こんにちは、にゃんコロネです。
猫の爪切りは飼い主さんがやるべき定期的なお手入れですよね。だけど慣れないとジタバタと暴れ出して、手元が狂ってしまいそうになります。そこで問題なのが、深爪をさせてしまうということ。私たちでも爪を切り過ぎると痛い…。これってやっぱり猫も痛いのかなって考えてしまいますよね。
それに深爪をしただけならまた生えてくるからいいけど、出血をさせてしまったらもう大変!血を見ただけであたふたしてしまいますよね。そこで、もしも深爪をしたときの対処方法と、正しいケア、応急処置について紹介します。飼い主さんの愛猫のためにしっかりと覚えておきましょう。
目次
猫の深爪はいったいどこから?
私たちだと爪には白い部分や指のお肉からどれくらい伸びているかで「これは深爪だな…」ということが何となく見て分かりますよね。だけど猫の場合の目安は、付け根部分にうっすらと見えるピンク色のものです。爪の先端からの距離がほとんどない状態だと、短くなりすぎています。3mmくらい先端からピンク色の部分までの距離が離れていれば正常で、それよりも短いと深爪だと言っていいでしょう。
猫も深爪をしたらやっぱり痛い?
猫と私たちでは爪の形も構造も違うので分からないことがたくさん。言葉も話さないから痛いのか痛くないのかも判断が付けにくいですよね。そこで猫も深爪をしてしまったら痛いのかどうかを状態別に探っていきます。
普通に爪切りをした場合
爪の常に観察できるピンク色の線のようなところには、血管や神経が通っているのでこのような色をしています。普通は伸びたと感じたらこの神経部分までの距離を3mmくらい残してカットします。この普通に爪を切った状態だと、猫も痛みを感じることがなく、正しいお手入れができています。
ピンクからの距離が3mmない場合
これは私たちが深爪をしたのと同じような感覚で、短く切り過ぎるとスースーしたりヒリヒリ、ジンジンという違和感があります。まだ「痛み」とまでは行きませんが、爪とぎや遊ぶときにこの感覚が付きまとうので、猫のストレスになることも。
ピンク色の部分もカットした場合
この状態だと神経や血管まで爪と一緒にカットしているので、出血も伴います。もちろん猫も激しい痛みを感じてしまうので、鳴き声を上げたり、飼い主さんを蹴っ飛ばしてみ逃げ回る、攻撃をされることもあります。
猫の爪を切り過ぎた!血が出たときの対処方法
爪切りを失敗してもしも血が出てしまったら…。血が苦手な飼い主さんはとくに慌てふためきます。だけど、猫はとても痛がっているし、血も出ているので慌てている暇はありません。正しくケアをして、痛みを和らげてあげましょう。
患部を圧迫させて止血する
ガーゼやティッシュを患部に当てて、圧迫するようにしてください。私たちがケガをしてしまったときによくやるような感じです。様子を見ながら新しいガーゼに取り換えて、血が止まってきているかを観察しましょう。ただし、触られることを嫌がるなら無理をせず次のステップへ進みます。
止血剤を使う
必ずペット用のものを使います。自宅にない場合は、もしもの時に備えて用意しておいてください。ガーゼやコットンに止血剤をしみ込ませて、患部につけます。指で付けるとバイ菌が猫の体内に入り込むことがあるので、必ず清潔なガーゼやコットンを使いましょう。飼い主さんが落ち着いていないと猫は余計に不安な気持ちになるので、まずは心を落ち着かせましょうね。
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腫れや炎症がないかを確認する
血が出てしまったときは、動物病院に連れていくのが一番良い方法ですが、もしも連れていけない場合は2~3日は腫れや炎症を起こしていないかをしっかりとチェックしましょう。傷口には触れないようにして、ペット用に作られた軟膏などを塗ってあげましょう。菌が入らないように清潔にしておくことがポイント。
深爪後の正しいケアと注意点
深爪のあとの飼い主さんの正しいケアはとても大切です。悪化させないため、飼い主さんとの仲が悪くならないため、爪切りを嫌いにさせないために、アフターフォローをやりましょう。
エリザベスカラーを使う
とくに出血したのならなるべく使いましょう。身体を掻いたり、傷口を舐めてバイ菌が入らないように配慮します。
動物病院での診察を受ける
猫は何よりも痛みから早く解放されたいと思っています。これは専門家である獣医さんの力が欠かせません。猫用の痛み止めや傷薬など、適切なものを処方してくれます。
人間用の絆創膏は使わない
私たちだと怪我をしたときに絆創膏が頼りになりますが、猫には不向きでケアにも適しません。貼っても簡単にグルーミングで取れてしまうし、間違って飲み込んでしまう危険もあります。例え粘着力が強いものを使っても、猫の身体は体毛だらけなので剥がすときに毛が引っ張られてさらに痛い思いをすることに。使うのであればペット用に作られたものか、エリザベスカラーで対処します。
「ごめんなさい」の気持ちを伝える
猫も心が通った動物です。飼い主さんの申し訳ないという気持ちを素直に伝えるのも大事なこと。とは言っても飼い主さんの言葉を猫が理解できるわけではないので、態度や行動で伝えてあげましょう。
- 傷口を触ろうとしない
- スキンシップの時間をしっかりと取る
- 餌の与え忘れをしない
- 快適な空間をさらに用意する
このように「愛猫のため」にできることをやってあげましょう。1度でも苦い経験をすると、その人自身を嫌いになってしまうことも。できた溝を埋めるために、長い時間をかけて信頼を取り戻していきましょう。
猫のお風呂やシャンプーは控える
私たちでもケガをしているところが水に濡れると、染みて痛いですよね。これは猫も同じように感じます。水に身体を濡らさないように配慮して、これ以上嫌な思いをさせないようにしましょう。
深爪はいつになったら元に戻るのか
自分のせいで猫に深爪をさせてしまったときは、少し自己嫌悪になってしまいますよね。いつになったら元通りになるんだろうと、心配に思う飼い主さんは多いもの。だけど過剰に心配する必要はありません。栄養バランスによって猫の爪が伸びる速度は変わりますが、2週間程度に1回の爪切りを考えると、遅くても1か月くらい待てば元通りに生えていることがほとんどです。
もう深爪しない!爪の切り方のコツ
そうは言ってもなるべく大切な猫ちゃんに痛い思いはさせたくないもの。上手に爪切りができるように、深爪をしないためのコツについて紹介します。
リラックスしている隙を狙おう
猫が元気で活発なときにやろうとすると、じゃれたり、暴れたりして飼い主さんも手元が狂いやすいです。リラックスモードでおとなしくしている時、ウトウト深い眠りについている時を狙えば、正しい長さを切ることができます。猫の爪の正しい切り方もお忘れなく。
暴れなくなるアイテムを活用する
忙しくしている飼い主さんだと、「猫がおとなしくなるまで待っていられない!」というケースもありますよね。そんなときは、猫がおとなしくなってくれるアイテムを上手に活用するとうまく行きます。おすすめできる2つのアイテムがあるので、こちらを試してみましょう。
1つ目は、目隠しをされると興奮がおさまって大人しくなるという猫の習性を利用したものです。ちゃんと鼻から呼吸もできるので、苦しくないです。
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2つ目は、洗濯ネットと同じはたらきをしてくれる、グルーミングネットです。動物病院の獣医さんもおすすめするくらいに、猫をおとなしくする効果が高いです。
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血管の先がどこまでかしっかり確認
いつものスキンシップの時間や爪を切る前に、どこから血管が通っているのかをしっかりと確認しておくことも大切です。ぶっつけ本番で、「これくらいなら大丈夫かな?」と勘を頼りに切ると失敗もしやすいです。また、あらかじめ先端から2mmしか切らないなど、ルールを決めておくのも有効ですよ。
最後に
猫にもしも深爪をさせてしまったら、飼い主さんの素早い対処がとても大切。やっぱり痛みも感じるし、血が出てしまったらばい菌が入り込むことも。一度爪切りを失敗してしまうと、もう嫌がってやらせてくれない可能性もあるので、正しくアフターフォローとケアをすることもポイントです。そして、もう二度と失敗しないように上手にアイテムを活用して、猫がおとなしくしている隙を狙っていきましょう。
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