猫が毛玉を食べる!吐かせ方は?原因と毛球症を防ぐ対策方法

こんにちは、キャットシッターにゃんコロネです。

猫にブラッシングをした後にゴッソリ取れる大量の毛玉。ブラシに絡まっていても、クンクンと匂いを嗅いで興味を持ちますよね。

そしてそのままパクッと口に入れて食べてしまう。この不思議な行為に頭を抱える方は多いです。毛玉を取り上げようとしても、奪い取ろうとしてくるんですよね。

自分の体毛なので、食べても大丈夫なのか少し心配になりますよね。そこで、猫が毛玉を食べる理由と毛玉の吐かせ方を紹介します。

猫が毛玉を食べる理由

なぜ猫はブラッシングの時に取れた毛玉に興味を持って食べようとするのか、その理由から紹介します。

自分の匂いを消すため

猫は敵から身を守るために、自分の匂いを消そうとしますよね。排泄物に砂をかけたり、キャットフードを食べた後の毛づくろいがそうです。

ブラッシングから取れた毛玉には、猫の匂いがビッシリ付いています。それを飼い主さんが持ち去ろうとすると、猫は不安な気持ちになって奪おうと必死。まだ自分の匂いが付いているから、本能的に怖がってしまうのです。

毛玉を食べるときもクンクン匂いを嗅いでから口に入れますよね。

毛玉は排泄物みたいに砂をかけれないし、グルーミングみたいに舐めて臭いを消すのも難しい。でも猫からしたら何とか毛玉についている自分の匂いを隠したい。

その結果が、仕方なく毛玉を食べて飲み込むという行為に繋がっているのです。

純粋に興味を持っている

子猫だったり好奇心が旺盛で遊び足りない猫は、本能ではなく純粋に興味を持って口の中に入れることもあります。

抜けた毛はフワッとしていて猫も興味を持ちやすく、しかも自分の匂いがするから危険なものではないということが分かります。

いい遊び道具を見つけたみたいに、猫の好奇心スイッチが入ってしまうのです。勢い余ってそのまま満足げに食べる猫だっているのです。

猫が食べた毛玉は吐かせた方が良い

指を立てる女医

猫が毛玉を食べた後に気になってしまうのが「このまま放っておいても身体は大丈夫なのかな…」ということですよね。これはなるべく早めに吐かせるほうが良いです。

食べた後に自分で吐いたり、排泄と一緒に身体の外に出ていれば問題ないですが、猫の抜け毛は胃や腸の中に溜まることもあるのです。

もし毛玉を食べたのに吐かないというのであれば、身体も心配です。それに毛玉が出てきたと思っても、すべて排出されたとは限りません。

毛は消化されないので、お腹の中にずっと残っている危険もあるので注意しましょう。

猫が毛玉を吐かない!原因と対策>>

それに今回だけではなく、これからもブラッシングやグルーミングをする度に、自分の抜けた体毛を食べ続けると毛球症という病気にもなりやすいです。

毛球症の症状

  • 食欲が低下してキャットフードを残す
  • 便秘や下痢など排泄物に異常が出る
  • お腹を触られることを嫌がる
  • 元気をなくしているように見える

猫が食べた毛玉の吐かせ方

「ブラッシングの後に取れた毛玉を愛猫が食べた…!」この場合は、なるべく早めに吐かせることが毛球症の予防にも、猫の身体のためにも良いことです。

簡単にできる吐かせ方が、ペットグラスのような猫草を使うことです。植物を食べることでお腹を刺激して、吐き出すきっかけ作りができるのです。

ペットグラスと猫

注意点として猫草を好まない子もいて、飼い主さんが思っているように口にしないことも多いです。だからと言って、私たちが強制的に吐く時にやりがちな、口に指を入れて喉の奥を刺激するのは絶対にしてはいけません。

それに、猫は毛玉を吐く動物として有名ですが、吐くことが得意な訳ではないです。体力も使うし、私たちと同じように苦しいことです。

自然に猫草を食べてくれないのなら、毛球症にならないように別の対策方法を行う必要があるのです。

毛玉除去剤を使う

毛玉除去剤はキャットフードに少量を混ぜて、排泄と一緒に毛玉を身体の外に出しやすくするものです。下剤に近いもので、食べた毛玉を外に出す効果はとても高いです。

吐くのではなく、自然に身体の外に排出させるのは良いですよね。

ただ、添加物が含まれていたり、餌から摂取した栄養まで身体に吸収される前に排泄物として排出されることもあるので注意が必要でもあります。

毛玉ケアのキャットフードを食べさせる

ブラッシングの後に毛玉を食べる猫には、毛玉ケア用のキャットフードにする方法が良いです。これだと、猫に吐かせることもなく、排泄の時に自然に身体の外に出してあげる効果があります。

適量の食物繊維が含まれていて、猫のお腹の調子を整えて便通を良くするのです。この時にお腹の中の毛玉も一緒に腸内を通過しやすくしてくれます。

猫がブラッシングの後などに毛玉を食べてしまったら心配になりますよね。もしかするとお腹に溜まり続けて、腸内を詰まらせる危険もあるのです。

それに、猫がブラッシングの後に自分の毛玉を食べるのは、クセのようなものでやめさせることも難しいです。

もしもの時に備えて、自宅に常備しておくと良いですね。毛玉除去剤のように、摂取した栄養分も失われないし、キャットフードなので栄養バランスが乱れる心配もないです。

吐かせるのは辛い思いをさせる。毛玉除去剤は猫の身体に負担がかかることもある。キャットフードなら猫にやさしく毛玉を身体の外に出してあげられるのです。

猫の毛玉ケアにおすすめのキャットフード3選>>

最後に

猫が毛玉を食べるのは、自分の匂いが付いたものを隠そうとする本能的な行為です。それに、フワフワしていて自分の匂いに面白がって、すぐに興味を持っておもちゃのように思ってしまうのです。

でも猫が毛玉を食べると、お腹の中に詰まらせて毛球症になることもあるのです。なるべく早めに吐かせて、身体から出してあげましょう。

毛玉を身体の外側に出すには、猫草のようなペットグラス、毛玉除去剤、毛玉ケア用のキャットフードなどがあります。できるだけ猫の身体に負担にならないものにしてあげましょうね。

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