こんにちは、キャットシッターにゃんコロネです。
ちゃんと規定量のご飯を与えているのに、必要以上に餌をおねだりする子猫。食べ過ぎでお腹もパンパン。
食べ過ぎは太って肥満になるし、子猫は餌を欲しがっているという板挟みで、どう対処したらいいのか分からなくなって悩んでしまいますよね。
そこで、子猫が餌を食べすぎる原因と対策方法について紹介します。
子猫が餌を食べ過ぎる原因
決まった量の餌を与えていても、「もっと頂戴…食べたいよ」とおねだりして甘える子猫。食べ過ぎとは分かっていても、可愛い姿を見ると心が揺らぎますよね。
まずは、なぜ子猫は食べすぎてしまうのかを紹介します。
満腹の加減を知らない
食べ過ぎの1番の原因は、キャットフードの食べ加減をまだ分かっていないことです。
もっと成長すれば自分で食べる量を調節できるのですが、子猫には満腹感もよく分からず、どれくらい食べるのが適正なのかが分からないのです。
それに子猫はもともと食欲旺盛ですよね。お腹がパンパンで膨れていても、飼い主さんが与えるほど食べてしまうので注意が必要です。
子猫は成猫の3倍以上のエネルギーが必要
もう1つの理由は子猫は成猫に比べて3倍以上のエネルギー量が必要だからです。立派な大人の猫になるために、身体が栄養を欲しているのです。
特に生後2か月~6か月頃は成長のピークです。
規定量の2倍以上など過剰に食べるのは心配ですが、多少食べすぎる程度なら大丈夫です。これから育つための栄養として使われていきます。
子猫の適切な食事量やカロリーは、こちらの記事に詳しくまとめました。
ただ、生後6か月を過ぎても子猫が食べ過ぎるのは問題があります。
今食べている過剰な量が当たり前の食生活になると、通常の規定量ではお腹が満たされ無くなりますよね。すると、子猫の食への満足感、幸福感が薄れてしまうのです。
もちろん体重もみるみるうちに増えていき、あっという間にダイエットが必要な身体つきに。子猫の時から肥満の仲間入りを果たすのは嫌ですよね。
それにお腹いっぱい食べることが癖になるので、成猫になってからも今の量を食べないと満足すらできなくなってしまいます。
だから少し食べすぎる程度なら大丈夫ですが、明らかな食べ過ぎには対策が必要なのです。
食べ過ぎによる下痢や嘔吐がないかを確認する
私たちでも暴飲暴食は身体に毒ですよね。子猫も同じように食べ過ぎは身体のために良くありません。
子猫が下痢をしていたり、食べ過ぎで吐くことはありませんか?
子猫は消化器官が育っていないので、食べ過ぎれば簡単にお腹を下し、食後に吐くこともあります。
胃や腸がしっかりと育っていないのに、無理な食事を続ければ身体の善玉菌と悪玉菌のバランスが崩れ、粘膜部分が剥がれやすくなりますよね。
すると、子猫が血便をしやすくなるのです。
粘膜という薄い部分が剥がれると、ウンチに血が混ざるのは想像が付きますよね。明るい鮮血が出るのなら腸からの出血の恐れもあります。
下痢が続けば子猫も苦しいし、腸内が炎症を起こすこともあります。それでも満腹加減が分からずに、飼い主さんに餌をおねだりしているのです。
だからこそ子猫に辛い思いをさせないために、下痢や吐くといった症状が見られるのなら対策が必要なのです。
子猫の食べ過ぎを防止する対策方法
消化器官の発達が未熟な子猫は、餌の食べ過ぎでお腹を下して下痢や嘔吐、ひどいときは腸内が炎症して血便の恐れもあります。
身体は小さいのに大きな負担ですよね。
子猫の食べ過ぎを防止するために、対策方法を紹介します。
食べる量を減らして回数を増やす
規定量以上のキャットフードを食べるのなら、1回の食事量を減らして、食べさせる回数を増やす方法がおすすめです。
この方法だと食事の間隔が狭くなるので、子猫もお腹が空きにくいのです。食への満足感を無くすことなく食べ過ぎ防止ができますね。
キャットフードの量を計算して、今までの餌の量よりも減らすのがコツです。
食べる量が減ることでお腹への負担が軽くなりますよね。だからお腹も壊しにくいし、下痢や嘔吐の心配もなくなっていくのです。
決まった量だけを与える工夫をする
甘やかしてしまい餌を与え過ぎるのなら、決まった量だけを食べさせる工夫も視野に入れるといいです。おすすめのやり方が2つあるので、是非試してみましょう。
1つ目は自動給餌器を使う方法です。
これだと決まった時間に決まった量のキャットフードが自動で出てくるので、必ず決まった分量を食べさせられます。
子猫を太らせないためにも良いですよね。ご飯の間隔もタイマーでセットできるので、先ほど紹介した「食べる量を減らして回数を増やす対策」もできてしまいます。
ペット家電専門店の「カリカリマシーン」という給餌器が個人的には使いやすくておすすめです。
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猫ちゃん自動給餌器はカリカリマシーン
2つ目は早食い防止の餌入れを使う方法です。
これの良いところは、子猫がご飯を食べるときに早食いを防止して、欲張れなくすることができる点です。
私たちでもご飯をゆっくり食べるとお腹に溜まりやすくて、いつもより食事量を減らすことができますよね。これと同じ対策方法が猫でもできるのです。
キャットフードを良く噛まずに飲み込む子猫におすすめで、ゆっくりとした食事の作法のしつけにも良いです。餌入れの高さが8cmなので、子猫の食事の姿勢にもピッタリです。
この2つの方法が決まった量を子猫に食べさせるためにできる工夫です。餌を食べすぎる子猫には頭で対抗していきましょう。
後は、飼い主さんが子猫のためを思って心を鬼にして「ダメだ!」という意思をしっかり持てば大丈夫ですよ。
消化サポートの餌を食べさせる
食べ過ぎたとしてもお腹にやさしく、消化に優れたキャットフードで対策をする方法もあります。下痢や嘔吐をするのであれば、これで身体の負担を減らすことができますよね。
消化器をサポートしてくれる猫のご飯は、穀物が使われておらず、高たんぱくで低炭水化物のもの、そして無添加であることが子猫の胃や腸に負担をかけなくて済みます。
消化サポートに良い有名なキャットフード
- モグニャンキャットフード
- シンプリーキャットフード
- カナガンキャットフード
- ジャガーキャットフード
- ロイヤルカナン
- ねこひかり
- ねこはぐ
注意したいのは、どんなに消化が良いキャットフードでも、食べ過ぎは良くないということ。食べ過ぎればお腹もパンパン…。下痢も嘔吐もしてしまいます。
これらの餌に切り替えたからと言って、「食べ過ぎてもよい訳ではない」のです。子猫の下痢や嘔吐の原因になる消化を助けてくれるものだと考えてくださいね。
最後に
子猫の食べ過ぎの原因は、成猫よりも3倍以上のエネルギーが必要な上に、満腹加減がよく分からないからです。だからお腹がパンパンになるまで餌を食べてしまうのです。
子猫の身体の負担になる、下痢や嘔吐、そして血便も心配ですよね。子猫の食べ過ぎが癖になる前に、1日でも早く対策をしてあげましょう。
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