こんにちは、にゃんコロネです。
猫は1日のうちに10時間以上も寝て過ごすから、飼い主さんだといろんな寝相や寝姿を見ることができますよね。その中でもお腹を全開にしてくつろぐ、へそ天は人間味があふれていてとても人気が高い姿です。そしてこれは、猫が安心しているときに見ることができるというのが有名な話。
だけど、姿によってはふて腐れているように見えることもあるので、「何か気に入らないことがあるのかな…」「どうしてこんなおじさんみたいな性格になっちゃったんだろう…」と、いろいろ考えてしまいますよね。そこで、猫のへそ天に隠された本当の理由について紹介します。
猫のへそ天ってどんな姿?
まずは知らない人のために、猫のへそ天というのはどんな姿のことを言うのか紹介します。これはお腹を全開にして、だらけ切った姿のことです。おへそを天井に向けていることからこのような名前が付いています。私たちでいうと仰向けになって、完全に気を抜いているときの状態ですね。下の写真が猫のへそ天の姿です。きっと飼い主さんだったら、一度は見たことがありますよね。極楽気分がこっちにまで伝わってきませんか?

猫のへそ天に隠された本当の気持ち
いつもこの姿を見ているという人と、なかなか見ることができないという2つに分かれると思います。これは猫の気持ちや感情が現れた姿なので、飼い主さんによって違いが出るのは当たり前のこと。ではどんな時に見ることができるのかを紹介していきます。
安心してくつろいでいる
まずは猫の気持ちがとても穏やかで、この上ない安らぎを感じているときです。猫にとってお腹は急所なので、これを見せるということは警戒心をまったく持っておらず、飼い主さんや家の中を安心できる空間だと思ってくれている証拠です。ゴロンとうたた寝ができるくらいに居心地の良さや室内環境を気に入ってくれていて、快適だと思ってくれています。
部屋の中が暑いと感じている
お部屋の中が暑すぎるときにも見ることができます。とくに夏場に部屋の気温が上がり過ぎたときや冬場に暖房が強すぎて、室内温度が高くなり過ぎたときに、体温を逃がすためにお腹を上にしているんです。確かに猫のお腹は体毛が比較的少ないので、熱を逃がしやすそうですよね。
あまりに暑いと脱水症状になることもあるので、注意が必要でもあります。飼い主さんと猫との気温の感じ方は違うので、なるべく室内温度の保ち方には気を付けてあげましょうね。
遊びが楽しくて夢中になっている
猫と一緒に遊ぶことは、ぜひ毎日の日課にしたいところ。猫にとって大好きな飼い主さんとの遊びはそれほど大切なことなんです。このときは、猫も飼い主さんとのじゃれ合いに夢中になっていて、お腹を平気でさらけ出してくれるんです。猫じゃらしをしっかり両手で持ちながら、ラッコのようにすることってありますよね。
こんな風に、楽しい気持ちが前面に出ている時もへそ天を見ることができるんです。猫との遊びは1回15分くらいで大丈夫なので、可愛い姿を見るために、こちらの記事も参考にしてみてください。
メスが発情期を迎えている
猫には発情期と呼ばれる季節があります。不妊手術をしていないメス猫を飼っていると、いざ発情期を迎えたときに、フェロモンをまき散らすためにお腹を上にして、背中を床にこすりつけるようにクネクネした動きをすることがあるんです。何も安心しているときや暑いときだけにへそ天を見ることができるという訳じゃないんですね。
飼い主さんに甘えたい
飼い主さんのことをお母さんのように思っていて、甘えているときもこの姿を見ることができるんです。猫の信頼する気持ちの表れでもあるので、飼い主さんにとってこれほどうれしいことはないですよね。遊んで欲しいと思っていたり、もっとかまってほしいという愛情表現をへそ天という行為で伝えているんです。他にも猫の甘える姿はたくさんあるので、見逃さないようにしないといけないですね。
飼い主さんのことを信頼している
お腹を見せているということは、自分に何があっても飼い主さんが守ってくれるという絶対の信頼の表れです。一緒に暮らしているうちに、飼い主さんの人柄がしっかりと猫に伝わって、「自分にとって安心できる人」だと認識してくれているんです。これはすごく嬉しいですよね。一度壊れた絆を元通りにするにはとても時間がかかってしまいます。だから猫がお腹を見せてくれたときは、変ないたずらをして猫の期待を裏切らないように気を付けましょうね。
子猫は良くへそ天をする
大きくなった成猫より、まだ身体が小さな子猫のほうがたくさん見ることができます。子猫だとまだ危険を察知する能力が低く、警戒心が少ないからです。ストレスもなく遊びも大好き。お腹を見せることにまだ抵抗感が少ないんです。大きくなるにつれて、この時の気持ちも次第になくなるので、無邪気な子猫のときにたくさんスキンシップを取って信頼関係を作っておきましょう。すると大きくなってからもお腹を見せることへの抵抗感が少なくなりますよ。
猫がへそ天をしないのはなぜ?

猫がお腹を見せてくれるへそ天は、実はとっても貴重な姿でもあります。飼い主さんだから必ず見ることができる訳でもないし、もしかしたら愛猫が一生見せてくれない可能性だってあるんです。では、なぜやってくれないのかを紹介します。
信頼関係ができていない
猫は警戒心がとても強い動物なので、飼い主さんとの間に信頼がないとへそ天をしません。愛猫とのコミュニケーションが希薄だと、いつまでたっても心の距離が縮まっていかないんです。一緒にたくさん遊ぶ、喜ぶ場所を撫でてあげる、膝の上に乗せてあげる、抱っこしてあげるなど、段階を経てしっかりと猫とスキンシップを取っていきましょう。
お部屋の中に安心できるスペースがない
「自分の周りに危険が潜んでいるかもしれない」という緊張を抱えたままでは、猫の警戒心を解き放つのは至難の業。猫だけのお気に入りスペースを家の中に作ってあげることで、猫も安心感を覚えます。キャットタワーやベッドなど、程よく狭くて暗めのスペースを高い場所に作って愛猫にプレゼントしましょう。
そうすれば、猫にとって快適に過ごせる空間に大変身するので、へそ天もみやすくなります。猫のための部屋作りは、これからも長く一緒に暮らしていくうえですごく重要。他にも大きめのフカフカクッションなどでも、触り心地がとてもいいので猫も大喜びします。

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野良猫はへそ天をしないのは本当?
野良猫のような野性で暮らしている場合は常に危険と隣り合わせなので、お腹をさらけ出した姿をほとんど見かけません。外敵に襲われることも多いし、いつでも素早く身動きが取れるようにしておかないと生きていけないので、これは仕方がないことでもあります。だけど、野良猫が暮らす地域の方々にとてもよくしてもらったり、気持ちを考えて接してくれるやさしい人には猫も信頼をおいてくれるこがあります。
だから野良猫だからへそ天をしないということはありません。大切なのは猫と人との信頼関係だということがよく分かりますよね。あとは猫の性格次第です。人懐っこい子もいれば、常に緊張感をもって暮らしている子もいます。穏やかな性格であればあるほど野良で暮らしていても甘えてくるので、へそ天を見せてくれることもありますよ。
最後に
猫がお腹を見せてくれるのは、飼い主さんと暮らしていて安心できるという最高のリラックスモードでもあります。見た目はだらしなくって人間味があふれているけど、とても喜ばしいことなんです。子猫ほどこの姿をたくさん見れるので、たくさんスキンシップをしていけば成猫になってからでもよく見かけるように育ちます。また、猫のことを考えた部屋作りもへそ天を見るためにすごく大切なポイント。安心してくつろげる空間を作ってあげて、お互いが快適に過ごせるようにしていきましょう。
- 愛猫の体臭でお部屋の臭いが気になる…
- 排泄物の臭いが部屋の中に充満…
- 発情期のスプレー行為で悪臭だらけ…
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