こんにちは、にゃんコロネです。
キャットフードのパッケージに記載されている「とうもろこし」。ほとんどの餌に含まれることが多い原料ですが、猫には危険だという話を聞いたことがある飼い主もいるよね。
食べさせてもいいのかどうか、すごく悩んでしまうよね。もしも害があるのなら違うものに変えてあげたいし、本当のところはどうなのか気になってしまうよね。
とうもろこしは過剰に摂取すると危険

実は少量であれば全く問題はありません。むしろ健康にもよい原料なんです。だけど過剰に摂取すると、消化不良や便秘、下痢などを引き起こす原因になるんです。
穀物を消化しきれない
とうもろこしはイネ科の植物で、分類上では「穀物」に該当しています。猫は肉食動物なので、植物を消化しにくい身体の構造になっているんです。
さらにとうもろこしには、その一粒一粒がセルロースという細胞壁があります。これを消化して自分自身のエネルギー源にする能力がありません。このことから消化不良や吐き気といった症状が現れることがあるんです。
アレルギーが起きやすい
穀物類に該当する食べ物なので、アレルギーが起きる可能性があります。少量でも穀物アレルギーの反応が出ることは多く、下痢や嘔吐をはじめとして身体に異変が現れるんです。
全身にほとばしるような痒み、脱毛や発熱などの大変なアレルギー反応が出ることもあります。餌を食べてからすぐに出ることや数日たってから症状が出てくる場合もありますので、注意が必要な原料なんです。
なぜとうもろこしを入れるのか

過剰に摂取すると危険な原料を使っているのには理由があります。ただ猫のことを考えるとできるだけとうもろこしを含まないキャットフードを選んであげるほうがいいんですよ。
使い勝手がよい
ありふれた食材であるため、比較的安くどこでも手に入れることができ、食品加工もしやすいので、キャットフードに使いやすい原料なんです。
腹持ちがよい
キャットフードに含まれているとうもろこしにもセルロースが含まれています。これは猫には消化ができないので、栄養分として吸収されずに体内に残ることになります。食物繊維でもあるので、水分を含むと量が増えるので満腹感を得やすいんです。
食事の量を減らすことにも効果的なので、食べすぎ防止にも効果的な原料であることは間違いありません。さらに排便のリズムを整えることができ、整腸作用があるというのもよく利用される理由の1つです。
尿路結石になりにくい
穀物類からは炭水化物を摂取することができ、これが不足すると、尿路結石ができやすくなります。猫の中では発症率が高い病気で注意が必要なんです。炭水化物であるとうもろこしを原料に使うことによって、尿路結石を予防する効果が期待できるんですね。
ペット先進国では穀物不使用が好まれる

メリットもデメリットもお伝えしましたが、ペット先進国の愛猫家のなかでは、ほとんどがとうもろこしを使わないキャットフードを選んでいるんです。それにはさすが先進国というだけの理由があります。
カロリーが高いから
炭水化物なので、太りやすいという特徴があります。定期的に食べさせるとなると、肥満の原因を作ってしまうんです。ただ少し太るだけというのなら「かわいい」で終わりですが、肥満のようなメタボ体型では、病気のリスクが高まるんです。
自分の体重を支えられなくなることから、ヘルニアを発症させてしまったり、首回りに脂肪がたまると呼吸器への負担も大きくなります。
アレルギーのリスクを減らすため
とうもろこしのような穀物類は、アレルギーの原因を作りやすいんです。今までは普通に食べていても、いきなり発症するということだってあるんです。
食後に急に吐くようになった、下痢気味になったという症状が比較的軽いものから、脱毛や発熱、外耳炎のような見ていてつらくなるものまであります。それがいきなり自分の愛猫に襲ってくるというのは、猫好きからすると嫌でも避けたいのです。
消化にいいのもを食べさせたいから
穀物は猫にとって消化に負担がかかる食べ物であることに違いはありません。それがたとえ健康にいいとされているものでも、他の原料を代用することで十分すぎるほど健康面に配慮したキャットフードを作ることができるんです。
わざわざ危険を侵してまで、とうもろこしから栄養摂取をするよりも、もっと安全な原料を使って栄養バランスを考えてあげたほうが、猫のためにもなるんです。
とうもろこしを含まないキャットフード

市販のキャットフードはまず間違いなくとうもろこしを原料に使っています。含めれていないものを探すのはとても大変ですよね。見分けるポイントは、原料を見るほかに「グレインフリー」と記載されているのも判断基準になります。
おすすめできるものはこちらのページにまとめているので、今回は省略させていただきます。健康面を考えてあげる飼い主のために、一見の価値ありにまとめているので参考にしてくださいね。
最後に
猫にとうもろこしを食べさせるのは少量だったら身体にもいいんだね。だけど毎日食べキャットフードにたとえ少量でも入っていると、身体にも負担をかけたりアレルギーを発症させる危険があったりと大変なんだ。
だからペット先進国では、グレインフリーのスタイルが主流になっているんだね。他の原料から必要な栄養分も摂れるし、無理にとうもろこしを入れることはないんだ。健康を考えるのなら、気を付けたほうがいい原料だから飼い主の方は注意してあげようね。
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