こんにちは、にゃんコロネです。
イモ類の中でも一番有名で、私たちに身近な食材がじゃがいもだよね。カレーやシチューなどに欠かすことはできないし、必ずと言っていいほどに自宅に常備されている家庭もあるくらいです。
気になるのは、「猫はじゃがいもを食べても大丈夫?」っていうこと。私たちにはなくてはならない食べ物だけど、猫とは食生活が違うから迷ってしまうよね。
身体にいい成分もたくさん入っているけど、食べさせるときは注意しなければいけないこともあります。どんなふうに猫に食べさせたらいいのかをまとめたので、飼い主さんのお役に立てればと思います。
目次
猫はじゃがいもを食べられるのか?

ジャガイモには皮も付いているし、芽の部分もあります。猫にとって有毒になる部位もあります。どこを食べることができるのかを紹介しますね。間違って有毒になってしまう部分を食べさせないように気を付けましょう。
イモの部分
私たちが普段口にするイモの部分は食べることができます。食物繊維も入っているし、鉄分やビタミン類も摂取することができるので、正しく食べさせれば健康にとても良い食材です。
皮や芽の部分
ご存知の方もいるかもしれませんが、ジャガイモはナス科の食べ物です。気を付けるべきなのは「ソラニン」という成分です。皮や芽の部分にたくさん含まれていて、猫の身体に害を与える成分です。
他にもアルカロイド、サポニン、トキシンといった有害となる成分も含まれています。特に注意が必要なのはソラニンで、有機化合物の一種なので神経に作用します。なので食べさせるときは皮や芽の部分は取り除いてあげましょうね。
じゃがいもアレルギーの猫もいる

あまり聞きなれないかもしれませんが、猫もジャガイモによるアレルギーになる可能性があります。原因は詳しく解明されていないのですが、たくさん含まれているデンプンや、ジャガイモから摂取した栄養分を猫が分解できていないということが考えられます。
個人的には、急に食べさせると猫の胃や腸がびっくりしてしまうのではないかと思っています。なので、最初は少しずつ食べさせて身体に慣れさせていくことが大切です。
もしもアレルギーになっているときは、次のような症状が現れることがあります。
- 下痢や嘔吐を繰り返す
- 頻繁にグルーミングをして、痒そうにしている
- 食欲がなくなる
- 脱毛が起き、皮膚炎などの症状が出る
アレルギーになった猫は、他のアレルギーにもかかりやすくなると言われています。今まではモグモグおいしそうに食べていた大好物を、急にアレルギー症状が出て食べさせることができなくなってしまうこともあります。
食べることは猫にとって、すごく楽しみな時間の1つです。その時間を奪ってしまわないためにも、最初は愛猫の様子を見ながらちょっとずつ食べさせてあげてくださいね。
猫がじゃがいもから取れるおすすめの成分と効能

私たちの食卓にも並ぶことが多い食材で、栄養もたくさん取ることができます。猫にとっても健康に役立つことはたくさんあるんです。
ダイエットさせたい猫におすすめ
炭水化物がたくさん含まれているから「ダイエットには不向きなんじゃないの?」と思うかもしれませんが、満腹中枢に働きかける効果があるんです。
だからキャットフードを食べさせる前に少量を与えてあげれば、早くお腹いっぱいになるんです。猫の肥満は病気のもとになるので、食前にジャガイモを食べさせることでダイエットに最適な食材に大変身するんです。
ちなみに人間にも効果があるので、私も時々やっているんです(笑)ちなみに効果はほんの少し…。でも頑張ります!
便秘気味の猫におすすめ
ジャガイモには食物繊維が含まれています。整腸作用があり、消化にもやさしいので便秘だけじゃなくて下痢や軟便にも正しく食べさせることで効果を発揮します。
経験がある方は分かると思いますが、便通が良くないと肌がくすんで見えたりしますよね?猫も同じように毎日のスッキリをサポートしてあげないと毛ヅヤが悪くなってしまうことがあるんです。
食物繊維での整腸作用もいいけれど、愛猫が下痢や軟便で悩んでいる飼い主さんにはこちらの記事もおすすめです。
カリウムの高血圧の予防効果
ジャガイモに含まれるカリウムは100g当たり410mgです。高血圧は網膜剥離を発症させる原因になるので、予防できるのは飼い主さんとしては嬉しいですよね!
それに、カリウムは他にも利尿作用があるんです。おしっこがいつまでも体内にあると腎臓へ負担をかけてしまい、慢性腎不全という病気にかかりやすくなります。不要な老廃物を体外へ排出するサポートができるのも特徴です。
ビタミンCが免疫力を高めてくれる
猫の病気や風邪は、免疫力が低下しているときに発症しやすいです。これは人間と同じですね。つまりビタミンCを摂取させてあげれば、身体の免疫力を高める効果があるので、病気予防ができるんです。
成猫であれば自分でビタミンCを生成する力があるのですが、8歳以上のシニア猫はビタミンCを生成する力が弱まっているので、不足気味になってしまうんです。
飼い主さんの愛猫は元気をなくしていたり、無気力感があるように見えませんか?それはビタミン不足がそうさせている可能性もあります。元気いっぱいの身体をつくるためには、ビタミンは欠かすことができない栄養分なんです。
猫に食べさせるときのおすすめの調理方法

ジャガイモはすごく身近な食材だから、茹でたり、蒸かしたり、揚げたりいろんな調理方法があります。食べさせるときはどんなやり方がいいのかをまとめました。
おすすめはマッシュポテトにする方法です。ただ注意することは、塩やバター、牛乳などの味付けを一切しないことです。人間基準での味付けは、猫の身体にとって有害となる場合が多く、お腹を壊したり、場合によっては中毒症状が出ることもあるんです。
茹でてアツアツのうちにすりつぶして、猫が食べられる暖かさになるまで冷ましてあげてください。そしてキャットフードへのトッピングをしてあげれば、すごく贅沢な猫用ご飯の出来上がりです。
もちろん、ダイエットをさせたい猫の場合はキャットフードの前に少量を与えれば、満腹中枢が刺激されるのでダイエット効果にも適しています。
猫にじゃがいもを食べさせるときの注意点

正しく食べさせればすごく健康にいいし、消化にもやさしい食材ですが、食べさせるときには注意点があります。間違ったやり方をすると逆効果になってしまいます。気を付けることをまとめたので、お役にたてればうれしく思います。
緑色の部分がないか確認しよう
ジャガイモの皮を剥いていると、緑色の部分があることがありますよね?この部分には「ソラニン」や「チャコニン」という猫の身体に有毒となる物質が含まれています。
もし見つけたら、厚めに皮を剥いてきれいな状態にしましょう。また皮や芽の部分にもこの有毒物質が含まれているので、猫には食べさせないようにしましょう。
生の状態では食べさせない
食べさせるときは必ず過熱してから食べさせるようにしましょう。人でも加熱していないものを口にすることはほとんどありませんよね。腹痛を起こす可能性があり、下痢や軟便、嘔吐に悩まされる可能性があります。
それに、生の状態では固くて喉にジャガイモを詰まらせることもあります。なるべくマッシュ状にして食べやすいようにしてあげましょう。また、加熱したあとはアツアツのまま与えるのではなく、猫が食べることができる温度にまで冷ますことも大切です。
猫の嗜好性によっては、生のまま食べたがる子もいるのですが、そんなときは「ダメ!」ということをしっかり分からせるようにしつけてあげてくださいね。霧吹きでシュッとひと吹きしてやめさせるのがおすすめです。
食べさせすぎに注意する
猫にも味の好みがあるので、ジャガイモが大好物になる場合があります。だけど猫の身体に一番大切なのは「良質なたんぱく質」です。もちろんジャガイモにも含まれている栄養素ですが、必要な量には足りていません。
どんな栄養が猫に必要なのかはこちらの記事に詳しく書いているので、今回は紹介しますが栄養バランスを考えてあげることはとても大切なことです。
あくまで副食として位置付けて、毎日のキャットフードをメインにしてあげたほうが健康な生活を送らせてあげることができます。
最後に
猫はじゃがいもに興味を持つのはよくあることなんだ。私が飼っていた猫も、料理の最中に寄ってきて、じゃがいもを狙っていたこともありました。他の食材も見事に狙われていましたけど(笑)
ちゃんと加熱してあげれば食べることができるし、ヘルシーな食事にしてあげられるんです。ダイエットにもおすすめだし、大好物になってくれることもあります。
注意することは、皮や芽の部分、緑色になっているところ。有毒になる物質が含まれているから気を付けてあげようね。
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