こんにちは、にゃんコロネです。
愛猫家であれば、一度は誰でも気にしたことがあるよね。それは、猫は「人間の言葉をちゃんと分かって、理解したり話すことができるのか?」ということ。
一緒に暮らす家族だから、できれば心を通わせて、会話してみたいなって思うよね。飼い主さんの抱える疑問を少しでも解消できればうれしく思います。最後に猫との会話術についても、少し紹介しますね。
目次
猫は人間の言葉が理解できるのか?
一番の疑問がこれですよね。いったいどこまで分かっているのかを、まず紹介します。普段、話しかけていることと比べてみてくださいね。
細かい単語は理解している
飼い主さんも普段の生活の中で、「ご飯だよ!」とか「餌の時間だよ!」などと、話しかけることがあると思います。私もそうでした。
すると、猫はしゃべりかけた内容を理解しているように近づいてきて、「ニャーン」と鳴いて甘えてきますよね。ただこれは、短い単語だからこそ猫も分かることができるんです。
例えば、この内容を「あと30分したらご飯だから、それまではおとなしくして待っててね」という風に、言葉を長くすると、反応してくれないんです。飼い主さんは、ぜひ試してみてください。
同じご飯についての内容でも、これだけ反応に差が出ます。つまり、短い言葉は分かるけど、長くなると何を言っているかが分からなくなるんです。
言葉ではなく「音」で理解している
猫は人間の口から発する「単語」を理解できる動物ですが、それは意味を分かっているのではなく「音」を覚えて、反応していると言われています。
毎日のように聞く「ご飯」でも、イントネーションや声の高さを変えて「ご飯」というと、たちまち無反応に。つまり音を認識して学習しているんです。
他にも短い言葉なのに話しかけても反応しないのは、聞きなれない音だから。猫もまだその単語を理解していないんです。飼い主さん以外が呼び掛けても反応しないのも、声の高さやイントネーションが違うからなんです。
自分の名前は知っている
猫は自分の名前もちゃんと知っています。呼びかけると近づいてきたり、「ミャー」と鳴いて返事をしてくれますよね。これも、名前を音で覚えている証拠です。
ちなみに私が飼っていた猫に「ギョロ」という名前を付けていました。「ギョロ―!」って呼びかけると、すぐに起き上がって、すり寄って来てくれるくらいです。私の経験ですが、名前だと、ちょっと低い声で呼びかけても反応してくれました。
単語とは別に、ちゃんとギョロという、「自分の名前」として認識しているのではないかと私は考えています。ぜひ、皆さんが飼われている猫でも実験してみると面白いかもしれません。
叱られていることや褒められていることも分かる
猫を叱ったときに、シュンとした表情をして目を合わせてくれない経験があると思います。これは、これも飼い主さんの声を聞き分けることができるから。
「こらっ」と「ダメ!」という音の響きを覚えて、反省しているような姿を見せるんです。
反対に「かわいい~」とか「ヨシヨシ」という褒めているときにも、同じように認識することができるんです。
猫に言葉を理解させる方法
人間とは違う生き物なのに、なんで言葉を理解することができるのかが気になりますよね。まずはそれを知ることが大切なので、少し詳しく紹介しますね。
どうやって言葉を理解しているのか
基本的には、意味を分かっているのではないことは先ほどお伝えしました。下記のものから、猫自身でこういうことなのだろうという判断をしているんです。
- 声の大きさや高さ、イントネーション
- 時間
- 飼い主さんの表情
- 声を聞いた後の出来事
「ご飯」という言葉だったら、声の大きさと時間帯から「ご飯の時間なんだな?」という風に猫は理解していると考えられます。
「ダメ!」という言葉は、飼い主さんの怒った表情やその後の出来事で叱られたりすることと結びついて、この音でこの表情の時は怒られているんだという風に解釈しているんです。もちろん科学的な根拠があるわけではなく、私自身の見解なのでご了承くださいね。
言葉の理解のさせ方
一番知りたいところがココですよね。ちょっとでも心を通わせるには、言葉を理解してもらうことも大切。理解させたい言葉があるときには、ぜひ実践してもらえるとすごくうれしいです。
やり方は簡単ですが、継続してやっていかないと人間よりも知能が低い動物なので、なかなか理解するところまでいきません。
- 言葉のフレーズ
- 発音やイントネーション
- 声の大きさやトーン
上に紹介した3つを、声をかけるたびに統一することで猫も単語を認識しやすくなります。
「言葉のフレーズ」だったらご飯とか餌とか食べ物など、いろんな言い方がありますが、どれかに揃えて猫に話しかけます。
発音やイントネーションはそのままなのですが、声を出すときにいつもとは違うように強弱をつけてしまうと猫も頭が混乱しやすいです。声の大きさやトーンも、日によって違う大きさで声に出すと、理解から遠のいてしまいます。
あと、これも重要なポイントなのですが、覚えさせたい言葉を頻繁に使うことも大切です。よく聞く言葉とその後の体験が結びつきやすくなるので、猫からしても覚えやすいです。もちろん愛情を持って話しかけてあげるのが一番大切になります。
こんな言葉は猫も覚えやすい
覚えやすいのは、猫にとっての「メリット」と「デメリット」がある言葉です。ご飯や名前を呼ばれると反応するのは、呼びかけに応じればご飯を食べることができたり、撫でてもらえるかもしれないというメリットがあるからですね。
反対に「ダメ!」などの単語は、そのあとに叱られることが多いのでデメリットになります。嫌なことは猫も避けたいので、理解しやすいんです。
低い声と高い声を使い分けると覚えやすい
猫は男性よりも、女性の声を好みます。猫の鳴き声の高さにも近いですし、とても安心できるので、猫がメリットを感じる言葉は、高い声を出した方が覚えも早いです。
反対に、デメリットを感じさせる言葉を覚えさせるときは、低い声の方が向いています。低い音は苦手に感じる動物なので、そのシーンとマッチさせた方がいいです。
猫が理解できる主要な単語を紹介!
ここからは、猫がどんな単語だと認識してくれるのかを紹介します。基本的には短い言葉しか理解できない動物です。だけど、「こんな言葉が分かるんだ」というのが分かると、すごく面白いんです!
猫にメリットがある単語
- 自分の名前
- 飼い主さんの名前
- ご飯だよ
- 遊ぼう
- おやつ
- いい子だね
- よしよし
- えらいね
- すごい
- かわいい
- おはよう
- お休み
- 大好き
猫にデメリットがある単語
- こらっ
- ダメ!
- おいっ
- 禁止ね
- 待て!
- ジャマ
- 嫌い
- うるさい
- どいて
紹介した単語を聞いた後には、ご飯を食べさせてもらえたり、ヨシヨシしてもらったり、叱られたりすることがほとんど。この出来事と言葉の音を結びつけているんですね。
ちなみに、猫は約80種類くらいの言葉を理解することができると言われています。こんなにたくさん覚えることができれば、普段の生活でも十分に気持ちは通じ合うことができるんです。
猫は人間の言葉を話すことができるのか?
言葉の理解と同じようにもう1つ気になることがありますよね。それは頑張ったら猫も話せるようになるのかということです。
犬とは違って、あまり芸を覚えない動物なので、もちろん実際には話すことはできません。ポケモンのニャースみたいに、上手にしゃべることはさすがにできないんです(笑)
猫の知能は、人間で言うと2歳程度だと言われていて、さらに人よりも脳みそが小さいので、さすがに難しいことのようですね。その分、ちゃんと飼い主さんのことを理解するようになったりするので、心を通わせることはもちろんできるんです。
猫と心を通わせる会話術
猫との心を通わせた会話のためには、お互いにどんな気持ちでいるのかを知ることも大切です。話し合うことはできなくても、絆を深めていくことができるんです。
猫のしっぽに注目
猫のしっぽの動きからは、いろんなことが読み取れます。ゆっくりとしっぽを振っているのであれば、とてもリラックスしているし、早くフリフリしていれば何か不快感を感じているときです。
不機嫌な時に、「こらっ」とか「ダメ!」という言葉ばかりを発すると、猫だってストレスです。どんな動かし方をしているのかに注目すると、どんなことを話してあげたらいいのかが分かるようになっていきます。
鳴き声は猫からの話しかけ
猫は鳴き声を使い分けて、自分の気持ちや感情を表現する動物です。例えば短く「ニャッ」と鳴けば、飼い主さんに対して挨拶をしてくれています。そんなときは、こちらからも猫に「おはよう」とか「どうしたの?」などの言葉をかけてあげましょう。
鳴くことに対して、飼い主さんからの返事をしてあげるのは立派な会話です。鳴き声にどんな意味があるのかは、こちらも参考になると思います。
猫の姿勢から緊張度合いが分かる
猫は危険を感じると、姿勢を低くして身構えるようになります。いつ襲われても不思議ではないと感じているので、とても緊張している状態ですね。
もしもそんな姿勢でいる姿を見かけたら、「大丈夫だよ?」とやさしく声をかけてあげるようにしましょう。安心させてくれていると感じ取ってくれて、「ニャーン」と鳴いて甘えに来てくれることもあります。
これも猫としっかり会話ができた証拠。飼い主さんの行動や言葉に、猫が反応してくれているんです。
飼い主さんの仕草を見て、猫は話しかけにきている
飼い主さんが思っている以上に、猫は人の仕草を観察しています。例えばパソコンで作業していたりすると、キーボードの上に乗ってきて邪魔をしようとすることがありますね。
これは、猫から飼い主さんに対して話しかけに来ているんです。パソコン作業であれば、じっとしていることが多く、猫からしたらとても暇そうに見えています。飼い主さんが退屈そうにしているから、「一緒に遊ぼう?」と近寄ってきてくれたんです。
キッチンに立っているときに、「ニャーン」と鳴き声を出せば、「ご飯の時間?」という風に甘えにやってきています。ちゃんと飼い主さんの仕草を見ながら、猫側からコミュニケーションに来ているので、見逃さないようにしましょうね。
最後に
猫に何か話すと反応してくれるのは、お互いが分かる関係って感じで、飼い主さんにとってはすごく嬉しいこと。だけど、人間の言葉を理解してくれるようになるには、毎日のスキンシップとコミュニケーションが欠かせない。
猫の方からも、ちゃんと話しかけて来ているし、人間の言葉も理解しようと頑張っているんだよ。
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