私は小さいころに猫を飼っていたこともあり、もっと仲良くなりたくて、鳴き声についても詳しくなりました。
いろんな鳴き声を聞いたことがあると思いますが、実は種類はそれほど多いわけではありません。なぜかというと、一言でいえば他に鳴く理由がないからです。
人間であればコミュニケーションが必要で、そのために言葉があり、自分の想い・感情・機嫌などを相手に伝えることができます。
ところが猫の場合は、大きくなって単独行動ができるようになると、自分の子孫を残すための繁殖活動のときに異性を呼ぶときくらいなんです。
ただ、いつまでたっても甘えん坊の猫は子猫気分が忘れられず、人間の前でもよく鳴きます。鳴き声は大きく7種類に分けられます。
知っておくだけで、猫カフェに行くときや猫をペットとして飼うときにもっと猫と仲良くなることができます。
目次
「ニャッ」と短く鳴くのは挨拶や返事をしている
すでにペットとして猫を飼っている方は、よく「ニャッ」という鳴き声を聞きますよね。これは、飼い主に対して返事や挨拶をしています。
私も昔、猫を飼っていたときに、よく「ニャッ」と鳴く姿をかわいいと思って癒されていました。
返事の意味で鳴き声を出すときは「どうしたの?」とか「何?」などの受け答えをしてくれています。挨拶の意味の場合は、例えば朝なら「おはよう」と飼い主に対して言っているんですね。
言葉はしゃべれなくても、家族の一員としてちゃんと挨拶をしてくれていますよ。また、人間だけにではなく仲のいい猫同士でも同じように返事や挨拶の時に「ニャッ」という声を出します。他にも、たまに独り言でこの鳴き方をすることがあります。
「アーォ」と低い声で鳴くのは不安を感じている
例えば人間なら、ずっと一人でいると寂しい思いをしますよね。それと同じで、猫も飼い主の姿がずっと見えなかったりして、不安な気持ちやさみしい気持ちの時にこの鳴き方をします。
「自分はここにいるよ。あなたはどこに行ったの?」という気持ちの表れです。猫は気まぐれで、気分屋な動物として有名ですが、そんな動物でもさみしい時だってあります。
1人でいるときはさみしいのは、人間も猫も同じですね。もし家の中にいるときに「アーォ」という鳴き声が聞こえたら、いじわるせずに姿を見せてあげてくださいね。
「ケケケケ」と短く連呼するのは葛藤を抱えている
例えば見たことがないおもちゃを発見した時、飛びついていいのだろうか、それともやめたほうがいいのか、そんな葛藤を抱えているときによく聞きます。
猫が家の中にいるときは、窓の外から見える動物に対して「ケケケケ」という鳴き声を出すときがあります。外に出て捕まえたいけど、外に出ることができない。そんなもどかしい気持ちがこの鳴き声に込められています。
何かを見つめながら鳴いているときは、何に対して葛藤を抱えているのか分かりやすいですね。
「ニャ~」と長く鳴くときは、甘えたいとき
猫と言えば誰もが想像するこの鳴き声ですよね。足の周りをクルクル回りながら、顔や身体をすりすりさせてくることがありますよね。そんな時は、あなたに対して甘えているんです。
比較的高い声で、人間から見ても甘えているような声に聞こえるのでこれは分かりやすいと思います。ペットとして猫を飼っている場合は、いつまでも子猫気分が抜けない甘えん坊なんです。
甘えてくるからと言って、すべての要求にこたえると「ニャ~」と言えば自分の要求がかなうと勘違いして、いつもこんな鳴き声を出すことがあります。時には厳しくするのも大切なことです。
「アオーン」と高い声で鳴くのは発情している
これも比較的よく聞く鳴き声です。メス猫の特徴で、何度も繰り返し「アオーン」と鳴いてオスをひきつけます。求愛行動の一つで、オスに対して自分の存在をしっかりアピールしているんです。
高い音なので、遠くのほうまで聞こえこれを聞きつけたオス猫が近づいてきます。外でこのような鳴き声が聞こえたら、近くにたくさん集まっている可能性もあります。
「シャー!」と力強く鳴くのは攻撃態勢の証拠
何かに対して威嚇するときに、「いつでも攻撃できるんだぞ!」という意味を込めて「シャー!」と力強い鳴き方になります。
同時に恐怖を感じている時も同じ鳴き方で、こちらの威嚇に怖気づいて退いてくれれば助かるかもしれないと弱気な気持ちの場合もあります。
相手が大きな相手の時は、後者の場合が多いです。自分自身の身を守るために出す、猫の防衛本能です。人間に対して声を発しているときは、本当に攻撃されることも多いので、注意が必要です。
鳴き声で威嚇するのと同時に尻尾も大きく膨らんでいることがあります。自分を守るために身体全体を使って自分を大きく見せようとします。
尻尾の動きによっても猫の感情を読み取ることができるので、コチラも併せて読むと、猫のことがさらによくわかるようになります。
「ゴロゴロ」と喉を鳴らすのは、体調が悪い時
喉を鳴らすのは猫を飼っている方はよく聞くこともあるかもしれませんが、鳴き声の中では珍しいものになります。これは体調が悪い時に自分の気持ちを落ち着けるために喉をならすと考えられています。
猫の喉にも筋肉があり、咽喉部の声門を開け閉めしてそこに空気を通すことによって「ゴロゴロ」という音を出しています。
体調が悪いから、自分にやさしくしてという飼い主に対する甘えでもありますので、やさしくしてあげましょう。体調が悪い時なので、あまりに心配であれば動物病院に連れて行ってあげるのも1つの方法です。
大きく7パターンに猫の鳴き声は分けることができます。もちろん鳴く鳴かないは猫の種類や性格によるところも大きいです。
猫が小さいころから大切に育てている方は猫も甘えん坊になることが多いので、良く鳴くようになるかもしれません。
猫の鳴き声にも意味がちゃんとあり、状況によって必要な鳴き方をしています。猫カフェに行ったときも鳴き声を聞くことが多いので、覚えておくと「甘えに来てくれた」ということが分かるようになって、猫との触れ合いがもっと楽しくなります。
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