こんにちは、にゃんコロネです。
猫って好奇心からか、いろんなものを食べてしまうよね。私たちが思っている以上に「えっ!何でそんなの食べちゃうの?」っていうことも多い。その中でも布を食べることに悩む飼い主さんは特に多いんだ。
私が飼っていたマンチカンもそうでした。今回は猫が布を食べる理由と対策する方法を体験談をもとに紹介します。同じように悩んでいる方の助けになれたらとてもうれしく思います。
布を食べてしまう理由
飼い主さんが気になるところが、どうして布なんかを食べてしまうのかということですよね。理由は大きく3つに分けることができるんです。愛猫がどれに当てはまるのかを見極めることがまずは大切です。
お腹が空いている
単純にお腹が空いているだけの場合があります。大食いの猫は、ご飯を食べてからお腹が空くまでの間隔も早いです。目に入ったもので、口にすることができそうなものを見つけては食べようとします。
布だけじゃなくて、虫も食べてしまうことがあるので注意する必要があります。異物を飲み込んだら、喉に詰まって呼吸困難になることもありますし、虫の場合は猫にとっては毒となる場合もあります。
食べようとしているものが布だけなのかどうかをまず観察してみましょう。
食物繊維が足りていない
毎日キャットフードを食べさせていると思いますが、その原料に食物繊維が少ないと布を食べることがあります。布の繊維質から補おうとする猫の本能的なものです。
ハンカチや洋服、カーテンなどの布類を中心にモグモグやり始めます。食べさせている餌に、繊維質がどれくらい含まれているかを確認してみましょう。
私の場合は、原因がこれだったみたいです。キャットフードのパッケージに書かれている原料を見ても、食物繊維が入ったものが記載されていなかったので。何でもっと早く気が付けなかったんだろうって自己嫌悪になって反省しました。
ストレスを抱えている
ストレスが原因となっていることも多いんです。何かを「噛みたい」という欲求の表れで、満たされない気持ちが強いときに布を食べるという行動を見ることができます。
これはストレスの原因を調べることが優先です。トイレが汚れていないか、ご飯は忘れずに食べさせているか、ちゃんと遊ぶ時間は作れているかなど、基本的なことから確認していきましょう。
心当たりがあるときは、ストレスの可能性が非常に高いです。特に「遊ぶ時間」は大切です。これが足りていないと猫の狩猟本能を満たしてあげることができません。
遊んであげる時間は、野生で言うと狩りと同じこと。布を裂いたり、食べるという行動で本能を満たそうとしていることが多いです。
母猫の愛情を受けずに育った
まだ小さいうちに母猫と離れて暮らしている場合などもストレスに当てはまります。本当は親猫のたっぷりの愛情を受けながら、徐々に猫としての社会性を身につけています。
この期間が短かったために、寂しさやもどかしさが残っており、「布を食べる」という行為に出ることがあります。人でも愛情不足で育った子供が、悪さをするというニュースが流れることがありますよね。これの猫バージョンです。
布はたくさん食べると危険
布は食べ物ではないので、よく食べるというのなら異食症という病気です。ウールサッキングとも言います。いきなり症状が出てくることもあります。
吐くことが多くなる
布を消化できるわけではないので、便と一緒に排出されないと吐くことが増えます。頻繁に食べる猫ほど回数ももちろん多くなります。けっこう大きめの布を吐き出したりすると、びっくりしますよね。
特に私が飼っていた猫は、キャットフードもあまり食べないようになって、食後に吐くことが増えました。他の時間にも吐くし、明らかに回数が多いんですよね。食べた布はだいたいその日のうちに吐いていたみたいです。
元気もなくなってきて、やっぱりすごく心配になりました。
食欲がなくなる
胃の中に異物が入っているので、食欲も落ちる傾向があります。本来食べるはずのものが、布で胃の中が埋め尽くされているんですよね。お腹いっぱいっていうのもあるけど、気持ち悪さでご飯が喉を通らないという方が正しいかもしれません。
キャットフードを食べないと、栄養不足になるので病気の危険が増えるのはもちろん、毛ヅヤが悪くなったり、目やにが出やすくなったり、外見にも変化が出てきます。
切開手術が必要になる
布が体内にたまり続けると、切開手術も必要になります。少量の布だと便と一緒に排出してくれますが、たくさん食べる子は注意が必要です。
胃の中にたまるだけでも大変なことですが、腸に詰まらせてしまうと腸閉塞という病気になります。お腹がはって痛みを引き起こすので、飼い主さんに触られるのも嫌がることだってあるんです。
私の場合は手術までいくことはありませんでしたが、ちょっと怖いなって思ったのが正直なところです。
菌が身体の中で繁殖することもある
家中をいつもピカピカに掃除していても、必ず菌が存在しています。中には猫の身体ではどうすることもできない厄介な菌もいます。切開手術をしたとしても、バクテリアなどが腸内に残り治療が難しいことだってあるほどです。
食べやすい布の種類
ここではどんな布製品を食べやすいのか、私の経験をもとに紹介します。家の中にある布製品はだいたい種類が限られているので、みなさん同じような悩みを持っていると思います。
▼猫が食べやすい布製品▼
- 洋服やタオル
- ソファー
- 布団やシーツ類
- カーペット
- 紐
布を食べる猫への対策方法
家の中の布製品がボロボロになってしまうし、猫の身体も心配。だから対策をしてあげることがやさしさでもあるんです。ここでは、どんな対策をしてあげるべきかを紹介します。飼い主さんの参考になれると嬉しいです。
猫が嫌がるニオイをつける
困ったときには、嫌がるニオイを布につける方法があります。特に柑橘系の香りは猫が苦手なものです。香水をシュッとひと吹きしておくだけで、近づこうと思わなくなるので効果的です。
キャットフードを変える
ストレスの場合は噛みごたえがあるキャットフードに変える方法も効果的です。また、食物繊維が豊富に含まれた餌にしてあげるとピタッと止まることも多いんです。ちなみに私はこの方法で、解決しました。
吐くことも多かったので、餌に原因がありそうだという見当がついていたんです。気を付けるのは「食物繊維」が含まれているものにすることです。私が購入した理由も、飼っていた猫がどう変わっていったかも紹介しているので、参考にしてもらえたらと思います。
猫が食べてしまうものは片づける
洋服やタオル、ハンカチなどを食べるという場合は、飼い主さんが気を付けてあげるだけで大丈夫です。食べられないように出しっぱなしにしないだけで対策になります。手が届かない場所に、すぐに片づけるようにしましょう。
食事を出し忘れない
お腹が空いていることも原因の1つです。人間もお腹が空くとイライラすることがあって攻撃的になることがあります。猫も空腹感を満たそうとして、繊維質を口にしようとします。
だから、決まった時間になったら忙しくても、食事を用意してあげることも大切なんです。仕事で忙しかったり、必ず用意することができないのであれば、自動給餌器を使う方法もあります。
空腹感を与えないようにしてあげることも対策方法の1つです。私も仕事で忙しい時には自動給餌器を使っていたので、これはすごく役に立ってくれた道具です。
最後に
猫が布を食べるのは、実はとても危険なことだったりするんだ。原因は毎日の食事やストレスに関係していることが多い。ひどいときは手術も必要になるから、飼い主さんとしてはなんとか対策してあげたいよね。
100%なくすということは難しいかもしれないけど、少しでも減らしてあげられるようにすることが大切なんだ。私も昔は困っていて、今は解決したからきっとこれを読んでくれたみんなもうまくいくと思っています。
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