こんにちは、にゃんコロネです。
猫は自由気ままに動きまわり、後先考えないところがあるので、肉球を火傷してしまうことが多い動物。肉球はプニッとした感触で愛されポイントですが、歩くときの足音を消したり、ジャンプの着地で衝撃を和らげる働きもする大切なもの。
もしも火傷したら、素早く適切な処置が必要です。そこで肉球を火傷した時の正しい応急処置のやり方と、その後のアフターケアの方法について紹介します。愛猫を守るために飼い主さんができる対策も合わせてお伝えしますので、お役に立てれば幸いです。
猫が肉球を火傷したときの応急処置
まずは猫への応急処置が先決です。激しく泣き叫ぶこともあるので、素早く対処して症状を緩和させてあげましょう。
患部を濡れタオルで巻く
タオルを水で濡らして、猫の肉球部分を覆うように巻き付けます。私たちが火傷した時と同じように、まずは濡れタオルで冷やしましょう。もちろん患部にバイ菌などが入らないように、清潔なタオルが好ましいです。
氷のうを濡れタオルの上から当てる
ビニール袋に水と氷を入れて、濡れタオルの上から当てます。冷やす時間が長すぎると、肉球部分がふやけてしまいやすいので5分も当てておけば十分です。
動物病院に連れ行く
火傷の症状や度合いにもよりますが、応急処置をした後はできるだけ動物病院に連れていくことをおすすめします。連れていくときは、氷のうではなく水に濡らしたタオルを巻いておきましょう。
応急処置をするときの注意点
肉球の火傷は程度にもよりますが、素早い応急処置がポイント。しかし気を付けないといけないことがあります。間違ったやり方をすると症状ひどくなることもあるので、注意点を知っておきましょう。
猫が暴れるなら肉球だけを冷やす
火傷をした患部に触れようとすると、痛みから暴れまわることがあります。その時は洗面器などに水を入れて、肉球だけを冷やすようにしてください。症状が軽ければすぐに動物病院に連れて行けば大丈夫ですが、ひどい場合は愛猫を守るために多少強引でも冷やしてあげます。
人間用の軟膏は使わない
私たちがケガをしたときに使う軟膏は、猫の皮膚を剥がれさせる危険があります。粘度があるので、火傷して弱くなった肉球に使うのは控えましょう。
火傷部分を下手に触らない
「良くなったかな?」と思いやりをもって心配するのは良いですが、火傷部分に触れないようにします。下手に触るとバイ菌が入って炎症を起こすことも。肉球を火傷した直後は、とてもデリケートになっているので気を付けましょう。
慌てず落ち着いて行動
猫が肉球を火傷すると、突然鳴き叫ぶようにすることも。この時に必ず慌てふためかないようにズッシリと構えておきましょう。ソワソワした気持ちは猫に伝わり、応急処置をするときに安心して身を任せてくれなくなります。素早い対応が必要なので、正しく時間をかけずに対処するためにも気を付けなければならないことです。
猫が火傷しやすいものには対策を
猫が肉球部分を火傷しやすいものはある程度決まっています。危ない行動をとる前に飼い主さんができる対策をしておけば火傷をさせずに済むこともあります。
キッチンのコンロ
猫は調理台のような高いところでもジャンプして登れるので、火を使った後のコンロで肉球を火傷しやすいです。特に料理中は猫を近づけないようにしましょう。扉があれば閉めておくようにして、もし入ってきたときは霧吹きなどでシュッとひと吹きして、今は入ってはいけないことを教えます。
水を猫に吹きかけるのはとても効果的で、しつけの一環としてもおすすめです。霧吹きが用意できないときは、料理を中断し、猫を抱きかかえて別の部屋に移動させましょう。一度では覚えてくれなくても、何度か繰り返すうちに「料理中はダメなんだな!」ということを学習するようになります。
お鍋に足を入れてしまう
お湯がグツグツ沸騰しているお鍋の中に、間違って足を踏み入れてしまう猫もいます。これもコンロの場合と同じで、霧吹きで対策をしましょう。100円均一で購入できるので、1つは用意しておくと躾けに重宝します。もしくは、キッチン部分に仕切りを作って入れないようにする方法もおすすめです。
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ストーブ
ストーブは猫の防寒対策にも使える冬場に大活躍のアイテムですが、火傷をしやすいのが難点です。ストーブに群がりやすく、近寄りすぎて飛び乗ってしまったり、ストーブを倒してしまうことも。一番おすすめの対策方法は、暖かさを感じる程度の距離に柵を作ること。ストーブへ近寄りすぎることがないので、火傷を防止することができます。
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火傷した肉球のアフターケアの方法
猫の足や肉球部分は日常的に使う部位なので、治りも遅くなりがちです。1日でも早くいつも通りの暮らしができるように、アフターケアの方法について紹介します。
フカフカのカーペットを敷く
私たちでも経験があると思いますが、傷口がそのまま床などに触れるよりは柔らかいものに触れた方が良いですよね。猫でもこの痛みの感覚は同じです。直接床面に肉球が当たるよりは、感触が柔らかいフカフカのカーペットなどの方が良いです。もちろんカーペットは清潔な状態を保つようにしておきましょう。
ケアクリームを塗る
動物病院に行けば、アフターケアの用品として保湿クリームのようなものを処方してもらえることがあります。それを火傷した患部にやさしく塗布してあげましょう。症状を緩和したり、治りを早めるためにも大切なケアです。私たち人間用の軟膏はすでにお伝えした通り、粘度があり皮膚を剥がれさせる危険があるので使わないようにしましょう。
肉球を火傷した時の、アフターケアは紹介した2つです。エリザベスカラーを使ってあげる方法もあるのですが、肉球だけを火傷している場合は使わない方が猫のためになります。
エリザベスカラーを使う
エリザベスカラーは猫の行動を制限してストレスの元になりますが、火傷したところを舐めないようにすることも大事なケア。舐めることでバイ菌が傷口に入り、炎症を起こすこともあります。少しの間の我慢なので、感染症対策のためにもある程度回復するまで付けておきましょう。
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最後に
猫にとって肉球は歩くためにとても大切な部位。もしも火傷した時は、素早い応急処置が必要です。焦らずに落ち着いて患部を冷やしてあげるのがポイントです。火傷をすると当然、熱い思いも痛い思いもして、その後もヒリヒリとした感覚が付きまといます。愛猫に辛い思いをさせなくて済むように、日ごろから火傷防止の対策もやっておきましょう。
また、動物病院に連れていったあとは、適切なアフターケアで早くいつも通りの暮らしができるようにしてあげましょう。飼い主さんの愛猫への気遣いがとても大切になりますよ。
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