こんにちは、キャットシッターにゃんコロネです。
「今日は猫とたっぷりと遊ぼう!」と思っても、おもちゃにも全然反応しないし、キャットタワーでも遊ばない。こんな悩みを抱える飼い主さんはとても多いです。
「もしかしてストレスなのかな…?」
「どこか身体の具合が悪いのかな…?」
「何か嫌われるようなことをしたのかな…?」
普段は活発に遊ぶ姿を知っているのなら、少し心配になりますよね。そこで猫が遊ばない原因と、おもちゃやキャットタワーでイキイキ楽しく遊ばせる方法を紹介します。
猫が遊ばない原因とは?
猫の基本的な性格はとても好奇心が旺盛で、遊ぶことが大好きです。チョロチョロ動くものに興味を持ったり、1人でいるときでも勝手に遊びを作り出す天才です。
なのに何で猫が遊んでくれないのか、その原因から紹介します。
高齢のシニアで遊ぶ体力がない
猫も7歳を超えてくれば立派にシニアの仲間入りです。私たちも年齢を重ねれば活発さがなくなるように、猫も高齢になれば遊ぶ体力がなくなってしまうのです。
足腰の筋力もガクッと弱くなるので、今まで登れたキャットタワーでも満足に遊べなくなるケースも多いです。
飼い主さんのことが大好きで一緒に遊びたくても、身体が追い付かない。私たちより年齢を重ねる速度が圧倒的に早いので、思った以上に体力がなくなっているというのは良くあります。
猫が高齢になっているのなら、家の中もシニア仕様にして、過ごしやすい工夫をしてあげてくださいね。決して無理に遊ばせようとせずに、身体を気遣ってあげましょう。
病気を患い、身体の調子を崩している
猫は私たちと比べても病気にかかりやすい身体がデリケートな動物ですよね。ちょっとしたことでも気を抜くと身体の調子を壊して病気になることがあります。
具合が悪いのであれば、活発な猫でも動く気力が出てこないです。猫の体調が悪い時は、目や鼻、身体に症状として表れやすいので、その変化を見逃さないようにしましょう。
普段から猫の健康管理をしっかりしておけば、今日は具合が悪いから遊ばないのか、それとも他の原因でアクティブさを失っているのかが分かりやすくなります。
猫の遊んで欲しいサインを無視したことがある
猫が遊びたがっていたのに、何かと理由を付けて遊びのサインを無視した経験はありませんか?猫は飼い主さんと遊ぶことが大好きなのに、それを無視してしまうと「僕とは遊びたく無いんだ…」とショックを受けてしまいます。
猫が見せる遊びたいサイン
- 飼い主さんの邪魔をしてくる
- 飼い主さんの目を見つめてくる
- 毛布などの柔らかいものをフミフミする
- 高い甘えた声を出して鳴く
- 飼い主さんの後ろをついてくる
- お腹を出して身体をくねらせる
特に兄弟猫が一緒に住んでいないのなら、飼い主さんだけが猫の遊び相手です。1匹で育ってきた猫は、遊ぶときは飼い主さんを兄弟のように思って接してきます。
何度も遊びのサインを無視すると、独りぼっちの遊びしかしないように育つので注意しましょう。
猫も感情を持った動物なので、この無邪気で可愛い気持ちを無視すると、飼い主さんのことを嫌いになるケースさえあるので、十分に気持ちに応えてあげましょうね。
猫が興味を持つおもちゃを使っていない

猫の性格によってどんなおもちゃに興味を持つのか全く違います。猫じゃらしも羽が付いたもの、紐がついたものなど種類が豊富ですよね。
また、猫じゃらしには反応しなくても、ぬいぐるみやアルミボールでの遊びが大好きな性格の猫も多いです。おもちゃには興味をあまり持たなくても、キャットタワーで遊ぶことが大好きだという子も多いです。
それに、おもちゃの色も大切です。猫にも好きな色、嫌いな色があって、どんな色のおもちゃにでも反応するわけではないのです。猫が好きな色のおもちゃを使っていないというのも遊ばない原因の1つです。
猫が遊ばないその他の原因
猫がおもちゃにも食いつかない、キャットタワーでも遊んでくれないのは、紹介したものだけが原因ではありません。その他に、何が原因で遊ばなくなったのかを紹介します。
猫が遊ばない様々な理由とは?
- 飼い始めた初日で、緊張していて遊ぶ気分ではない
- 十分に1人で遊んでいて疲れている
- ストレスを感じていて、遊ぶことができない
- 火傷や骨折をしていて激しく動くことができない
- 肥満になっていて動くことが億劫になっている
- 眠くなっていて遊びよりも睡眠時間を欲しがっている
- 今は遊ぶ気分じゃない
特に猫は気分屋で有名ですよね。「もしかして病気なのかもしれない…」「猫に嫌われているのかな…?」と心配になってしまいがちですが、単に気分が乗らないだけのこともすごく多いです。
遊ばないからと言って過剰に心配をせず、2日3日は様子を見てみるようにしましょう。
猫をおもちゃで遊ばせる方法

まずはおもちゃで遊んでくれない猫を、楽しく遊ばせる方法から紹介します。元気にじゃれる姿は猫の魅力ですよね。ガッチリ愛猫のハートを掴んで、可愛らしい魅力を引き出してあげましょう。
年齢を重ねた老猫の場合
シニアになった猫の場合は、目の前で猫じゃらしをチラつかせて、顔だけを左右に振って楽しめるようにするなど、身体に配慮してあげましょう。
猫じゃらしの正しい使い方を覚える
猫じゃらしは、猫の目の前でただちらつかせれば反応をしてくれるという訳ではないのです。「遊ぶ」ことは「狩り」と同じことなので、獲物の動きを再現してあげることが大切です。
例えば、虫の動きを再現したいときはカーペットの下でおもちゃをモゾモゾさせる。ネズミなどの小動物の動きを再現したいときは、猫の目の前に置いたおもちゃをゆっくり遠ざけるように使います。
猫じゃらしの使い方にはコツがあるので、ぜひこちらの記事を参考にしてください。
いろんな種類のおもちゃを用意する
私たちにも「アウトドアな遊びが好きな人」「インドアで家の中でゆったり過ごすことが好きな人」のように、好みや個性がありますよね。
これは猫も同じです。好きな遊びと嫌いな遊びがあるのです。
だからおもちゃは1つだけではなく、たくさんの種類を用意しておくと良いです。猫じゃらし、アルミボール、ぬいぐるみ、スリッパなど、興味を持って食いつくものをたくさん用意して、猫の好みの遊びを探りましょう。
また、好きな遊びでも気分によってはおもちゃへの食いつきも全然変わってきます。この気持ちに応えて、おもちゃで一緒に遊ぶためにも複数のおもちゃを用意しておくことが大切なのです。
こちらに、私おすすめの猫のおもちゃを紹介しているので、興味がある飼い主さんはチェックしてみてくださいね。
猫が遊びたいタイミングで遊ぶ
猫はとっても気分屋な動物ですよね。子猫だと無邪気で活発なので、飼い主さんの遊びたいときに相手をすれば比較的かまってくれやすいですが、ある程度育った猫はそうはいかないものです。
だから、遊びの気分じゃないと、なかなか反応してくれず寂しい気持ちを味わうことになります。
「飼い主さんの邪魔をする」「目を見つめてかまって欲しそう」「毛布などの柔らかいものをフミフミしている」などの遊びたいサインを見せたときに、すかさず愛猫との楽しいひとときを過ごしましょう。
猫をキャットタワーで遊ばせる方法

おもちゃの場合だと少しの努力で遊んでくれやすいですが、キャットタワーで遊ばないのであれば少し工夫が必要です。
キャットタワーの設置場所を変える
お部屋のどこにキャットタワーがあるかによって、猫は使いやすさが変わってきます。なるべく窓際で、外の景色も見渡せる場所、そして風通しも良く涼しいところに設置するようにしましょう。
そうすれば、「居心地の良さ」を感じてもらえるので、キャットタワーで普段から遊びやすくなるのです。
普段のご飯をタワーの上に用意する
猫のご飯をキャットタワーの上に用意してみるのも1つの方法です。登らなければご飯にありつけなくすることで、強制的にキャットタワーに慣れさせることができます。
猫は自分の愛着が持てたものにしがみ付くので、タワーを気に入ってもらうためにご飯の時間を活用するのはとても有効です。
少し根気も必要ですが、せっかくのキャットタワーで楽しく遊ばせるためにも、飼い主さんが途中で折れないようにしましょうね。
別のキャットタワーを用意する
素材や高さ、安定性、タワーの持つ機能など、今のキャットタワーがどうしても猫の好みに合っていないのであれば、別のキャットタワーの購入を検討しましょう。
天井に突っ張るタイプ、据え置きタイプなどの形状、ハンモックやハウス、おもちゃ、爪とぎといった機能が豊富なものなど、たくさんの種類が販売されていますよね。
愛猫がどんなものなら気に入ってくれそうかをしっかりと考えて、より遊びに夢中になってくれるものを選んであげましょう。
臆病な性格で遊びにスロースターターの猫もいる

猫じゃらしをちらつかせると、すぐに興味を持って反応する天真爛漫な猫もいますが、その反対になかなか反応しない子もいますよね。これは私たちでもそうですが、個性なので仕方がないこと。
でも、見ているばかりで反応が薄いと遊ばせるのに苦労しますよね。
私たちも「遊びたくないんだな…」と勘違いしてしまうし、食いつくのを待つだけというのも飽きてしまって、ついつい遊ぶのをやめてしまいがちになります。
でも猫は決して遊びたくないわけではないのです。必ずと言っていいほどに「遊びたい!」という気持ちを持っています。子猫だったらなおさらですよね。
遊びに慎重になり過ぎて飛び出すタイミングがつかめなかったり、怖くて飛びつけずにいるだけです。
遊ぶ気がないのなら、そっぽを向いて無視するケースが多いので、勘違いせずに高揚した感情を下げないように気を付けてあげましょう。
スロースターターの猫の特徴
飼い主さんの愛猫がスロースターターなのかどうか、見分けるのが難しいですよね。遊びに臆病になっている猫には特徴があるので知っておきましょう。
見ているばかりで飛び出さない
猫はもともと野生で暮らす動物です。なので、野性味が強く残っている性格なら、おもちゃを見ているばかりで、なかなか飛びついてこないで慎重になっています。
根気強く、猫じゃらしをちらつかせて、飛びつくまでじっくり待ってあげましょう。
猫じゃらしを近づけると逃げる
遊びに慎重な猫は、いきなり猫じゃらしを近づけると逃げがちです。襲われるという感覚を持ってしまうので、仕方がないことでもありますよね。
紹介したように、猫は自分に近づくものではなく、遠ざかるものをジッと見つめる習性があります。これを利用して、猫じゃらしに興味を持たせ、飛びつく隙を与えてあげましょう。
猫じゃらしを通りすぎる
勇気をもって猫じゃらしに飛びついたのはいいけれど、そのまま通り越して近くに待機するようにする猫もスロースターターの猫の特徴です。
まるで「自分にかまわないで!」みたいな動きに見えるので、飼い主さんも誤解しがちになり、途中で遊びを中断しようとします。
完全に飛び掛かる勇気が出せずにいるだけなので、何回もチャレンジさせて、戯れる楽しさを時間をかけて教えてあげましょう。
身体にしっぽを巻いている
猫は不安な気持ちを持っているときに、しっぽを身体に巻くという仕草を見せます。まだまだ遊ぶことに慣れていなくて、猫じゃらしにもビクついている状態ですね。
すぐに遊びの楽しさを理解するのですが、最初の内は無理をさせてはいけません。
猫の遊びは「野性での狩り」と同じことです。初めての遊びは怖いことが多いのも無理はないことなのです。遊ぶ道具を変えたり、遊び方を工夫して、まずは愛猫とのコミュニケーションをしっかり取ることから始めましょう。
カーペットのふくらみには反応する
猫じゃらしやボールには反応しなくても、じゅうたんやカーペットの膨らみには簡単に手を出します。この膨らみは虫のような小さな獲物だと思っていて、これなら怖くないのです。
この性格の猫だったら遊ばせることはとても簡単です。猫じゃらしをカーペットの下に入れて左右に動かすようにします。モグラたたきのように反応してくれるので、思いっきり遊んであげましょう。
スロースターターの猫に遊ぶ楽しさを教えよう

慎重な性格だというだけで、なかなか遊びに積極的になれない猫でも、実は得意な動きがあるのです。飼い主さんは「この動きだったら自信がある!」というものを是非見つけてあげましょう。
それは必ずしも大胆な動きが必要なものではなく、小手先の動きのこともあります。
- 布の下で何かがモコモコと動いている
- 目の前をチョロチョロ動くものには臆せずに飛び付ける
- 床に転がって身体をくねらせるものは得意
上に紹介したように、猫の性格によって得意なこと、不得意なことは違ってきます。この得意な遊びの分野を見つけたら、時間をかけて遊びに少しずつ変化を付けていきます。
これは1日の間ではなく、しばらく日数をかけて徐々に慣らしていく方が効果的です。
徐々に身体の動きを大きくすることで、遊びに対する自信もつき、大胆な動きもできるようになっていきます。猫の性格によって、どんな遊びが得意で楽しく感じるのかが異なるので、飼い主さんの愛猫にぴったりの遊びを開発してあげましょう。
最後に
猫が遊ばない原因は、足腰が弱くなって遊びたくても激しく動けなかったり、飼い主さんが遊びのサインを無視してショックを受けているなど、本当にいろんな理由があります。
でも、ほとんどの猫には必ずと言っていいくらいに「遊びたい気持ち」が隠れているのです。この感情を上手に引き出すことができれば、おもちゃやキャットタワーで楽しく過ごす猫を見ることができるのです。
中には遊ばないのではなく、臆病な性格のスロースターターの子もいるので、じっくり時間をかけて遊びの楽しさを教えてあげましょうね。
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- 排泄物の臭いが部屋の中に充満…
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