こんにちは、にゃんコロネです。
猫がトイレで用を足したあとに掃除をしようとして、「ウンチに虫が混ざってる!!」っていう最悪な事態。これを見つけてしまったときは、衝撃が走らないですか?背筋がゾゾっとして寒気と気持ち悪さで、私は耐えられないんです。
それに明らかに猫の身体から出てきた感じで、回虫症なのは間違いない。飼い主さんと愛猫のために、原因と対策方法を紹介しますね。
こればっかりは、飼い主さんも寄生虫が気持ち悪くて嫌だよね?猫を異変から守ってあげるためにも、ぜひ参考にしてください。
目次
猫のウンチから出てくる虫の種類
まず、何の虫が出てきたのかを知る必要があります。ほとんどの寄生虫が小腸に寄生します。猫の身体をむしばむ存在でもあるので、どの寄生虫が出てきたのか分かるようにして、獣医さんに説明できるようにしましょう。
私が無理なので、写真は使っていないですよ。安心して読み進めてくださいね。
回虫(かいちゅう)
色は白くて、大きさが2cmから10cmくらいです。小腸に寄生して、炭水化物やたんぱく質を栄養源として成長しています。ミミズのような見た目で、とりあえず気持ち悪いです。回虫が成長すると、腸から胃の方に這い上がってくるので、嘔吐することもあります。
条虫(じょうちゅう)
いわゆるサナダ虫のことです。猫のお尻をよく観察するとピョロッと出ていることもあります。平べったいヒモのような寄生虫で、長いものだと60cmくらいもあることがあります。
瓜実条虫や多包条虫、マンソン裂頭条虫、猫条虫が感染しやすい仲間です。それぞれ見た目も大きさも違っているので、見分けるのも大変です。
鉤虫(こうちゅう)
腸の粘膜に噛みついて、血を吸って成長します。大きさは1.5cmくらいで小さいです。これも見た目は小さなミミズみたいで、回虫よりが小さくなったみたいな感じです。
鞭虫(べんちゅう)
大きいものでも7cmくらいです。鉤虫と同じで、腸の粘膜に噛みついて血を吸います。見た目はモヤシみたいな感じで、先っぽが細くなっています。
寄生虫の感染経路はどこ?
寄生虫はどこから感染しているのか、知っておけばその感染経路を完全に断つことが対策にもなります。
寄生虫の卵を食べてしまった
多いのは虫の卵を間違って飲み込んでしまうというもの。外に自由に出している猫の場合は、知らない間に口にしていることもあるので要注意です。
ウンチ虫の卵は、猫の身体に付きやすく、体毛にも絡まりやすいです。グルーミングをするときに飲み込んでしまうことも多いので、飼い主さんは気を付けてあげましょう。
また、卵じゃなくても、寄生虫に感染しているネズミやノミ、カエル、ヘビ、鳥などを食べてしまって感染するケースもあります。
野良猫を保護して飼い始めたとき
また、野良猫を保護して飼い始めた飼い主さんは、ほとんどの猫がネズミなどを主食にして生活していたので、感染している可能性が高いです。また、野良猫が赤ちゃんを産んだ場合も、母猫の乳汁から移ります。
猫の皮膚からの侵入
他に考えられる経路としては、皮膚からの侵入。傷があるとその可能性もグンと高くなります。傷口から体内へ直接侵入し、腸までたどり着き、身体をむしばむ原因を作っているんです。
仮にケガをしていなくても、皮膚を食い破って体内に侵入するタイプもいます。
寄生虫が引き起こす猫の回虫症という病気
ウンチと一緒に寄生虫が出てきたということは、回虫症という病気です。ウンチから虫が見えていなくても、紹介するような症状が出ていたら、要注意です。
- 下痢を繰り返す
- 吐くことが多い
- キャットフードを食べているのに痩せる
- 毛ツヤが悪くなった
- 咳をすることがある
- お腹が膨れて見える
子猫の場合は発育が遅くなる
猫のウンチから出てくる寄生虫は、簡単に言うと栄養を横取りする泥棒のような存在です。本当はキャットフードからの栄養分は、成長していくために使われるのですが、寄生虫が代わりに食べてしまいます。
だから、食べているのに痩せたり、栄養が足りなくて毛ヅヤが悪くなったりするんです。命への危険は少ないと言われていますが、症状がひどいと腸閉塞になってしまうこともあります。
自然治癒はしない
一度でも寄生されてしまうと、ずっと腸内に住み続けるのがウンチの虫の特徴なので、基本的に放っておいて治るということはありません。
猫の回虫症は人間にも移る
猫が回虫症になったときは、飼い主さんも十分に気を付けてください。猫だけのものではなくて、人にも感染する危険があるんです。どんな時に感染しやすいか紹介するので、気を付けましょうね。
猫とのキス
猫を飼っているとスキンシップの一環で、口同士をくっつけることがあります。顔を近づけたときに猫が鼻をくっつけるようにしてくることもありますよね。
これが人にうつる感染経路の内の1つです。鼻や口周りに寄生虫の卵がくっついていることが多いので、人間の体内にも入りやすいんです。愛猫に自分が食べる箸で、ご飯を食べさせたりするのも危険です。
猫と一緒に寝る
可愛い自慢の愛猫とは一緒に寝たいと思うよね。私もその一人ですが、猫の身体は体毛に覆われていて、卵が絡みつきやすく、抱きかかえたときにくっついてしまうことがあります。
皮膚から侵入する
特に気を付けないといけないのは、飼い主さんがどこかをケガしているときです。侵入経路になりやすいし、ケガをしていなくても皮膚を食い破って、体内に侵入する恐ろしいものもいます。
猫の排泄物から感染する
猫のトイレ掃除は飼い主さんの日課にもなっているはず。汚いトイレだとつかってくれないですもんね。トイレ掃除のときは、絶対に寄生虫に触れないことが鉄則です。
感染するしないの前に、なにより不衛生です。もしも寄生虫を発見したら、ゴム手袋やマスクの着用を心がけるようにしてくださいね。
ノミ取りのときに感染する
ノミが発生しやすい夏場は、ケアのためにノミ取りをすることもあります。ノミが媒介となって人間にまで症状を及ぼすケースは意外と多いんです。ケアをするときは猫との距離が近いし、ノミはジャンプ力も優れているので、簡単に人に飛び移ってきます。
寄生虫の対策方法
もしも猫が回虫症になってしまったら、自然に治るということはないので、対策をしなければいけません。方法は投薬によって寄生虫を駆除することです。つまり「早めに動物病院で診察する」ことが必要です。
治療にかかる費用は、病院によって変わってきますが、3,000円程度を見ておけば大丈夫です。多頭飼いをしている場合は、症状が出ていなくても、他の猫に感染している可能性が高いので一緒に検査を受けましょう。
回虫症から発生する別の病気も怖いので、ペット保険も一緒に検討しておくと心強いです。治療費も完全に治すとなると金額的な負担も大きいです。
また、猫だけでなく念のために飼い主さんも診察を受けておいた方がいいです。人間にも移る可能性があるので、万が一に備えておくことはとても大切です。
回虫症を予防するためにできること
猫のウンチから虫が出てくると、悪寒が走りますよね。病気の心配もあるし、できる対策はやっておくようにしましょう。簡単にできるものを紹介しますね。
室内飼いに変えよう
自由に外に出している猫の場合は、完全な室内飼いに変える方法があります。感染のリスクを減らすこともできるし、交通事故やケガの心配も減ります。
最初は苦労するかもしれませんが、徐々に室内飼いに移行していきましょう。やり方は根気がいりますが、怖い病気を防ぐためでもあるので頑張りましょうね。こちらの記事も参考にしてみてください。
こまめに愛猫の状態をチェックする
何よりの予防策は、飼い主さんが愛猫の状態をチェックしてあげることです。毛並みや食欲、排泄の様子、鳴き声、グルーミング、目やに、鼻水など、異変があるときは、必ずどこかにおかしなところが出てきます。
異変に気が付くためにも、チェックポイントを押さえておきましょう。
便検査を受けさせよう
動物病院では定期的に便検査を受けることができます。回虫症の発見も早くなるし、排泄物から見つかる病気も分かります。
腸内環境を整えよう
大切なのは腸内環境を整えて、免疫力を高めておくことです。身体の抵抗力が弱っていると、回虫症のような感染症にもかかりやすくなるし、別の病気の引き金にもなります。
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「猫のウンチから虫が!!」とてつもない衝撃とかつてないほどの悪寒が走る出来事で、猫も回虫症という病気に感染している可能性が高いんです。こうした寄生虫はとても厄介で、飼い主さんにも下手をすると移ることがある。
原因となっている感染経路をすべて断つことはもちろん、自宅でも病気を防ぐために対策をしておこう。自然に治ることはまずないので、急いで病院にも連れて行ってあげようね。
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