こんにちは、キャットシッターにゃんコロネです。
猫と暮らしているときに稀に見かける咳やくしゃみのような症状。ゲホゲホとするような音を出すけれど、毛玉を吐き出している様子もない。
「これは病気なのだろうか?」
「それとも、ただ毛玉を吐き出せていないだけ?」
「他の飼い主さんには同じようなことはないのかな…」
普段は頻繁に咳をする動物ではないだけに、とても心配なことです。1人ではどうしていいのかよく分からずに、動物病院に連れていくべきなのかも迷いますよね。
まずは、猫の咳から考えられる病気にはどんなものがあるのかを紹介します。そして、猫が毛玉を吐き出せないときにする咳の場合は、どうやって対策をするべきなのかを見ていきましょう。
猫の咳から考えられる病気と症状
猫が咳をするのは、必ずしも毛玉を吐き出せないからではないのです。まずは心配になる猫の咳から考えられる病気の種類と簡単な症状を紹介します。
心当たりがあるものは、なるべく早めに獣医さんに診察を依頼することが大切です。
猫の咳から考えられる病気
- 喘息
- トキソプラズマ病
- 心筋症
- 猫風邪
- 気管支炎
- 巨大食道症
- リンパ腫
- 肺炎
- フィラリア症
- 膿胸
症状
呼吸が荒々しく苦しそう、発熱がある、元気がない、食欲がない、粘膜部分が青白くなっている、発作を起こす、目やにが良く出る、口臭がきつくなる、鼻水やくしゃみが出る、よだれが多い、毛艶・毛並みが悪くなる、体重が減少する、寝ている時間が増える など
ただ、必ずしもこのような症状が出るわけではなく、猫は自分が弱っていることを隠そうとする動物です。「病気じゃなさそうだな!」と思っても油断は禁物ですよ。
猫が毛玉を吐けないときの咳の特徴
猫が毛玉を吐けずに咳が出ている場合、「ゲホッゲホッ…」と咳込むような感じになり、吐こうとする姿勢を一緒に取ることが多いです。
また、便秘や食欲不振になっているのなら、毛玉が胃や腸の中に溜まっています。お腹を触ろうとしたら嫌がることも多いので確認してみましょう。
他にも毛玉を吐きたくて吐けずに咳が出ている時の見分け方として、特徴的なものを紹介します。
ただ、先ほど紹介したように、病気の場合もあります。もしかしたら、お腹に毛玉が溜まって毛球症になっていることもあります。決して油断はしないようにしてくださいね。
今まで吐けていたのに毛玉を出していない
今までは毛玉を吐いていたのに、吐けなくなることもあります。猫はもともと吐くことが得意ではないので、お腹の中に溜まり過ぎていたり、加齢などの影響でうまく身体の外に出せなくなることもあります。
換毛期の季節
猫には換毛期と言われる季節があります。体毛の生えかわりの時で、春先の3月頃と秋口の11月頃です。
この時は抜け毛の量も大量になり、グルーミングで飲み込む毛玉も多くなりますよね。吐こうとする姿勢はするけど、うまく出せずに咳だけが出ていることもあるのです。
便秘や食欲不振になっている
猫が便秘や食欲不振になっていると、毛玉を吐けずに咳が出ることもあります。
お腹の中に毛玉が詰まってしまい、排泄物がスムーズに腸内を通過してくれず、便秘になるのです。また、毛玉がお腹の中に溜まったままなので、食欲も出ません。
これを解消するために吐く姿勢になるけど、上手に毛玉が吐き出せないので「ゲホッゲホッ」という咳が出るのです。
便秘や食欲不振の原因は、毛玉がお腹に溜まっているからという理由だけではないです。心配な飼い主様はこちらの記事も読んで、猫の身体を気遣ってあげましょう。
毛玉を出そうと咳き込む猫への対策方法
咳き込むばかりで毛玉を吐き出していないのなら、お腹の中に溜まったままで毛球症という病気のリスクが高いです。毛玉を身体の外に出せなければ、外科手術も必要です。
そうなる前に、早めに対策をしてあげる必要があるのです。
獣医さんに相談すると真っ先に勧められて処方されるものが「ラキサトーン」という毛玉除去剤です。ペースト状のサプリメントで、獣医さんも処方するほどなので効果も高いです。
消化できない毛球を排泄と一緒に出せるので、毛玉詰まりによる便秘もなくなります。
「ケホッケホッ」という空咳もなくなり、苦しそうな所もなくなるのが良いです。ちなみに、ラキサトーンは楽天で販売されていて、動物病院よりも安く購入できます。
商品価格:1,099円(税込み)
ラキサトーンの与え方
1日1回3~5gを目安に舐めさせる
蜂蜜のように甘い匂いが特徴で、猫の嗜好性によって変わりますが、喜んでペロペロ舐めてくれます。ただ、ラキサトーンが嫌いな猫がいるものまた事実です。
その場合はいろいろ工夫をしてもなかなか舐めてくれません。その時にやる方法が、毛玉ケア用のキャットフードを使うことです。
動物病院でも毛玉詰まりの咳の症状には、ラキサトーンか毛玉ケア用のキャットフードを食べさせるように勧められることが多いです。
毛玉ケア用のキャットフードは、食物繊維が餌の中に含まれていて、便通を良くすることにより排泄と一緒に毛玉を身体の外側に出します。
咳き込んで毛玉が吐けない猫にはとても良いキャットフードなのです。猫はもともと吐くことが得意ではないので、相性もいいですよね。
▼猫の毛玉対策に良いキャットフードはこちらの記事にまとめています。
猫の毛玉ケアにおすすめのキャットフード3選>>
咳き込みを放置して何も対策をしないと、毛球症になる危険も高いです。猫は身体の不調を隠そうとする動物なので、決して甘く見らずに獣医さんに相談したり、毛玉ケア対策をしてあげましょう。
最後に
猫が毛玉を吐こうとして咳をするのはとても心配な症状です。放っておけば毛球症になることもあるし、咳を伴う怖い病気の可能性もあるのです。
愛猫が「ケホッケホッ」という咳き込む姿は、とても辛そうですよね。猫だけでなく飼い主さんも見ているだけで心が痛むはずです。
それに咳き込んだ後に元気にしているからと言って、決して安心できないのが怖いところです。なるべく獣医さんにも相談して、しっかりと対策をしましょう。
また、ラキサトーンや毛玉ケア用のキャットフードを使って、猫の毛玉を身体の外に出すことも大切ですよ。
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