造になっているのがリュック型のキャリーケース。
ボストン型やショルダー型も密着度は高いですが、持った時に揺れが大きいので、怖がりな子に不向きです。飼い主さんの背中でしっかり支えてあげられるリュック型は、猫の安心度が高いので暴れにくいです。
私たちでも小さな子供をおんぶすると、不思議とスヤスヤ眠りますよね。その感覚に近いです。リュックの仕組み状、上から猫を入れることになるので、大好きな袋に潜り込んでいる感覚にも近いと思います。
女性でも軽々と猫を背負って病院に連れていけるし、猫もストレスが少ないので暴れることも減ると思います。新しいキャリーケースはおもちゃ感覚なので、猫に慣れさせるのにも向いています。
このようにキャリーケースを考えてみても、愛猫をストレスなく病院嫌いにさせないためにできることがあるのです。
商品価格:9,980円(税込み)
最後に
猫を病院に連れていくときに暴れるのは、相当なストレスを感じている証拠です。痛みを感じた思い出や嫌な記憶は忘れないので、連れていこうとしただけでも暴れ出すようになります。
対策方法は少しでも猫が安心できるように、洗濯ネットやキャリーケースを使うこと。外の様子が見えないように、タオルなどでキャリーケースを覆うようにしましょう。そうすれば怖い気持ちも半減して、リラックスしやすいです。
健康診断や予防接種でもお世話になるので、病院嫌いにならないように、ストレスはしっかり解消させて、キャリーケースにも普段から慣れさせておくようにしましょう。
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