こんにちは、キャットシッターにゃんコロネです。
猫との大事なコミュニケーションである抱っこ。猫のモフモフの毛並みを身体中で感じてみたいですよね。
でも、抱きかかえようとしても嫌がる猫。うまく抱けなくて困っていませんか?
嫌がる猫でも抱っこをせがむくらい好きにさせるにはどうしたらいいのか。そこで、猫の正しい抱き方を画像で紹介します。
目次
猫の正しい抱き方を画像で紹介
室内で暮らす猫は、必ず子猫気分が抜けない甘えた一面があります。だから、抱き方を間違えなければ、必ず好きになってくれます。
まずは猫の正しい抱き方の見本を見てみましょう。うまく抱きかかえるためには、ステップがあるので、スムーズにやっていきましょう。
猫の両脇を持ち上げる
抱っこのときに持ち上げる場所は、猫の両脇の部分です。ここが抱えるときに最も安定する場所で、猫も不安な気持ちになりにくいです。
赤ちゃんを抱く時と同じ要領です。慣れないうちは必ず両手を使い、持ち上げたときに安定するように気を付けます。下の画像の赤枠部分を、両手でガシッと支えましょう。
猫のお尻に片手を回し、土台を作る
猫の両脇を持ち上げたら、片手を猫のお尻に回します。落っこちないように猫を安心させるためです。土台がなく宙に浮いた状態では、猫に不安な気持ちが芽生えます。
抱っこがうまくいかない理由は、ここがうまくできていないことが多いので大切な手順です。
猫を飼い主さんの身体に密着させる
最後に猫ちゃんを飼い主さんの身体に密着させて、ぬくもりを感じさせてあげましょう。密着度合いが高いほど、不安定さも少なくなります。
この時に猫の身体の体勢も少し整えてあげればベストです。お尻を支えている腕と反対の腕を使って、猫の身体全体を支えてあげるような感じにします。
下の画像が正しく抱けている時のものです。
嫌がられないために!猫の抱き方の注意点
どのようにすれば猫ちゃんが嫌がらずに、そして飼い主さんも抱っこできるのか、注意点をまとめました。
嫌がる素振りを見せたら、すぐに降ろす
正しい抱き方でも、気分屋な猫ちゃんはいろんな理由で嫌がることがあります。この時に大切なのが、「すぐに降ろしてあげる」ことです。
私たちは多少の強引さに魅力を感じることもありますが、猫ちゃんは違います。嫌な記憶として猫の心に刻み込まれ、ますます抱っこが嫌いになります。トラウマになりやすいので注意しましょう。
お尻を必ず支える
不安定でフワフワ落ち着かない体勢が猫ちゃんは好きではありません。そのために、必ずお尻を支えます。抱き方のステップでも紹介しましたね。
こうすれば密着度も高くなるので、身をゆだねてくれやすくなります。
仰向けにしない
仰向けの体勢は猫の急所であるお腹をさらけ出してしまいます。猫ちゃんとの信頼関係が浅い段階では絶対に避けましょう。
床や飼い主さんの膝の上でゴローンとお腹を出しても、抱っこでは嫌だというケースも多いです。
猫ちゃんの気分が良いときを狙う
私たちもイライラしているときに誰かに触られると少しムッとしますよね。猫ちゃんも気分上々で、気持ちがリラックスしているときが抱っこを受け入れてくれやすいです。
チャンスなのは猫の方から飼い主さんに近づいてきて、顔をスリスリとしてきたときです。さりげなく抱きかかえるのがコツです。
抱っこが好きな猫!せがむのはなぜ?
「抱っこが好きでたまらない!」というくらいに、せがむ猫ちゃんもいます。「ニャーン…」と甘えたような声も出してきますよね。この時はどんな心理なのかを紹介します。
飼い主さんに甘えたい
子猫気分になっていて、母猫に甘えている感覚で抱っこをせがむ猫ちゃんがいます。安全に暮らせる室内飼いだと、子猫気分も抜けにくいので抱っこが大好きになることも多いです。
飼い主さんを母親同然のように思っているので、思いっきり甘えたい気持ちが隠れています。とくに母猫と離れて暮らす猫ちゃんは、この傾向がより強いです。
自分の匂いを付けたい
外出先から帰ってきたとき、お風呂上りなどによく抱っこをおねだりすることが多いです。
決まったタイミングだけ抱っこをおねだりするのなら、好きというよりも、自分の匂いが薄れたので付けなおしたいという気持ちが強いです。
自分の匂いが飼い主さんからすると、猫ちゃんは気持ちが落ち着きます。抱っこ以外にも舐めたり、身体を擦り付けたりするのなら自分のニオイを付けなおしているのでしょう。
寒いので暖を取りたい
部屋の中が寒くて、飼い主さんに抱かれることで暖を取りたいときもあります。猫は寒さに弱いので、冬場はこの傾向が強いです。
座っている時に無言で膝の上に乗ってきたり、飼い主さんの目をジッと見つめてねだるなど、猫ちゃんの性格によって様々なパターンがあります。
猫が抱っこを嫌がる!拒否反応の理由とは?
抱っこを微動だにしない猫ちゃんもいれば、逃げるほど拒否反応を示す子もいます。なぜ猫が抱っこを嫌がるのか、その理由についてお答えします。
抱っこを嫌がるときに見せる仕草
猫のこんな仕草は抱っこを嫌がっています。お構いなしに抱き続けると、飼い主さんとの信頼関係が壊れやすくなり、嫌われるケースもあるので注意しましょう。
- 飼い主さんの腕を振りほどこうと暴れる
- 抱きかかえようとすると避けたり、逃げる
- 抱いている時に尻尾を激しく左右に振る
- 噛みつく、引っ掻くなどの攻撃的な素振りをする
- 力強く「ニャー!!」と嫌がるように鳴く
抱っこを嫌がる理由
猫ちゃんはどうしてこのような拒否をするのか、抱っこを嫌がる理由をまとめました。
初めてで慣れていない
もとは野生で暮らす動物なので、その習性が強く残っている子もいます。だから抱きかかえられることに不慣れで、臆病になっているのです。
私たちは猫ちゃんよりも身体が大きいので、仕方のないことでもあります。身体を持ち上げられたり、ゆだねることに不安な気持ちをぬぐい切れない状態です。
抱えようとすると避けるように後ろにのけぞったり、抱いても早く降りたくてジタバタすることが多いです。
信頼関係が築けていない
猫ちゃんとお互いに深い絆ができていないと、身をゆだねてくれません。気持ちを無視して、強引に抱こうとしたり、抱かれたい気分じゃないときに身体を触られるのは嫌なものです。
抱っこに嫌な経験がある
猫は昔あった嫌な記憶を覚えているものです。例えば猫を抱いたまま動物病院に連れていったり、抱きかかえたまま無理やりシャンプーしたりなどの苦い経験です。
このことがトラウマになっていて、抱っこされるとその時の記憶が走馬灯のように頭をよぎり、また嫌な思いをすると勘違いしてしまうのです。
飼い主さんの手を振りほどこうと暴れ出したり、抱きかかえようとすると家中を走り回ったりします。
嫌いな匂いを付けている
猫は私たちと比較できないくらいの嗅覚を持っています。だから些細な香りでもはっきりと分かります。
猫が嫌がる匂いは、柑橘系やタバコなど。香水や匂いの強いハンドクリームにも注意が必要です。
身体を密着させると、ダイレクトに嫌いな匂いを嗅ぐことになるので、抱っこを嫌がるようになります。
抱き方が不安定で落ち着かない
猫を抱っこしたときに、今にも落っこちてしまいそうな抱き方だと、落とされまいとして自分から飛び降りようとします。
ひどいときは引っ掻いたり、噛みついたり、暴れることもあります。
抱き方の問題であれば、練習して飼い主さんに包まれる喜びを教え込めば、うまくいくケースが多いです。
病気や怪我など体調不良による一時的なもの
今までは喜んで抱っこされていたのに、急に嫌がるようになったら、病気や体調不良による一時的なものが考えられます。
猫も具合が悪いときは放っておいてほしいもの。無理に抱っこされるのを嫌う傾向が強いです。
もしも病気や怪我の場合は、触られると痛みを感じる場所も出てきます。猫ちゃんの健康状態をチェックして、心配なときは獣医さんに相談が必要です。
猫に抱っこを好きにさせる方法を紹介
猫ちゃんと暮らせば、愛情たっぷりの抱っこでスキンシップを取りたい!そこで、抱っこがだ好きに育つように、好きにさせる方法を紹介します。
子猫の時からしつけるとうまく行きやすい!
成猫になってからでも抱っこを好きにさせることはできます。でも、できるだけ何でも受け入れてくれる子猫時代から慣れさせておきましょう。
飼い主さんに抱っこされることが当たり前だと思わせることがポイントです。
抱っこが当たり前になれば、身体のしこりや毛並みの変化にも気が付きやすいです。健康チェックにも役に立つので、子猫時代のしつけは大切です。
なるべくイスなどに座って抱く
猫ちゃんは高いところが大好きですが、持ち上げられることには抵抗を感じます。立ったままだと「どこかに連れていかれる感」がとても強いですよね。
身の危険を感じて飛び降りたり暴れやすいです。
そこでおすすめなのが、イスに座って抱く方法です。イスだと私たちも姿勢を変えにくいので、猫ちゃんも安心する傾向が強いです。
立ったままだと不安定、床に座った状態だと私たちが姿勢を変えやすいので、猫ちゃんが落ち着きをなくしやすいのです。
膝の上にブランケットのようなモフモフ感があるものを敷いておくと、猫ちゃんも気持ちよくなってくれるので、抱っこが好きになりやすいです。
抱っこと一緒に撫でる
猫ちゃんは気持ちが良いことが大好きです。
抱っこと一緒に首や耳の後ろ、お腹などを軽い力で撫でて気持ちよさを与えましょう。リラックスしてくれて極上の気分を味合わせてあげることができます。
「抱っこ=気持ちがいい」と覚えさせることで、どんどん好きになっていきます。
撫で方のコツはこちらの記事に詳しく紹介しています。
抱っこの後はご褒美をあげよう
猫ちゃんも私たちと同じように、調子が良いところがあります。抱っこを嫌がっても、その後におやつなどのご褒美があると、その行為を好きになりやすいのです。
チャオチュールのような代表的なおやつでもいいですし、遊びが大好きな猫ちゃんなら飼い主さんとの遊びもご褒美になります。ナデナデが好きなら、それでも大丈夫ですよ!
冬の季節を利用して好きにさせる
猫は寒さに弱いので、冬の季節は暖を取るために温かい場所を求めます。
冬に暖房器具を弱め、あぐらをかきながら床に座っておきましょう。すると飼い主さんの膝の上は暖かいことを知っているので、不思議と近寄ってきてくれます。
この時のポイントは、猫ちゃんには興味がない素振りを見せること。警戒心を解きほぐすためです。
膝の上に登ろうとしてくるので、あまり動かずに猫ちゃんの好きにやらせましょう。しばらくすると、心地よくなり身体を丸めてスヤスヤと眠り始めます。そうしたら、やさしく背中を撫でてあげてください。
まずは、身体を触られることに慣れさせるテクニックで、時間が経つにつれ少しずつ抱っこが好きになっていきます。
最後に
猫の正しい抱き方は、お尻をしっかり支え猫ちゃんを不安定にしないこと。身体を飼い主さんに密着させて、温もりと愛情をたっぷり感じさせてあげましょう。
慣れないうちは嫌がる素振りを見せたり、暴れまわることもありますが、時間をかけて接することで、抱っこをせがむようにまでなるケースもあります。
正しい抱き方と抱っこを好きにさせる方法を実践して、猫ちゃんとたくさんスキンシップを取っていきましょう。
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