こんにちは、にゃんコロネです。
猫は言葉を話さないから言わないけど、実は肩こりが激しい動物なんだ。見るからに背中を丸めているし、動きもクネクネしたりジャンプしたり激しいよね。
だから飼い主さんが、日ごろのケアで肩こりに効果的なツボをマッサージしてあげることが大切だよ。飼い主さんの愛猫に、快適な暮らしを提供できるように、簡単にできるやり方を紹介しますね。
猫の肩こりの原因は?
猫の肩こりの原因は大きく2つに分けることができます。身体の特性と生活環境によるものになります。それぞれ紹介しますね。
身体の特徴による肩こりの原因
猫は4足歩行なので、前足にかかる負担がとても大きいんです。さらに人と比べて、鎖骨が発達していないので、身体と前足をつなぐ役割を筋肉のみに依存しているからなんです。
生活環境による肩こりの原因
近年で増えてきたのが、生活環境によるストレスからの肩こりです。自由に動けるスペースが確保できていなかったり、同居猫の存在により、行動を制限されたりすると筋肉をほぐすことができないためです。
猫の肩こりに効くツボを知ろう
猫の肩こりに効果的なツボを紹介します。「肩井」と「曲池」というのが代表的なツボです。さらにこの2つを通るように、「大腸経」という経路があるんです。1つずつ見ていきましょう。
肩井(けんせい)
場所は写真のように、左右の肩関節の前下方のくぼみの部分です。肩こりはもちろんのこと、前足や肩の神経麻痺、肩捻挫に効果的です。肩の筋肉や関節に直接作用してくれるんです。
曲池(きょくち)
場所は、肘関節を曲げたときのシワの外側のくぼみのところです。肩こりの特効穴とも言われるくらいに、効果的なツボなんです。すごいのはそれだけではなく、喉や歯、目の痛み、腹痛や発熱にも効果を発揮します。
猫の肩こりに効くマッサージのやり方
愛猫のために、ツボを押さえたマッサージを実践してみましょう。気持ちよくなってくれるし、スキンシップにもおすすめです。
背中をストロークする
まずは「これからマッサージをするよ」ということを猫に理解させるために、背中を毛流れに沿ってやさしく10回くらい撫でてあげましょう。一緒にフケや化膿しているところがないかもチェックすれば、健康管理もできます。
肩を揉んであげよう
背中をストロークしたあとは肩をほぐしてあげてください。肩こりをしていればその解消もできるし、予防にも効果的です。揉む回数は10回を目安にして、肩から前足の先に向かって円を描くようにおろしていきましょう。
これを左右両側の前足でやってあげます。この時に、筋肉が硬直していないか、触って痛がるところがないかも見てあげましょう。
肩井を指圧しよう
猫のうしろ側から、左手であごを持ち上げるようにして、右手の指4本を使って肩井を刺激します。「1、2,3」と徐々に力を入れていき、3のときにその力加減のまま、約3秒間止めます。
今度は「3、2、1」と徐々に力を抜いていきます。両側を5セットずつを目安に指圧してあげましょう。
曲池を指圧しよう
親指を使って、曲池を指圧しましょう。片方の手で猫の前足を持って、もう片方の親指で刺激してあげます。
肩井と同じように、「1、2、3」と徐々に力を入れて、3の力加減のまま約3秒間止める。今度は「3、2、1」と徐々に力を抜いていきましょう。これも両側を5セットずつ目安にやってあげてください。
背中を持ち上げてツイストさせよう
マッサージの最後の仕上げに、背中のお肉を持ち上げてあげます。猫の背中の皮膚はとても伸びるので少し厚めに皮膚をつかんで、引き上げるようにします。
皮膚のストレッチ効果もあるし、「督脈(とくみゃく)」という経路が通っているので、一度にツボを刺激してあげることができます。1か所あたり10秒を目安にして、5回~10回くらいピックアップします。
このときに、ツイストという動作を加えてあげると、より効果的です。雑巾絞りのようなイメージで、軽く皮膚をひねってあげます。押したり引いたりしながら、徐々に力加減を強くしていきましょう。
マッサージをするときの注意点
マッサージを受けたことがある方は分かると思いますが、とても気持ちがいいですよね。もちろん猫もとても気持ち良くなってくれるのですが、注意しなければいけないこともあります。
力加減に気を付けよう
力加減は500gから1kgくらいです。量りがあれば、どれくらいの力加減なのかをまず確かめてから始めると、ちょうどよい力の入れ具合が分かります。
徐々に力を入れていく
最初からいきなり強い力を入れるのはやめましょう。まずは弱い力でスタートし、マッサージに慣れさせることが大切です。
ゆっくりと愛情を持ってやれば、信頼関係も強くなるし、猫にとっても飼い主さんにとっても最高の時間にすることができます。「気持ちいい?」と、やさしく声をかけながらマッサージをしてあげましょうね。
長くても1日10分を目安にしよう
毎日撫でてあげたりすることの延長がマッサージです。大切なケアの1つですが、過剰なスキンシップは逆にストレスを与えてしまうこともあるんです。
最初は1日5分くらいから始めたほうがいいです。短い時間でも、毎日続けてあげることが大切なので、嫌がられない時間に抑えるようにしましょう。
嫌がったらすぐにやめてあげよう
飼い主さんがマッサージをしてあげることに慣れていないと、嫌がったり痛がることもあります。また、猫の体調や気分によっても変わってきます。あくまで、愛猫のペースに合わせてあげるようにします。
最後に
猫は身体の特徴的にも肩こりになりやすい動物なんだ。だから定期的に飼い主さんがマッサージをやってあげると、スッキリさせてあげることができるよ。ツボも人間みたいにちゃんと存在してあげるから、適度な力加減で指圧してあげようね。
最初は難しいかもしれないけど、慣れてくると猫の方からおねだりもしてくるようになるんです。マッサージで肩こりも解消してあげて、絆も深めていこうね。
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