こんにちは、にゃんコロネです。
かわいい猫のためにキャットフードを手作りしてあげたいと思う飼い主もいるよね。材料は何がいいかなとか、作り方はどうしたらいいかなとか、考えている時間はなんだか楽しいものだよね。
手作りキャットフードに向いた猫
本当は猫のご飯は手作りでなくても市販のキャットフードでいいんです。必要な栄養分をしっかり確保できるように作られているし、味の好みもしっかりと考えられています。だけど手作りしてあげたほうがいい子もいるんです。
太り気味の場合
ダイエットが必要なほどふくよかに育っている場合には、手作りしてあげたほうが良いときがあります。市販のキャットフードは普通2~3時間で消化されるのに対し、生の肉や魚は6~8時間ほどかかります。
つまり腹持ちがいいんです。食事制限が必要なくらいに太ってしまったときには飼い主の愛情たっぷりのキャットフードを作ってあげるのがおすすめです。
アレルギーを持っている場合
アレルギーを持っている場合は市販のものだと、ピンポイントでその食材だけが含まれていないものを探すのは手間がかかりますよね。
また消化器疾患を持っていて、食後にすぐに吐いてしまう猫の場合にも消化にいいものを作ってあげれれば、食事の時間を楽しみに待ってくれるようになります。
病気を抱えているとき
病気を抱えているときには獣医師の判断が必要になることが多いですが、必要な栄養分をしっかりとれるように作ってあげたほうがいいときがあります。また、高齢になってくると運動量も激減するので、食べ物には気を使わないといけませんよね。
手作りに使える食材
せっかく作っても食いつきが悪かったら少しショックを受けてしまいますよね。ちゃんと好んで食べるものを食材に選んであげることが大切になります。
動物性たんぱく質
食事に入れる割合は85%程度です。
牛肉、鶏肉、羊肉、豚肉、鹿肉、カレイ、ヒラメ、タラ、レバー、ハツ、砂肝、かつお節、マグロ、砂肝、卵黄など
脂質
食事に入れる割合はおよそ10%です。
オリーブオイル、肉の脂身、鶏皮など
赤い野菜
カロチンという栄養素が多く含まれていて、老化防止やがん予防にも役立つ食材なんです。
柿、ニンジン、かぼちゃ、サツマイモ、赤ピーマンなど
白い野菜
繊維質が豊富に含まれていて、毛玉の排出にも一役買ってくれます。腸の働きをサポートするので、肥満気味の猫にはおすすめです。
レンコン、大根、カリフラワー、かぶ、バナナなど
緑の野菜
ビタミン類が豊富な食材です。特にビタミンCは猫にも必要な栄養分ですが与え過ぎは禁物なので少量混ぜてあげるようにしてくださいね。
小松菜、ブロッコリー、きゅうり、ほうれん草、キャベツなど
野菜については、食事量の5%~15%に抑えるようにしましょう。あくまで主体は動物性たんぱく質である肉や魚になります。ベジタリアンな動物ではないので、気をつけましょうね。
愛情たっぷりのご飯は、その気持ちが猫にとってはうれしいもの。だけど食べさせていいものといけないものがあるので、危険なものを食べさせないように飼い主は気を付けてあげてくださいね。
猫に危険な食材はこちらにまとめているので、ご存じない方は必ず知っておくようにしてくださいね。
手作りキャットフードの作り方
まずは基本的なものを覚えておきましょう。これを応用していけばいろんなメニューに挑戦していけますよ。猫もご飯の時間を楽しみに待ってくれるようになるといいですよね。味付けは一切必要ありませんので、塩分や糖分が高いものは控えるようにしてくださいね。
サケとしらすの雑炊
<材料>
生サケ1/2切
ご飯大さじ2杯
しらす大さじ1杯
かつお節小さじ1杯
<作り方>
- 生サケを電子レンジで温めたあと、十分にほぐします
- しらすを熱湯に入れて塩抜きをします
- サケ、しらす、ご飯に水を加えて3分程度過熱します。
- 十分に冷ます
- かつお節をふりかける
ポイントはサケやしらすの塩分を抜いてあげることです。塩気が強いものは身体に負担が大きいんです。人間にはちょうどいいものでも、猫にとっては塩気が強いので注意しましょう。
鶏レバーとささみのご飯
<材料>
鶏レバー20g
ささみ1本
ゆで卵の卵黄1個
ご飯大さじ2杯
<作り方>
- 鶏レバーとささみを猫の1口大の大きさにカット
- ご飯と、鶏レバー、ささみをよくかき混ぜる
- ゆで卵の卵黄をざく切りにする
- 2に3をふりかけてトッピング
注意点はたまごの卵白は使わないことです。しっかりと過熱してあれば大丈夫ですが、身体によくない栄養分が含まれているので気を付けるようにしてくださいね。また、卵黄にもアレルギーを持っている場合があるので、最初は少量から試してみるのがおすすめです。
トッピングで餌に変化を与える
いつもいつも同じものばかりじゃなくて、たまにはごちそう気分も楽しませてあげたいときには、トッピングで変化をつけるのがおすすめです。鶏のささみ、おかか、塩分が入っていないチーズ、白身魚のお刺身などが最適です。
手作りご飯にするときには根気強く
ウェットタイプの餌をあげていた場合には比較的早く切り替えることができますが、ドライタイプのものを食べさせていた場合には少し根気が必要になります。
これまでの食事と食感が全く違うものになるので、戸惑いを隠せなくなるんです。毎日を手作りにするのではなく、いつもの餌に少しずつ手作りを混ぜて、徐々に慣れさせていくことが大切ですよ。
熱いまま食べさせない
「猫舌」という言葉を聞いたことがあると思います。猫の舌の表面はザラザラしていて特に感度が高くなっています。そもそも熱いものを食べる習慣がないので、食いつきません。
自然界でも40度を超える餌を食べるという機会はまずないので、冷ましてから食卓に出してあげる必要があるんです。
最後に
キャットフードを手作りで。飼い主の愛情がダイレクトに猫にも伝わっていいですよね。私も飼っていた時は、頑張って作ってあげればよかったなって今になって思うよ。
作り方も簡単だし、材料も気をつければしっかりと栄養満点のものを食べさせてあげられるんだ。ただ気を付けたほうがいい注意点もあるから、そこだけはちゃんと気を付けてあげてね。
- 愛猫の体臭でお部屋の臭いが気になる…
- 排泄物の臭いが部屋の中に充満…
- 発情期のスプレー行為で悪臭だらけ…
猫が舐めても安心安全な瞬間消臭スプレー「カンファペット」は、東京都から表彰を受けた特殊な技術で作られています。
猫にも人にも使えて、さらに除菌効果まで。食品の衛生管理にも使われる高い消臭力と安全性があるから、お部屋の中をずっと快適な空気に保てます。