こんにちは、にゃんコロネです。
猫の毎日のご飯は、健康をつくるための大切な時間。私たちがよく食べる人参は、大切な栄養も豊富だし、身体のためにも欠かすことができない食材だよね。けど、気になるのは猫に食べさせても大丈夫なのかどうか。
身近な食材だからこそ気になる疑問を解消したいと思います。猫に食べさせてもいいのか、どんな効果が猫に期待できるのか、飼い主さんのお役に立てるように紹介していきます。
人参を猫に食べさせても大丈夫?
まず気になるところが、猫に食べさせてもいいのかどうか。人間の食べ物だから、疑問に思うことだと思います。
結論から言うと、猫も人参を食べることができるので問題はありません。ただ、ご存知の通り生の状態だと人参って固いですよね?だから食べさせるときには、一度茹でて猫でも食べられるようにしてあげないといけません。
生のままだと、消化しきれずに体調を崩してしまったり、腸内にそのまま詰まることもあって危険な場合もあります。食材が余ってしまって、キャットフードにトッピングしてあげたいときなどは、注意するようにしましょうね。
猫が人参から摂取できる栄養素
人参は身近な食材なので、ご存知の方も多いかもしれませんが、どんな栄養素が含まれているのかを紹介します。すでに知っているという方も、おさらいだと思ってお付き合いくださいね。
βカロテン(ビタミンA)
数ある緑黄色野菜の中でも、人参にはβカロテンがたくさん含まれています。100gあたり約8,600㎍も入っていて、ほうれん草やカボチャなどの有名な野菜と比べても2倍以上も含有量があるんです。
猫の場合は体内でビタミンAに変換する力はないですが、βカロテン自体がとてもメリットがある栄養素なんです。ちなみに皮の方にたくさん入っていますよ。
カリウム
カリウムはミネラルの一種で、100g当たり540mg含まれています。ただ、猫が食べられるように茹でてしまうと、そのほとんどが流れ出てしまうので、食べさせ方にはひと工夫が必要な栄養素です。
食物繊維
ニンジンは野菜なのでもちろん食物繊維をたっぷりと摂取することができるんです。100gあたり2.8g含まれています。猫にとって食物繊維は整腸作用に効果的で、自分から植物を食べる習性もあるほどです。
ビタミンE
猫にとって過剰に摂取ると危険だと言われている栄養素(1日に100mg以上の摂取)ですが、適量であればとても身体にいい栄養分です。通常であればこんなに摂取することがないし、100g当たり0.4g程度の含有量なので、ぜひ食べさせてあげたいです。
人参が猫に与える、いい効能とは
人参ってすごく身近な野菜だけど、肉食動物である猫にとってもいい効能を発揮してくれるんです。先ほど紹介した栄養素が、どんなふうに役に立つのかを紹介します。
βカロテンの高い抗酸化力
βカロテンには高い抗酸化力があるので、皮膚や身体の粘膜を若々しく保つためにアンチエイジング作用が期待できます。猫は成長がすごく早いので、年齢を重ねても若さを保っていられるのってすごく嬉しくないですか?
その他にも免疫力を高める作用があるので、ガンや生活習慣病の予防にも効果的です。身体がデリケートで疾病を患いやすい猫にとって、健康な生活を送らせてあげることができるんです。
βカロテンのすごいところは、まだまだありますよ!愛猫がメスの場合は、性ホルモン(エストロゲンやプロゲステロン)の生成を促す効果があるんです。子猫を産ませてあげたいと考えている飼い主さんには、是非とも摂取させたい栄養素がβカロテンなんです。
カリウムの高血圧を予防する力
カリウムは、体内のナトリウム(塩分)を排泄させる作用に優れています。なので高血圧を予防することができるんです。猫の場合だと、高血圧を放っておくと次のような症状が見られます。
- 網膜剥離になりやすく、反射神経や運動能力が落ちる
- 筋力が低下するので、遊んでくれなくなる
- 腸閉塞になりやすく、食欲不振や嘔吐の原因になる
また、猫は人間の食べ物をつまみ食いしてしまいますよね?困っている飼い主さんもいるのではないでしょうか。人間の食べ物は猫にとって塩分が強すぎて、命を落としてしまうくらい危険なものもあります。
もちろん食べさせないことが一番ですが、そんな時でも人参が持つカリウムは血圧を正常に保つ働きが期待できるので、命の危険から守ってあげられる可能性も高くなるんです。
食物繊維の整腸作用
猫を飼っている方だったら経験があると思います。意外と下痢や軟便、便秘に悩まされる動物なんですよね。だから腸の働きを整えてあげることはすごく大切なことなんです。人参には食物繊維が入っているので、毎日のスッキリをしっかりサポートする役目もあります。
また、換毛期と呼ばれる体毛が生え変わる時期は、毛玉を吐くという機会も増えますよね?そんな時でも腸内環境を整えてあげれば、苦しませずに便として体外に排出しやすくなるのでおすすめです。
ビタミンEは猫が妊娠中にも効果的
βカロテンと同じく、老化防止の効果や性ホルモンの生成を促す効果があるんです。注目すべきなのは、猫は自分でビタミンEを生成することができないということ。だから人参から取ることができるビタミンEは、すごく貴重な栄養です。
猫にとっての老化防止は、毛並みをキレイに保つことでもあります。だから自慢の愛猫をフワフワ、フサフサの触って気持ちいい体毛を維持することができるのも人参のいいところ。
それに、猫の妊娠期にはビタミンEを身体が欲するので、補給してあげるという意味でも人参はおすすめなんです。
猫に人参を食べさせるときの注意点
肉食動物の猫にとっても、人参ってすごくいいところばかりですよね。だけど人間の食べ物であることに変わりはないので、食べさせるときは次に紹介することを気を付けてくださいね。
茹でて食べやすいようにする
生のままだとどうしても固いので、消化に苦しむことになります。それに腸内に詰まって腸閉塞という病気を引き起こす可能性があるので、必ず茹でたりすりおろして、食べやすいように工夫をしましょう。
個人的なおすすめは、すりおろしてキャットフードに混ぜるやり方です。茹でるとなくなってしまう栄養もあるので、人参の栄養分を残さず摂取するには、すりおろす方が効果的です。
人参の皮も食べさせる
ご家庭で人参を調理するときは、ピーラーや包丁で皮むきをすることが多いですよね?だけど本当に栄養があるのは「皮」のほうなんです。せっかく食べさせるのなら、豊富な栄養を補給させてあげたいですよね。
先ほども紹介しましたが、βカロテンは皮の方にたくさん含まれていますよ!
ビタミンA目的では意味がない
これも先ほど紹介した内容とかぶってしまうのですが、大切なことなのでもう1回。猫はβカロテンをビタミンAに変換する力を持っていません。だから、人間のようにビタミンAが持つ効果は期待できないんです。
あくまで、βカロテンが持つ効能だということに気を付けてくださいね。
食べさせすぎには気を付けよう
いいところばかりのニンジンですが、食べさせすぎには気を付けてくださいね。あくまで猫は肉食動物です。食事の中でメインに摂取しなければいけないのは「たんぱく質」です。
主食にするものを間違えないようにしないと、順調に成長してくれなかったり寿命を縮めることにもなります。本来の猫の食事の大切さはしっかりと頭に入れておきましょうね。
人参が原料に使われているキャットフード
毎日のご飯にニンジンをプラスしてあげるのは、健康にもいいしおすすめです。だけどすでにキャットフードの原料に人参が入っていれば、手間もかからないから時間の節約になります。
シンプリーキャットフード
有名なプレミアムキャットフードの1つで、猫の健康を第一に考えられていることから、愛猫家の飼い主さんに人気の商品。サーモンやニシンなどの魚から取れるたんぱく質を中心として、人参も健康維持のために原料に使われています。
全世界で販売されているので累計販売数が100万袋を超えている超人気のキャットフードです。猫にとって身体に悪影響を与えるものを一切使わない、無添加であることもおすすめポイントです。
最後に
肉食動物だから、猫に「人参のような野菜は必要ないんじゃない?」と思われがちだけど、それは大きな勘違い!キャットフードからだけでは摂ることができないものは、ちゃんと補ってあげたほうが猫も大喜び。
愛猫のフサフサ、フワフワのもっとかわいい姿も見れて飼い主さんも大満足!ただ、食べさせ方には工夫が必要だから、そこだけ気を付けてあげましょうね。
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