こんにちは、キャットシッターにゃんコロネです。
猫は日常的にお腹に溜まった毛玉を吐き出す動物です。でも一緒に暮らしている猫が、毎日のように毛玉を吐くのなら少し心配になりますよね。
「猫ってどれくらいの頻度で毛玉を吐くものなの?」
「他の猫もこんなに毛玉を吐くのかな?」
「毎日吐いているけど病気じゃないよね?」
言葉を話さない猫のことは、理解するのが難しいものですよね。そこで、どれくらいの頻度なら正常なのか、毎日吐くのは異常なことなのかを紹介します。
猫が毛玉を吐く頻度!毎日吐くのは普通のこと?
毎日のように猫が毛玉を吐くのなら、「もしかして病気なのかな…?」と身体が心配になりますよね。
まず、毛玉を吐くのは1週間に1回、多くても2回が正常の範囲です。猫もある程度お腹の中に溜まってから身体の外に出そうとするので、これくらいの頻度になるのです。
ただ、猫の体質によって大きく変わる所なので、一概に決められないです。1カ月の間に5回以内なら大きな問題はないので、過度に心配しなくても平気です。
ただ、回数については1回では胃や腸に溜まった毛玉を吐ききれずに、1日のうちに2回、3回にわたって吐くこともあります。
なので、毎日のように吐くのなら、別の原因があるケースもあります。毛玉を吐きやすくなる病気の可能性もあるので、早めに獣医さんに相談した方が良いです。
この場合はどれくらいの頻度で毛玉を吐いているのか、猫の様子で変わったところはないかを伝えれるようにしておくとスムーズです。また、吐くときの様子を動画で撮影して持っていくと獣医さんも診察がしやすくなります。
猫が毛玉を吐きやすくなる病気
ダニ、ノミ、皮膚炎などを患っていると、痒みやムズムズを我慢できずに、過剰にグルーミングをします。余計に自分の体毛を飲み込むので、吐き出す回数も増えます。
また、胃や腸、食道に疾患を持っていると嘔吐そのものが増えて、この時に毛玉も一緒に出ていることがあります。
毎日吐く時は毛玉の状態を確認

紹介したように、毎日のように毛玉を吐くのなら猫の身体に病気が隠れていることがあります。毛玉の状態を必ず確認して、愛猫の健康状態をチェックするようにしましょう。
吐いた毛玉の色を確認する
食べたキャットフードの色が染みついたり、胃酸や胃液が混ざることで、猫の毛色に茶色っぽさが染みついた色で吐き出されることが多いです。
猫自身の毛色ではない場合
多頭飼いをしていたり、外に出している猫に多いです。猫同士で身体を舐め合ったときに、他の猫の体毛を飲み込んでいることが考えられます。
白っぽい毛玉を吐く場合
白っぽい液体や泡が混ざっているなら、これは胃液を一緒に吐いています。寝起きや餌を食べる前に多く、お腹が空いている状態の時に吐いたものです。
食事の回数を増やして空腹の時間を少なくすれば、改善することもあります。猫の年齢で食事の回数や量が違うので、こちらの記事も参考にしてみましょう。
黄色っぽい毛玉を吐く場合
胆汁が逆流して毛玉に混ざると黄色っぽいものを吐きます。お腹が空いていると、本当は腸に流れるはずの胆汁が胃に逆流してしまい嘔吐するようになります。
毎日吐くのであれば、空腹を感じている可能性もあるのです。
血が混ざっていないか
毛玉に血が混ざっていたら、胃や腸の炎症、消化器官系の病気の可能性もあります。これが猫が毎日毛玉を吐く原因になっていることもあるのです。腫瘍などができていることもあるので、早めに獣医さんに相談をしましょう。
異物が混ざっていないか
毛玉と一緒にキャットフードや胃酸が混ざるのは普通ですが、ボタンや虫のような異物が混ざっているのは危険なことです。飼い主さんの知らないところで、異物を食べているから毛玉を吐く回数が増えている可能性もあります。
異臭が強すぎないか
猫の毛玉に鼻を近づけると、普通は胃酸の匂いがします。お腹の調子を壊す病気やキャットフードに添加物が入ったものを食べさせていると、便臭や異臭を放つようになります。
悪臭がするということは、猫の身体も蝕まれているということです。早めに獣医さんに症状を伝えて対策をすることが大切です。
どれくらいの量を吐いているか
1日にどれくらいの量なのかも確認したほうがよいです。
換毛期でもないのに大量に毛玉を吐くのなら、ストレスでグルーミングをし過ぎている。反対に少量の毛玉なら、空腹や病気による吐き気による影響が強いです。
また、短毛の猫は毛玉自体が出にくいですよね。だから、飼い主さんの愛猫が短毛なのに毎日のように吐くのなら要注意です。
毎日毛玉を吐く猫へは対策が必要

猫が毛玉を頻繁に吐くと、その後の掃除が大変…。そして何より心配なのが可愛い愛猫の身体のことですよね。
吐くという行為は猫も得意なことではないので、体力をたくさん使うし、苦しい思いをずっとしています。ケロッとしていても、弱さを隠す動物なのですごく辛い思いをしているのです。
そこで大切になるのは、「吐かせずに毛玉を身体の外に出す」ということです。
ラキサトーンを使って対策する
1つ目は「ラキサトーン」という動物病院でも処方してもらうことができる、ペースト状のサプリメントを使います。

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適量を猫に舐めさせることによって、毛玉をウンチと一緒に排出することができるものです。吐くことがなくなって、猫の身体の負担を減らしてあげられるのが良いところです。
毛玉ケアに適したキャットフードで対策する
2つ目の方法は、毛玉ケアに適したキャットフードを使います。これも悩みを抱えたときに獣医さんにも良くおすすめされる対策方法です。
▼毛玉ケアに適したキャットフードを紹介しています。
猫の毛玉ケアにおすすめのキャットフード3選>>
食物繊維の配合量が調整してあるので、腸内環境を整えることができます。お腹に溜まった毛玉を絡め取ることによって、毛玉をウンチと一緒に出しやすくすることができるのです。
最後に
猫が毛玉を吐く頻度は、多くても1週間に2回が正常の範囲です。毎日のように吐いているのなら、猫の身体が病気などに侵されている危険もあるのです。
吐き出す毛玉の状態をしっかりとチェックして、正しい対策をしてあげましょう。また、猫の毛玉対策のすべてをこちらの記事で紹介しているので、合わせてチェックしてみてくださいね。
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