こんにちは、キャットシッターにゃんコロネです。
猫の毎日のご飯であるキャットフード。機会は多くないけれど、「別の餌に切り替えてみようかな…」と思うことがありますよね。
そこで迷うのが、猫の餌の切り替える方法です。
経験があれば分かると思いますが、むやみに変えても食べてくれないですよね。せっかく良いキャットフードに切り替えても、猫の食いつきが悪いというのはよくある悩みです。
- キャットフードの正しい切り替え方法
- 猫の餌を変える時の注意点
そこで、この2つについて分かりやすく紹介します。間違った変え方をすると、猫にもストレスを与えるので、正しい方法を覚えておきましょう。
目次
キャットフードの正しい切り替え方法
「今日まではこのキャットフードだけど、明日からは別の餌にしよう!」
いきなり毎日の習慣になっていた食べ物を変えても、間違いなく猫は戸惑いを隠せずに食いつきが極端に悪くなってしまいます。
そこでキャットフードの正しい切り替え方法について紹介します。
餌の切り替えは2週間をかけてゆっくりと
私たちなら今日はカレーを食べて、明日はパスタを食べてという具合に食事内容をパッと切り替えることができますよね。でも猫の場合は、そんなにうまくいかないのです。
猫の食事は餌の香りで決まるので、いつもとキャットフードの匂いが違うことをあっさりと見抜きます。だから「これは食べれるものなのかな…?」という疑問を持つのです。
猫はいつも通りが大好きな動物。今までの慣れ親しんだ餌が変わることもストレスを感じてしまうのです。だから、どんなに良いキャットフードに変えても、すぐには食いつきません。
だから、餌の切り替えは2週間という期間を使って、少しずつ今までのフードに新しいものを混ぜながら食べさせるようにするのが正しい切り替え方です。
餌の切り替え「1日目」
キャットフードを変える1日目は、これまでのキャットフードに新しい餌を1割くらい混ぜましょう。簡単に言えば、猫の味覚と嗅覚をごまかして、舌ならしをさせるのです。
1割程度しか混ぜなくても猫は見抜きますが、今までの慣れた餌の香りが圧倒的に強いので、ほとんど気にせずにモグモグと食べます。
これができれば、切り替えの第一関門はクリアですね。
餌の切り替え「2~7日目」
2日目から7日目までの6日間を使って、徐々に新しいフードの割合を増やしていきましょう。5日目くらいに5割くらい混ぜても大丈夫になっていれば順調です。
飼い主さん目線では、ゆっくりとしたペースでもどかしさを感じますが、ここで焦るとすべてが水の泡です。猫のためにもグッとこらえましょう。
猫はグルメで味の好みや変化に敏感なので、最後まで気が付かれないように変えるのが鉄則です。
餌の切り替え「8~14日目」
残りの1週間で完全に新しいキャットフードへと移行します。猫の味覚も嗅覚もかなりごまかせているので、新しいフードの割合を増やしても香りも味も気にならなくなってきています。
早い場合は10日もすれば完全に切り替えることができるほどです。
猫の食事の様子を観察しながら、まだ慣れていないようなら焦らずに猫のペースに合わせます。時間はかかりますが、正しい切り替え方法を実践すれば、何もトラブルがなく餌を変えることができるのです。
餌の切り替え中に気を付けること
餌の切り替えは猫の身体のことにも関係する一大イベントです。キャットフードを変えることでいつもと変わった様子がないかを必ず確認してあげましょう。
<餌の切り替え中に気を付ける3つのこと>
1、食欲はいつも通りか
猫は嗅覚が優れているので、正しく変えてもあっさり見抜き、食欲不振になりがちです。食べないときは、今までのフードの香りを強める工夫が必要です。
2、食後に嘔吐をしないか
モグモグ美味しそうに食べても油断は禁物です。食べた後に吐かないかをチェックしましょう。身体が今までの餌に慣れているので、体質によっては拒絶反応が出るケースもあるのです。
ただ、食事を変えることで愛猫のためになるのなら、心を鬼にしてグッとこらえる我慢も時には必要です。
<切り替えの初日の嘔吐>
新しいフードの割合を減らす。
<切り替えて数日後の嘔吐>
1日前の餌の割合に戻して様子を見る。
3、下痢や軟便をしないか
嘔吐しなくても下痢や軟便になることがあります。この場合は、切り替え期間を2週間ではなく、さらに伸ばしてゆっくりペースで行いましょう。
原料が身体に合わない、今までよりも餌のランクを落とした、今までよりもグレードが高いキャットフードにした、などの理由で下痢や軟便が起こるようになります。
下痢や軟便を防止するために、切り替えのペースを落として、新しい餌をしっかり馴染ませましょう。
キャットフードを変える時の注意点

猫の食事は身体をつくるために大切なことです。言葉をしゃべらないからこそ、私たち飼い主が気を付けるべきことがあります。
餌を変える時に注意するべきことをまとめたので、必ずチェックするようにしましょう。
食事のランクを落とさない
1番大切なことは、猫のためにも餌のランクを今よりも落とさないことです。これは価格だけの話ではなく、栄養バランスや原料の品質についても同じです。
私たちも毎日の食事が今よりもグレードが落ちるのは嫌ですよね。猫もランクを落とされると心の中ではがっかりしてしまいます。
口に出さなくても食いつきや活発さに現れるようになるので、十分に気を付けましょう。
動物性たんぱく質が摂取できるものへ
私たちに大切なメインの栄養は炭水化物ですが、猫の場合は良質な動物性たんぱく質です。中でも必須アミノ酸は、猫が自分自身で作り出せない重要な栄養素です。
毎日の食事から十分な量を摂取させてあげないと、成長を阻害され、身体作りができません。餌を切り替えるときは、動物性たんぱく質がメインになっていることをしっかりと確認し、必須アミノ酸が摂取できるものにしましょう。
動物性たんぱく質が摂取できるメインの原料
チキン、鴨肉、サーモン・まぐろ・かつおなどの魚類、七面鳥、ボークなどの肉類
猫の消化にやさしいものへ
市販の多くのキャットフードには、添加物やたくさんの穀物が使われます。これらは身体が小さな猫の消化の妨げになり、身体に大きな負担をかけてしまうのです。
餌を変える時は、できるだけ無添加で穀物が使われないグレインフリーのキャットフードを選ぶようにしましょう。
キャットフードに含まれる猫の消化に悪いもの
香料、保存料、防腐剤、4Dミート、副産物、着色料、小麦、とうもろこしなど
できれば私たちでも食べれる原料の品質「ヒューマングレード」が望ましいです。そうすれば、猫の消化にもやさしく、栄養バランスも整っているので、イキイキと暮らしてくれます。
餌の切り替えを頻繁にしない
猫は食に関してグルメですが、餌の切り替えを頻繁にされると大きなストレスです。食いつきが悪くなったり、切り替え中は栄養バランスも乱れがちで不健康になりますよね。
だから必要なときにだけ、「これだ!」と思うものに変えるやり方が食への満足感を高めるポイントです。
ただ、子猫時代からいろんな種類のキャットフードを食べてきた猫なら、ストレスを感じにくいので頻度を上げて切り替えても大丈夫です。
キャットフードの切り替えをする時とは?

私たちだとその日の気分で食べ物を変えることができますよね。でも猫の場合は、いつ餌の切り替えをすればよいのか、少し迷いますよね。
そこで、どんな時にキャットフードの切り替えが必要なのかを紹介します。
猫のライフステージが変わるとき
まず1番に考えられるのが、猫のライフステージが変わるときです。つまり飼い主さんの愛猫の年齢に応じて、ふさわしいものに変えてあげる必要があります。
子猫から成猫へ、成猫から老猫へ徐々に成長するときに検討をしてあげましょう。身体の成長に合わせて最適な栄養バランスのキャットフードにしてあげて下さいね。
良質な動物性たんぱく質、脂質、ミネラル、ビタミンの4大栄養素を中心に、ライフステージに合わせて次のものに気を配りましょう。
子猫(生後1年まで)
免疫力をグッと高める栄養分や眼病予防、腸内環境を整えることができるもの。
成猫(1歳~7歳まで)
毛玉ケアや慢性腎不全対策ができるもの。
老猫(7歳、8歳以上)
毛並みの良さをキープできるものや運動量が激減しているので低カロリーのもの。
餌への食いつきが悪くなったとき
今まで食べていたキャットフードの食いつきが悪くなり、食欲不振になったときも切り替えを検討する必要がありますよね。
病気や体調不良で食欲が低下しているなら、療法食が適しています。消化不良による食いつきの低下には、香りが強くて無添加のグレインフリーキャットフードがおすすめです。
食欲不振の原因は、こちらの記事にまとめているので参考にしてみましょう。
嘔吐や下痢をしているとき
猫が食事の後に下痢や嘔吐をする場合も餌の切り替えを検討する必要があります。消化にやさしくて、身体に負担をかけない無添加のグレインフリーキャットフードを選んであげましょう。
グレインフリーは今より猫の身体に良い食事をさせたいときにも有効です。消化にやさしいもの、無添加のもの、不足している栄養が補えるものなど、今のフードに不足しているものがあれば切り替えた方が猫のためには良いです。
質の良いプレミアムと言われるキャットフードの比較をしているので、検討してみてください。
キャットフードを徹底比較!キャットシッターによるおすすめランキング>>
毛玉ケアをしたいとき
猫の毛玉ケアをしたいときも餌の切り替えを検討してあげましょう。大切なのは整腸作用が期待できる食物繊維です。
これまでのキャットフードで毛玉を吐くのなら、排泄と一緒に出しやすくするものが良いです。苦しい思いをさせず、ストレスフリーに暮らすことができます。
猫の餌の間違った切り替え

すでに紹介したように、猫のご飯の切り替えは一大イベントです。間違った理由で変えてしまうと大きなストレスを与えるので十分に気を付けてくださいね。
そこで、気を付けるべき間違った方法についてお伝えしていきます。
餌の価格を安いものにしたい
餌の価格を下げることが悪いのではないですが、ほとんどの場合、猫の食事のグレードを落とすことになります。なので、食いつきが悪くなって栄養バランスが乱れがちになるのです。
ただ経済面の事情もあると思うので、そんな時は愛情たっぷりの手作りフードに挑戦してみましょう。今までと同じグレードの餌ではなくても、変わらない愛情だけは忘れないで下さいね。
ご褒美に良いものを食べさせたい
ご褒美に何かをしたいのなら、餌を変えるよりもおやつの方が断然喜んでくれます。猫が今の食事に満足していれば、無理に変える必要はありません。
毎日の餌が変わるのは大きな負担になるので、できるだけライフスタイルを変えないことが重要なのです。ササミなどのおやつは、猫の嗜好性にもピッタリですよ。
何となく餌を切り替えたい
キャットフードはいろんな種類があるので、私も時々こんな気持ちになります。でも猫からすると、何となくで毎日のご飯を変えられるのは耐え難いことです。
変える必要がある時だけ、正しい栄養が摂取できるキャットフードにしてあげましょう。
キャットフードの変更!どれがおすすめ?

正しい理由があって今食べさせているものを変えるのは、猫想いのとても正しいことです。でも「結局どれを選べばいいのかな…?」という迷いも出てきますよね。
キャットフードの切り替えに大切なこと
- 無添加で消化にやさしいこと
- 穀物不使用のグレインフリーであること
- 私たちでも食べれる原料の品質であること
- 食いつきが良くて、食への満足感が高いこと
- 毛玉ケアができて、整腸作用があるもの
せっかくキャットフードを変更するなら、できるだけ猫の身体のことをしっかり考えたものにしたいですよね。
そこで個人的におすすめなのが、「モグニャン」というブランドのキャットフードです。獣医さんが推奨するもので、キャットシッターである私も愛用中のもの。
猫の食いつきがとても良くて、キャットフードの切り替えに大切な要素もしっかりと満たしています。
良質な動物性たんぱく質が豊富で、食欲を駆り立てる上品な香りが猫の鼻をピクピク反応させるのです。少量でも栄養がしっかり取れるプレミアム品質。
キャットフードは食べさせてみないと、猫の身体に合う合わないが分かりませんが、モグニャンは栄養基準もしっかり満たした良いものです。

商品価格:3,168円(税込み)※最安値を記載
最後に
キャットフードの切り替えは、猫のストレスになりやすく、飼い主さんにも根気が必要で大変なことです。注意点もあるので、十分に気を付けてくださいね。
切り替えるときは「ゆっくりと時間をかけて」が鉄則です。
切り替えた後も嘔吐や下痢をしていないかを確認して、身体の負担にならないようにしてあげましょう。
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