こんにちは、にゃんコロネです。
完全に室内で猫を飼っていても、顔や身体を頻繁にグルーミングして、すごく痒そうにすることがあるよね。その原因は猫の身体に住みつくノミです。かわいい飼い主さんの愛猫を苦しめる小さな微生物。
愛猫をノミの被害がない、快適な状態にしてあげるために、ノミの見つけ方と取り方を紹介します。駆除の正しいやり方を覚えて、しっかりと対策していきましょうね。
目次
猫にノミが付く原因は
完全に室内飼いにしていても、猫にノミがついてしまうことがあります。部屋の中も不衛生になってしまうし、飼い主さんとしても困ることがいっぱいですよね。まずはどうしてノミが付くのか、その原因を紹介します。
ベランダに自由に出入りしている
ノミは草むらなどに多く生息していて、猫がほんの少し外へ出たすきに一瞬で飛び移ってきます。飼い主さんの愛猫は、ベランダに自由に出たりすることはありませんか?
猫の呼吸によって吐き出された二酸化炭素にノミが反応して、血を求めて身体に住み着きます。なので、ベランダなど敷地内でもわずかに外に出てしまえば寄生される可能性はとても高いんです。
野良猫との接触
野良猫はいつも野外で暮らしているため、間違いなく身体にノミを持っています。よく飼い主さんの家に遊びにやってきたり、ご飯をおねだりしにくる野良猫はいませんか?
猫から猫へも簡単に飛び移ることができるほどに俊敏な生物なので、少しでも野良猫と接触する機会があると、飼い主さんの愛猫にもノミが付いてしまうんです。
動物病院やペットホテルに預けるとき
一瞬でも外に出る機会があれば、いとも簡単にノミは猫の身体をめがけて飛びついてきます。とくに、動物病院に行くときやペットホテルに愛猫を預けるときは、どうしても猫を家の中から連れ出す必要がありますよね?
外に出してしまった時間はほんの数分でも、寄生するには十分すぎる時間です。また、ノミは人にも飛び移ることができるので、飼い主さんに一度飛びついた後に、猫の身体をすみかにしてしまうこともあります。
ノミが増える季節や時期

猫に寄生するノミは、ちょうど初夏から秋にかけての季節にもっとも活発になります。5月~10月ごろにあたり、飼い主さんにも痒みが伝染することがあるので、それが原因で猫ノミに気が付くことも多いです。
ただ、これはあくまで外の世界での話です。室内ではノミが成長しやすい環境が整っていて、1年中ノミの被害に悩むこともあります。
猫にノミが寄生していないかどうか確認しよう

まずは、飼い主さんの愛猫がノミに寄生されているかどうかを確認しましょう。次に紹介するものに当てはまるものがあれば要注意です。
猫がグルーミングを過剰にしている
ノミの被害で最も分かりやすいのが、猫が過剰にグルーミングをするということです。激しい痒みを伴うので、掻かずにはいられなくなります。
「えっ、また毛づくろいしているの?」というくらい、頻繁に愛猫がグルーミングをしていたら、ノミに寄生されている可能性がとても高いです。
飼い主さんに痒みが出る
猫ノミは人に寄生することはありませんが、血を吸われることはよくあります。「普段こんなに痒みが出たことがないのに…」という経験をしたら、猫に付いたノミの仕業である可能性もあります。
早ければ痒みは数日で治まりますが、長いと1カ月以上にわたって続き、水ぶくれなどの症状が出ることもあります。
猫のベッドに黒いツブツブが落ちている
愛猫のベッドや、よく生活している空間をチェックしてみてください。黒っぽい小さな物体が落ちているということはありませんか?
これはノミの糞です。発見したら間違いなくノミが寄生しているので、愛猫や飼い主さん自身を守るために、早めに対策をしましょう。
猫の身体に付いたノミの見つけ方

ノミを駆除するために、まずは猫の身体に付いたノミを発見しなければいけません。どうやって猫に付いたノミを見つけるのか紹介します。不衛生なものなので、見つけても手で触らないように気を付けてくださいね。
痒がっているポイントを探す
ご存知だと思いますが、猫は1日のうちに何回も顔や身体を毛づくろいする動物です。その頻度があまりにも多いと、そこにノミが寄生している可能性が高いです。吸われたところが痒くなるので、頻繁に痒みを抑えようとしているんです。
そこの体毛をかき分けて、3mmくらいの黒い物体を見つけたら、それが痒みの原因を作っているノミの正体です。
首回りと尻尾を念入りに探す
猫の舌が届きにくい首回りや尻尾を重点的に確認してみましょう。程よい温度感でノミも繁殖しやすく、猫も毛づくろいがしにくい場所なので集中していることが多いです。
また、運動不足で身体の柔軟性がなくなっている猫は、背中にも寄生しやすいので合わせて猫の体毛をかき分けて確認して見ましょう。
猫に付いたノミの取り方と駆除の方法

1匹見つけたら100匹はいると言われるほど、ノミはとても繁殖力が強い生物です。まるでゴキブリのようですね。まずはノミの取り方を覚えて、愛猫を守ってあげましょう。
ブラッシングをする
基本的な取り方が、ブラッシングをして取り除いてあげることです。おすすめは目の細かい専用のクシです。持っていない方は、これを機に購入しておけばこれからも役に立ちます。
まず、ブラッシングの前に水に中性洗剤を入れたものを用意しておきましょう。そして猫の毛を梳かしながら、クシにノミをひっかけるようにして取り除いていきます。取り除いた後は、必ずクシごと中性洗剤入りの水の中に入れてノミを始末しましょう。
注意点は、中性洗剤入りの水にブラシを付けたら、必ずキレイにふきあげること。猫の皮膚にも中性洗剤はよくありません。また、絶対にノミを手でつぶさないこと。不衛生なのはもちろん、ノミの卵があたりにブワッと飛び散ってしまいます。
もしも愛猫がブラッシングを嫌がるタイプの性格の場合は、こちらの記事を参考にしてみてください。
シャンプーをする
通常の猫専用のシャンプーではなく、薬用ノミ取りシャンプーというものが販売されています。ペットショップやホームセンターでも購入することができます。
まずは顔や頭に寄生しているノミをブラシで取り除いてあげて、猫の口の中に入るという事故を防ぐようにしましょう。ノミ取りシャンプーの使い方は、普通のペット用シャンプーと同じようにすれば大丈夫です。
目や耳、口などに入らないように気を付けて、頭から胴体、そしてしっぽに向かって洗っていきます。シャンプーの詳しいやり方はこちらにも紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
ノミの成虫、さなぎ、卵、糞、さらにはダニまで一緒に駆除していくことができます。駆除のためとはいっても、できるだけ刺激が少なく、猫の肌にもやさしいものをえらんであげるようにしましょう。
駆除薬を処方してもらう
動物病院で獣医さんに相談するとノミの駆除専用の薬を処方してもらうことができます。市販でも購入することができますが、薬なので専門医の方おすすめのものを使ったほうが安心できます。
飲み薬タイプや塗り薬、スプレー、粉状、スポット剤などいろいろ種類があります。身体に塗るタイプのものは使い方も簡単ですが、猫が舐めてしまう危険もあったり、猫によっては使うことができなかったりします。
ノミ取り首輪を使う
名前の通り、首輪タイプのノミ対策グッズです。ペットショップなどでも購入することができ、お手軽さがポイントです。
首回りのノミ対策にはおすすめですが、殺虫効果はあまり高いものではなく、首輪から発生するわずかなニオイに猫が嫌がったり、首輪を外したときにアレルギーのように腫れてしまうこともあります。
電子ノミ取りホイホイを使う
ノミは光に集まるという性質を持っています。それを利用して、効果的にノミを一か所におびき寄せ、粘着テープでくっつけて逃げられないようにする方法です。
ペットショップやホームセンターでも購入することができ、ゴキブリホイホイと使い方は同じなので、簡単に対策することができるのが特徴です。
もちろん、猫に寄生したすべてのノミがこれで取れるわけではないので、ブラッシングやシャンプーでの対策も一緒にしてあげる必要があります。
猫に寄生したノミの被害を最小限に抑える対策

先ほどもお伝えしたように、ノミを1匹見つけたら100匹は周りに存在していると言われるほど、強い生命力と繁殖力を持っています。ノミの被害を拡大させないためには、徹底的に掃除をすることが大切です。
普段は手を付けないところも掃除する
塵やホコリ、ゴミなど目に映るものはしっかりと掃除機で吸い取りましょう。何がノミで何がホコリなのかはしっかり観察しないとなかなか見分けがつきません。部屋中キレイにしておくことで、ノミの発生を防ぐことができます。
ポイントはカーペットやタンスの裏側など、普段は掃除しないところまで徹底的にやることです。小さな子供がいる家庭は、ぬいぐるみなども掃除の対象にしましょう。
殺虫剤を部屋にスプレーして、掃除機をかけるときはフィルターに洗剤液を付けるとより効果的です。またノミの活動が活発な5月~10月は、ノミ取り用の燻煙剤などを活用するのもおすすめです。
換毛期は念入りに掃除をする
猫には体毛が生え変わる換毛期という季節があります。春と秋がその時期で、いつも以上に抜けた毛が部屋中に飛び散ります。体毛にノミが絡まっていることが多いので、部屋中に散乱しないように、いつも以上に掃除が大切になります。
猫の布団やシーツはしっかり洗い、天日干しで清潔な状態にしましょう。ノミは小さな生物で見落としやすいので、しっかり洗って駆除することが大切になります。
また、暖房をよく使う部屋は、冬になってもノミが繁殖しやすい環境にあります。猫も一緒に生活している空間なら、忘れずに掃除をするようにしてくださいね。
粘着テープを活用する
掃除として便利なものが粘着テープですね。いわゆるコロコロです。猫の毛の掃除にも大活躍なので置いてある家庭も多いと思います。
家中をきれいに掃除したあとは、コロコロで最後の仕上げをします。どんなに飼い主さんがブラッシングで抜け毛を取り除いても、猫の毛が飛び散らなくなるということはありません。
最後の仕上げにコロコロをかけておけば、よりノミが発生しにくい部屋をつくることができます。猫の快適な生活空間のためにも、念入りに部屋の掃除をして、ノミが発生しない空間を作ることが大切です。
最後に
猫にノミが寄生していることに気が付いたら、早めに対策をして被害を最小限に抑えることが大切です。ノミの見つけ方はとっても簡単で、猫の体毛をかき分けて付着している黒い物体を見つけましょう。
取り方や駆除の方法はいろいろあるけど、ブラシやシャンプー、ノミ取りホイホイが主流です。ノミはとても不衛生な微生物なので、絶対に手で潰さずに、取り除いた後もしっかりと手洗いをしましょうね。
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